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2018年8月 Archive

"体験"がヒントに

 「自分たちが使ってみてどうかが重要」。通販事業で寝具を扱う担当者はこう話す。自社商品を購入し素材の感触や寝心地を自らチェックするのだという。

 寝具は買い替え時期が数年後と消費サイクルが長い。価格やスペックで比較されやすい課題もある。このため、顧客の育成には、他の商品との違いの実感が重要だと指摘する。

 自社商品を自ら購入して商品開発に活かすケースは多いが、近年、その重要性が増している気がする。というのも、"顧客体験"や"コト消費"が注目されるようになったためだ。

 一方で商品訴求は、いまだにコピーや機能性、価格で行われがち。自ら体験することで、見えるヒントがあるのかもしれない。

ツイッターの名物キャラが文学賞

 先日、ネットニュースを見ていたところ「カタログ通販会社に勤める40歳が、松本清張賞を受賞するまで」という見出しの記事が目に留まった。今年の同賞受賞作である『天地に燦たり』という歴史小説の著者である川越宗一氏が、カタログ通販会社に勤務しているということであった。

 こうなると、どんな経歴の人なのかが気になるのが人情。グーグルで検索したところ、出てきたのが「SSプランニング」という会社のページ。代表はニッセンホールディングスの元社長である佐村信哉氏。佐村氏のつづるブログが検索結果として出てきたのだ。

 7月30日付の「未来の大先生」という川越氏の受賞に触れた記事によると、川越氏はニッセンの現社員であり、「確か初めはパートとして入ってきた」(佐村氏)。佐村氏によれば「はっきり言って『仕事には向かないなあ。』と言う印象」だったとか。

 それが変わったのが「ニッセンのスミス」という名前でキャラクターを演じ、情報発信をする担当になってから。ユーザーからの人気を集めたことが評価され、面接を経て社員に登用されたのだという。

 スミスさんはニッセン公式ツイッターの人気キャラクターとして有名だけに驚いた。当然、私的な話だけに受賞をアピールしていることはないが、氏の軽妙なツイートにはいつも楽しませてもらっているだけに、この場を借りて祝意を表したい。

見当違いの要請

 食の安全・監視市民委員会という消費者団体が健食を販売する3社と東京都、消費者庁に申し入れした。表示が薬機法などに違反するという。

 ただ、健食と機能性表示食品を勘違いするなど一部指摘は当を得ず、見当違いの行政担当部署に要請している。確認すればすぐに分かる程度の話。それでいて、8月末までに回答を求め、その内容を公開すると一方的に通達している。他の業務を差し置いて振り回される企業、行政はたまったものではない。

 消費者団体の権限強化も進み、健食監視の目は増えた。ただ、不見識が露呈しては信用を失う。手弁当で活動する姿勢は立派だが、何でも消費者目線を建前に騒ぎ立て、公開すればよいものでもない。


"猛暑特需"の戦い

 記録的な猛暑が続く中、関連商品の販売が好調だ。「楽天市場」では熱中症対策グッズ全体の売上げが前年同期比で約3・7倍となり、「Qoo10」でも7月の炭酸飲料流通額が前年同月比で約5割増となっている。

 猛暑で夏物商品が売れるのは毎年のことだが、ここまでの状況を予測していた人は少なかっただろう。一部の飲食品ではメーカーの生産が追い付かずに品薄となり、売り逃しが生じているところもあるという。

 今年の猛暑の予想は夏前から出ており、実際にそれに備えて行動できたところが勝ち組となっている。今のところお盆以降も気温が下がらない日が続く予想だ。"猛暑特需"を巡る戦いは今後もまだ目が離せないだろう。

靴屋の株価は?

 スタートトゥデイがPB「ゾゾ」で靴と女性用下着の開発を始めるという。同社のPBはTシャツとデニムパンツからスタートし、7月にはビジネススーツとドレスシャツなどを追加している。スーツの投入は以前から前澤社長が発信していたが、実際に販売を始めた当日は大手紳士服チェーンの株価が軒並み下落するなど有店舗各社にも影響が及んだ。

 靴や下着(ブラジャー)はファッションカテゴリーでもとくに最適サイズを見つけるのが難しいため、PBのラインアップに加えることができれば大きな武器になる。また、現行のマーカー読み取り式ゾゾスーツでは靴や下着に対応できないだけに、同社の技術革新への挑戦に注目が集まりそうだ。

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