Home > Archives > 2017年6月 Archive

2017年6月 Archive

シニア層との接点

所有することを重視する「モノ消費」ではなく、趣味や体験型のサービスなどにお金を使う「コト消費」が注目されるようになって久しい。旅先では外国人に負けず劣らず元気なお年寄りの姿も目立つ。

 最近ではクルーズ旅行がブームのようで、昨年、オットージャパンが創立30周年を記念して豪華客船の旅に10組20人を招待するキャンペーンを実施したところ、2万人弱の応募があったという。

 通販実施企業として、外出する機会が減った高齢者や買い物難民に商品を届けることは社会的役割としてもちろん大事だが、コト消費に積極的なアクティブシニア層は顧客生涯価値やくちコミ効果の観点からも、しっかりとり込みたいところだ。

信頼関係が不可欠

 「ヤマトへの依存が高いが今後の対応は」、「送料などの課題をどう改善するか」。オイシックスの株主総会で、個人株主から配送に関する質問が目立った。

 配送は事業者にとって重要な経営課題。昨今、配送料金値上げの問題が大きく取り上げられ、関心が低かった消費者も重要視する。

 ある通販会社のトップは「顧客と事業者、顧客と配送員の信頼関係を構築できれば配送コストは下がる」と指摘する。再配達や強引な要望が減り、配送員の労働環境の改善になるという。

 顧客の手元に商品がスムーズに届けば満足度が高まり、委託元の通販事業者へのロイヤリティ向上も期待できる。配送の課題解決には3者の信頼関係が欠かせないようだ。

アマゾンがヤバイ

 米国で毎年この時期に世界最大のネットショップの展示会「IRCE」が開催される。今年も6月上旬にシカゴであったのだが、参加したECコンサルタントによると、「アマゾンがヤバイ」という。

 「ヤバイ」の根拠に挙げたのがこんな数字。「2016年における米国EC売上高の40%をアマゾンが占めている」「米国世帯の49%がプライム会員」「買い物の検索でアマゾンはグーグルの3倍利用されている」などなど。

 その影で閉店する実店舗は増え、オムニチャネル化を進めた大手小売りのECは伸び悩んでいる。この潮流は他人事ではない。アマゾンに頼って商品を供給するのか、それとも戦うのか。日本でもこうした見極めが必要になりそうだ。

普段使いの提案を

 切り花や鉢物などが主力の「花き」業界。近年はネットで花を注文する消費者が増えてきているものの、若者を中心に花を贈る習慣が減っていることもあり、花き業界全体の市場は縮小している。

 何年か前にはサントリーホールディングスが青いバラの商品化に成功して話題となったり、バレンタインデーに男性から女性に花を贈る「フラワーバレンタイン」を業界団体が仕掛けているものの、需要を押し上げるまでには至っていない。

 仏壇や床の間といった花を生ける場所自体が少なくなるなど逆風は吹いているが、ストレス社会に花の持つ癒しを求める人は少なくないはずで、イベントではなく日常的に花を楽しめるような提案があっても良さそうだ。

Index of all entries

Home > Archives > 2017年6月 Archive

Search
Feeds

Return to page top