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フルフィルメント Archive

ヤフーの仮想モール 有力出店者を〝えこひいき〟、決済手数料減額など特典を付与

 ヤフーは運営する仮想モール「ヤフーショッピング」で来春をめどに有力出店者に限定して、決済手数料の減額や広告原資の提供、販促に役立つ情報の提供など様々な特典を付与するコミュニティー制度「Yahoo!ショッピングアワードクラブ」を開始する。高い販売力を持った優良出店者を優遇し、仮想モールの流通総額拡大を推進したい狙い。「(優良店舗を)"えこひいき"して、(他の仮想モールでなく)『ヤフーショッピング』に注力頂きたい」(ショッピングカンパニー・畑中基営業本部長)としている。

 「Yahoo!ショッピングアワードクラブ」は「ヤフーショッピング」に出店する出店者の中で優れた店舗を表彰する「ベストストアアワード」および各地域で優れた出店者を表彰する「エリアアワード」の受賞者や例えば大手有店舗小売業者など一定の基準を満たした優良出店者のみを対象とした招待制のコミュニティとなる。

 参加店舗には様々な特典を付与する。例えば、ベストストアアワード受賞者などには決済手数料を減額したり、「ヤフーショッピング」内で表示される様々な広告商品の広告原資の一部を提供する。また、他の出店者には開示していない限定情報の提供なども行う。エリアアワードの受賞店舗にも、会員限定イベントへの招待などを行う。「(決済手数料の減額幅や広告原資をどの程度、提供するかなど)特典内容の詳細は現在、詰めている。こうした特典のほか、「現在、様々なアイデア出しを行い出店者に喜んでいただけるようなイベントも行いたい」(畑中本部長)としている。

 「Yahoo!ショッピングアワードクラブ」を発足する狙いについては「アワードを受賞しているストアは(「ヤフーショッピング」の)全体の流通の多くを占めているすばらしい出店者だ。そうしたストアに対して特典を含めて"えこひいき"して、これまで以上にコミュニケーションを強めて(他の仮想モールでなく)より『ヤフーショッピング』での販売に注力頂きたい」(畑中本部長)としており、「Yahoo!ショッピングアワードクラブ」による特典の付与で販売力が高い有力出店者の「ヤフーショッピング」での"やる気"を喚起して、流通総額拡大につなげたい考え。


ポンパレモール 広告活用のカギ㊥ メルマガ制作を代行、HTMLに変えて訴求力向上

7-2.jpg 前号に引き続き、リクルートライフスタイルが運営する仮想モール「ポンパレモール」における広告活用について、今回は出店者が配信しているメルマガ広告の内容をクリエイティブ面から大きく見直して売り上げ拡大につなげた事例を見てみる。

                    ◇

 メルマガ広告では高額商品である自動車販売ジャンルの出店者で成功事例が見られている。同店舗では昨年度からメルマガ広告を行っており、以前までテキスト形式のメルマガで配信していたものを、制作に関してはすべてリクルートが代行する形で今年5月中旬からHTML形式のメルマガに変更した(画像)。メルマガの体裁を大きく変えたことで結果的に訴求力が高まり、5月だけでの売上高は前年同月比で682%増、前月比でも163%増と大幅に伸ばすことができたという。

 同店舗の場合、車をリース販売で取り扱っており、この「リース販売」についての説明を中心にメルマガの内容を構成したことが大きな反響につながったようだ。一般的には馴染みが薄いとされるリースについて、その契約形態やどういった形での支払い方法になるか、月々にどの程度の支払い額であればどの車に乗れるのかということを、HTMLにして画像や図表で視覚的に表現。テキストだけでの説明よりも、サービス内容がより明瞭になったことで顧客が迷うことがなくなり、売り上げアップにつながっていったという。

 もともと同店舗がテキストメルマガを使っていた理由としても、写真や図解を使って表現するような制作に関するリソースを自社で持っていないことが背景にあった。そのため、編集のプロを多数抱えているリクルート側ですべての制作工程を請け負うという内容で打診して始まった。結果的に、価格帯で見ると100万円前後の軽自動車から700万円程度の高級車まで幅広く販売することができ、広告クリエイティブの変化を目に見える成果につなげることができた。

 また、特に高額商品の販売に関してはポイント還元も大きく後押しした。ポンパレモールでは通常でも3%のポイント還元があり、例えば120万円の車を購入すれば3万6000円分のポイントが付与されて、それをまた別の商品購入時に使えることができるようになっている。大型商戦期などでのポイント還元のメリットの高さが、高額商品をネットで購入するハードルを下げることに寄与したとも分析している。

 「そもそもネットで車を売り買いできることがあまり知られていなかったようだ。そのため同店舗でもこれまではリースのことをよく承知しているような顧客が中心となっていた」(同社)と説明。現在では新しいメルマガでのPR効果もあって購入層が拡大。今後も同店舗ではHTMLメルマガを使った訴求を続けていく方針だという。

 まだ、テスト運用の段階ということもあって、今回の詳細な広告コストなどは明示していないが、基本的にはメルマガ広告の通常の配信費用と合わせて、メルマガ広告原稿の制作費をプラスするという内容になっている。(つづく)


ポンパレモール 広告活用のカギ㊤ リクルートライフスタイルが「じゃらんゴルフ」と連携、ゴルフ場で商品サンプルを配布

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 リクルートライフスタイルは運営する仮想モール「ポンパレモール」で、リクルートグループ内の他のサービスと連携したリアルでの販促イベントや独自のメルマガ作成、出店者同士の商品を掛け合わせたコラボレーション販促企画などを展開して、様々な媒体力とブランドとの相乗効果による集客アップを図っている。

 同モールでは昨年夏より「テスト運用」という形で出店者向けの広告サービスを開始。バナーやメルマガといった定番の広告形態だけでなく、リクルートグループの資産を活かした販促企画で集客を図っている。これまでに成果を上げた事例の一つとしては、ヘアケア商品を取り扱うアンファーのシャンプー「スカルプD」に関するリアルでのサンプリングを行った取り組みがある。

 これはアンファーと、リクルートグループが手がけるゴルフ場予約・検索サービスの「じゃらんゴルフ」とそのクライアントに当たるゴルフ場との3社がコラボレーションして展開したもの。

 具体的には、じゃらんゴルフのサイトで対象のゴルフ場を予約することでシャンプーやアイライナーといったスカルプDの限定セット(サンプリング)がもらえるというプランを用意。じゃらんゴルフ側のサイトからランディングページ(LP)へのリンクを設置し、じゃらんゴルフユーザーに対してもメールを配信すると同時に、アンファーのポンパレモール店舗においても「割引クーポン」や「無料プレゼント企画」といった販促を仕掛けていった(表参照)。

 LPの掲載期間は6月21日~7月10日で、ゴルフ場でのサンプリング期間は6月25日~7月2日。期間中は1000個以上のサンプルを配布でき、商品のPRにつなげることができたという。

 元々、同商品についてはテレビCMはじめとした数々の露出で高い知名度があった。この企画は、「商品認知」の先にある「購入」に行き着くための施策として実施。じゃらんゴルフの顧客層自体も男性が多くて年齢層が比較的高めであったため、アンファーが求める同商品のターゲット層とマッチングすることも開始の背景にあった。

 「知ってはいるが、まだ使ったことがない人にリアルのタッチポイントから訴求。実際に使用することで良さを感じてもらいモールで購入するという流れができていく」(同社)とし、ウェブだけでなく、リアルの消費者も取り込んでいくことにつなげていったようだ。

 この広告プランに関する詳細な費用の内訳などは非公開だが、まずはLPの制作費などがかかるもよう。「この企画で当社の売り上げを伸ばす目的ではなく、ポンパレ独自の訴求で出店者の売り上げに貢献することが狙い。必要経費を頂いた上でそれぞれ金額設定している」(同)とした。(つづく

ヤマトHD 関西WGを開所、東名阪の多頻度輸送実施

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 ヤマトホールディングスは10月5日、大阪・茨木市に総合物流ターミナル「関西ゲートウェイ(GW)」を開所した。宅急便のスピーディーな仕分け拠点機能と物流工程で行う付加価値機能とを合わせた物流施設。最新のマテハン機器の導入により従来に比べ20%強の人員をセーブし、労働人口の減少と荷物の増加へ対応。関西GW開所により2013年と16年にそれぞれ開設した厚木GWと中部GWとの間で行う主要都市間の多頻度輸送体制が整った。本格稼働は11月1日を予定する。

 関西GWは敷地面積が約6万4000平方メートル、6階建てで延床面積が約9万100平方メートル。大和ハウス工業がパナソニックの工場跡地に建設した物流施設を借りた開所した。1階、中2階、2階は通常の宅急便の仕分けスペースで、3階がクール宅急便用のフロア。4階以降が付加価値機能(メンテナンスや洗浄、クロスマージ、修理、オンデマンド印刷)のフロアとなる。ヤマト側の投資額は約60億円。ヤマト運輸はじめヤマトロジスティクス、ヤマトフィナンシャルなどグループ11社が入居する。

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 1階は着車バースに着いた荷物入りのロールボックスパレットを仕分けエリアへ送るための前詰め搬送機を導入。重いパレットの前詰めを手作業でなく機械化し、省人化と安全性確保している。

 荷物の1階から中2階、2階へ移動は「クロスベルトソータ」が配送先エリア別に仕分け。配送先は荷物に貼付する数字やバーコードをスキャナーが読み取り自動認識する。クロスベルトソータは長方形型の板(セル)ひとつに1個の荷物を載せ、空いているセルへ自動的に移していく。クロスベルトソータは全長900メートルで、1時間当たり4万8000個の荷物を処理する。この処理数は羽田クロノゲートとほぼ同じで、厚木GW、中部GWと比べると1・4倍の規模という。

 クール便スペースの3階は、温度を一定に保つコールドBOXの移動用にパナソニックがヤマト向けに開発した無人搬送機を4台導入。同機で効率化と安全性確保のための実証実験を行う。

 仕分け、付加価値機能の各階の荷物の移動はスパイラルコンベアで移動する。

 厚木GW、中部GWとの間の幹線輸送は、これまでの夕方までに集荷した荷物を夜間から運ぶ体制から、昼夜を問わず多頻度で実施。宅急便の荷物は50%が東名阪エリアのもので、これらのエリア間を往復する多頻度幹線輸送により、将来的に当日配送の提供につなげていく。また厚木GWから関西GWへの幹線輸送では、中部GWを介在させる中継輸送が可能になり、中部GWでドライバーが交代することで、長距離ドライバーの負担軽減も図る。

 さらに幹線輸送では車両長25メートルの新規格連結トレーラー「スーパーフルトレーラー25(愛称=CONNECT)」を導入。従来の大型トラックに比べ2倍の積載量を輸送できるトレーラーで、1人で2台分という生産性向上を図る。山内社長は新規格トレーラーについて「幹線輸送では競い合うのでなく共同輸送を行い、『競争』から『共創』へと物流業界の健全成長たのめ、同業他社と輸送シェアを行いたい」と述べ、後ろに連結するトレーラーを他社に利用してもらうビジネスモデル構築に取り組む意向を示した。


アマゾンジャパン ファッション専用スタジオ開設へ、精度高い商品画像・動画を撮影

 7-1.jpgアマゾンジャパンは来春にも都内に衣料品などファッション関連商品専用の撮影スタジオを開設する。最新設備の導入や撮影技術に長けた人員の採用でこれまで以上に精度が高い商品画像や動画が撮影できるようになり、それらをアマゾンの通販サイト内のファッションページで使用することで近年、拡販を強化し、アマゾンジャパンの全カテゴリの中で最も高い成長率を誇るというファッション分野のさらなる売上拡大につなげる狙い。

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