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2018年6月 Archive

新元号への準備

 新天皇の即位に伴い、来年5月から新元号へと切り替わる。各報道によると新元号の発表は改元1カ月前と見込まれており、その準備期間の短さに経済界からは不満の声が上がっているという。実際に取材先でも「あらゆる媒体で切り替えなくてはいけないのにギリギリ過ぎる」、「いっそのこと西暦で統一した方が良いのでは」との意見が聞かれた。

 その一方で、改元は大きな商機でもある。メーリング業界では帳票類や販促物などを新元号で刷り直す法人需要を見込んでおり、営業活動を活発化させているという。

 準備期間の短さという不安は残るものの、時代の節目に訪れる需要期を抜け目なく捉える姿勢はとても重要なことだ。

再来店のチャネル

 都内にある百貨店の紳士服売り場には平日の昼間、昼食後のビジネスマンがスーツを試着しに来るという。その場では買わず、財布の紐を握っている奥さんを連れて休日に再来店するケースが多く、紳士服売り場では「平日の接客をおろそかにするな」が共通認識だという。

 さまざまな商品カテゴリーでショールーミング化が進む中、スーツであっても今後は再来店のチャネルが休日の店頭から通販サイトに移っていくことも予想できるだけに、店頭商材を自社ECでも買えるようにするのはもちろんのこと、EC利用者でも店頭での採寸やお直しサービスが利用できるなど、人が介在する店頭小売ならではの強みをECにも反映させたいところだ。

箱だけバブってる

 「過剰包装を何とかしたい」。某アパレルECの責任者はこう漏らす。「消費者のエコ意識は高くなっている。梱包の箱だけいまだにバブルなのはいかがなものか」というわけだ。

 スーパーのレジに「レジ袋いりません」と書かれた札が用意してあるのは、すでに見慣れた光景だ。買い物にエコバッグを持参する人も珍しくない。

 同様のアプローチが通販サイトでできないかという発想だ。例えばカート画面上で、「通常包装」と「簡易包装」を選択できれば面白いかもしれない。

 エコを企業姿勢として打ち出せばブランディングにもつながる。おまけに梱包資材のコストは下がり、開封時のゴミも減る。理解を示す消費者、意外に多いのではないか。

郵便含め質向上を

 日本郵便が中期経営計画で2020年度に宅配便「ゆうパック」の取扱個数10億個以上という目標を掲げた。17年度の実績を2億個上乗せする。

 ヤマト運輸が働き方改革に向け荷受量を抑制する総量規制に昨年、今年と取り組む中、日本郵便へ宅配便を依頼するネット販売企業が増加。17年度に前年度比25%程度増となった日本郵便は、10億突破というのも達成できるだろう。

 一方で宅配便増加から、郵便などのサービス低下が懸念される。法人の郵便物の集荷を6月一杯で取りやめるという。現状、主力業務である郵便のサービルレベルを低下させるのは、一層の郵便離れを引き起こす。通販企業では郵便の利用も依然多いだけに残念だ。

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