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媒体研究(ネット・モバイル) Archive

楽天「エリアネーションズ」 有名店のノウハウ伝授に成果、"月商2倍"達成4割

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 楽天では、仮想モール「楽天市場」有名店舗が講師となり、他の出店店舗にネット販売に関するノウハウを伝授する企画「Area―Nations(エリアネーションズ)」を全国で展開している。

 同企画は2017年2月にスタートし、47都道府県で開催している。2016年に開始した個別指導形式の「R―Nations(アールネーションズ)」(現在は休止中)参加店舗も含めると、累計で1068店舗が参加。店舗間のコミュニティーを構築し、ノウハウの共有やモチベーション向上につなげるのが狙いとなる。

 半年間、月1回開催される講座と、フェイスブックなど日々のオンラインコミュニティーでのやり取りを通じて、講師の「リーダー店舗」がアドバイスすることでスキルを高める。参加店舗の目標は、売り上げの前年同月比2倍を達成すること。今までのところ、達成率は約40%、平均の売り上げ伸長率は約30%と成果を挙げている。

 同社のコマースカンパニーマーケットプレイス事業店舗インキュベーション部楽天ネーションズグループの上杉憲佑マネージャーは「EC業界は大きく変化しているが、『運営者が孤独である』というのは今も昔も同じ。お互いに教えあったり助けあったりできるコミュニティーを全国に広げていきたい」とプログラムを各地で開催する狙いを説明する。

 講座終了後の売り上げ推移については「具体的な数字は公開していないが、プログラム期間中に多くの店舗が成長し、売り上げが底上げされている。プログラム終了後も、開始前とプログラム終了時点と比較して、さらに成長を続けている店舗が多くなっている」(楽天市場広報)という。

 10月19日には、今年6~11月まで開催されている、東京エリアチームの卒業式が都内の楽天本社で開催された。リーダー店舗は香水を扱う「PARFUM de EARTH」。チャレンジ店舗(生徒)である、ドライフラワーを扱う「フルールサラ」では、季節商材にRPP広告(検索結果表示広告)で露出を増やし、8月の月商は昨年対比4倍を達成。また、「フランス時計ピエールラニエ公式」は、商品名、キャッチコピー、商品ページの見直しや、広告出稿、セールへの参加などが功を奏し、8月の月商は昨年対比2倍となった。「ピアス イヤリング カラコンPIENA」では、品揃えや人材育成といった基礎の見直し、商品キーワード対策、ランキングチェックなどにより6月に過去最高の月商を達成した。

 参加して一番良かった点について、チャレンジ店舗は「チームの仲間と取り組むことで成長できた」(フルールサラの笹尾英史氏)、「いろいろな業種やスキルレベルの人が集まっているので、お互いの得意分野について情報交換をすることで視野が広がった」(フランス時計ピエールラニエ公式の西田恵氏)、「リーダー店舗から楽天市場のイベントへの取り組み方を丁寧に教えてもらい、より細かい部分を気にしながらイベントに取り組めるようになった」(ピアス イヤリング カラコンPIENAの小副川裕輝氏)とした。

 PARFUM de EARTHを運営する、ウィッシュの笠原龍司社長は「エリアネーションズは、楽天が新たなムーブメントを起こすためのチャレンジだと感じて講師を引き受けた。楽天市場の強さは個性ある店舗が集まっていることなので、チャレンジ店舗の特徴をどう活かすかに主眼を置いて指導した。11月でいったん講座は終わるが、今後もコミュニティーを残して互いに勉強していきたい」などと話した。

東急電鉄 地域特化型のECを強化、「東急ベル」のサービス拡充し沿線情報誌のEC等開設へ

 東京急行電鉄は、東急線沿線の生活者にハウスクリーニングや家事代行などの"家ナカ"サービスや商品を届けるホーム・コンビニエンスサービス「東急ベル」で地域特化型の通販サービスを強化する。

 消費のデジタルシフトに対応し、これまで東急ベルが担っていた東急ストアのネットスーパー「東急ストア/プレッセネットスーパー」に加え、来年1月下旬には東急線沿線の魅力的な店の紹介や商品販売といった沿線ならではのライフスタイルを提案する通販サイト「サルースオンラインマーケット」と、東急ストアと東急百貨店のギフトを一括購入できる「ギフト日和 バイ 東急ベル」を新設し、3ショップで構成する総合ECサービスを始動する。

 「サルースオンラインマーケット」は、月間23万部を発行し、これまで約2500店の店舗を紹介してきた沿線情報誌「サルース」ブランドを掲げた通販サイトで、過去掲載商品の販売に加え、各ショップとタイアップしたオリジナル商品の開発を推進することで、地産地消のライフスタイルを提案する。また、沿線生活者と地方の隠れた特産品・生産者をつなぐ「地域応援プロジェクト(仮称)」も立ち上げ、コラボ企画などを通じた独自価値を提供するという。

 幅広い商材をワンストップで購入できる気軽さやオリジナル商品に出会える特別感、短時間配送などを強みに利用者を開拓。沿線店舗には配送を東急ベルが担うことで、より多くの消費者とつながる機会を提供し、地産地消の促進と沿線地域の活性化を図るとする。

 総合ECサービスの強化に向けては、既存の顧客データベースはネットスーパーとその他サービスで顧客情報が分断されているが、多様化するサービスの利用履歴や問い合わせ内容などの会員情報を一元管理することで、顧客の問い合わせに迅速に対応していく。

 また、東急グループはスーパーや百貨店、商業施設など沿線に多くの実店舗を持つ利点を生かし、リアル拠点とネットサービスの融合にも取り組む考えで、来年2月には店舗のイベントスペースを活用した試験運用をスタートし、"五感で楽しむ"新たなショールーミング型店舗の開発を進める予定だ。

 なお、イッツ・コミュニケーションズが運営するお取り寄せの通販サイト「ポニッツショッピング」は「サルースオンラインマーケット」に事業統合する計画で、「ポニッツショッピング」での販売は来年1月15日に終了する予定という。

アバハウス EC刷新しブログと統合、リアルとの連携を強化し店頭データでレコメンド

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 アバハウスインターナショナルは10月10日、グループのファッションブランドを扱う通販サイトをブログサイトと統合してリニューアルし、サイト名も「アットシェルタ」から「アバハウスインターナショナルオンラインストア」に変更した。

 今回のサイト刷新は、EC集客やユーザビリティーの向上を図るとともに、店頭スタッフがECのコンテンツに参加しやすい仕組みを整えるほか、店頭データを活用したレコメンドを始めるなど、リアルとECの連携を深める狙いもある。

 集客面では、通販サイトとブログを統合することでセッション数の分散を防ぐほか、URLを変更しアバハウス直営通販サイトとしての認知を高める。また、タグ付け機能によるオーガニック検索を強化する。

 従来からブログには自社ECへのリンクを貼っていたが、ブログ経由でECに来訪しないユーザーが約15%いたため、その分のセッション数は確実に伸びると見ており、コンテンツの充実や利便性を高めて現状のコンバージョン率を維持できれば、EC売り上げは15%伸びる計算だ。また、ハッシュタグによる集客改善策では、ブランドキーワード以外での流入増を図るため、グーグルで検索数の多いワードをSEO対策で上位に表示させる。

 ユーザビリティーに関してはサイト表示速度を改善し、モバイル3Gでの表示であれば21秒以上から6秒程度となり、離脱率の低減につなげる。また、ソーシャルログインを強化。LINEとヤフーのIDでログインできるほか、フェイスブックとアマゾンのアカウントにも対応していく。

 カート機能では予約商品と取り寄せ商品、通常商品の同時決済に対応し、それらの組み合わせでも1万円以上で送料無料の対象としたほか、クーポンとポイントの併用もできるようにした。

 また、サイト上部にトレンドタグを配置。例えば「#秋コーデ」で検索すると、同じキーワードで関連する商品の一覧や、モデルの写真、スタッフコーディネートの写真を確認できる。

 さらに、衣料品とは項目が異なるシューズに特化した検索も追加。ヒールの高さや形などでも絞り込めるようにした。

 オムニ戦略の面では、店舗スタッフの個人フォロー機能などを設置したほか、スタッフコーデからの集客や購買データといったEC貢献度を可視化することで、店頭評価とのハイブリッド化を進め、発信力があるスタッフの育成につなげるのと同時に、スタッフがより身近な存在となるようにしていく。また、コーデアプリ「ウェア」に投稿したデータをAPI連携で自社ECでも同時投稿できるようにし、手間を省く。

 今回のサイト刷新では、店頭の買い上げデータを活用した新たなレコメンドにも挑戦。通販サイトで気になった商品の詳細ページを閲覧すると、店頭で当該商品と同時に購入されたアイテムの上位2つか、3点セットで購入される場合が多ければ当該セットを表示する(画像)。

 同社では、「服を買う場合、何を買うか決めている人と決めていない人に分けられ、決めていない人は店頭での接客を求める傾向があるが、この接客の部分を直営ECでもカバーしたい」(木村保行取締役)としており、実店舗の買い回り情報とスタッフレビューの二段構えで店頭のリアルな提案に近づける。来春夏シーズンにはチャットサービスの実装もテストしたい考えで、何を買うのか決めていない顧客に対するフォローも厚くしていく。

三越伊勢丹 試着してから買えるEC、働く女性をターゲットに顧客接点の強化図る

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 三越伊勢丹は10月3日、働く女性をメインターゲットに、伊勢丹新宿本店本館3階のキャリアスタイルで取り扱う13ブランドのスタイリングセットを利用者の自宅に配送し、試着してもらった上で、気に入った服だけを購入できるウェブサービスを始めた。忙しくて百貨店で買い物を楽しむ時間のない女性に年4回、ビジネスシーン中心の服を"スマートショッピング"の形で提案して顧客接点を強化するほか、商圏外の消費者も取り込む。

同社が新たに始めた「イセタントランクサービス」は、「イネド」や「23区」「アンタイトル」「ジルサンダーネイビー」「タラジャーモン」など働く女性に人気の13ブランドの中から、ブランドごとにスタイリングされた商品4点セットか8点セットの合計60スタイルから好みのセットを選び、購入前に自宅で試着できるサービスだ。店頭と同様に試着してから欲しい商品だけ買えるほか、手持ちの服とコーディネートできるウェブサービスならではの良さを融合した。

 各ブランドのスタイルセットは30代~50代のキャリア女性を想定し、三越伊勢丹とブランド側で厳選したもので、セット内容は決まっている。複数ブランドのアイテムで自分なりのスタイリングも試したい場合は複数セットを注文する必要があり、同サービスでは最大3セットまで選べる。

 セット商品はジャケットやコート、ワンピース、ブラウス、パンツ、スカートなどで構成され、利用者はアイテムごとに色やサイズを指定できる。

 サービスを利用するには「三越伊勢丹オンラインストア」への会員登録が必要で、利用料は税込540円となる。商品が届いてから7日間のお試し(試着)期間を設定。試着して不用なアイテムは返送料無料で返却でき、戻り品の確認後に登録したカードで決済される仕組みだ。

 新サービスの受注はシーズンごとの年4回を計画。初回の受注期間は10月3日~11月1日で、それ以降は1月中旬、4月中旬、7月中旬、10月中旬となる。

 三越伊勢丹では、ECの仕組みを活用して百貨店店頭並みのブランドとサービスを提供することで、利用者の決定率(購入率)は3~5割と見ている。

ロコンド マガシークとの同盟始動、300ブランドをロコンドで販売

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 靴とファッションのネット販売を手がけるロコンドは9月27日、今年4月にマガシークと結んだ相互出店契約の第一弾として、同社が運営する衣料品通販サイト「マガシーク」と「dファッション」の取り扱い商品を「ロコンド」でも販売を始めた(画像)。

 同月21日には先行して、マガシークが扱う人気ブランド「ナノ・ユニバース」のアイテムを「ロコンド」でも販売開始していたが、27日からは約300ブランドに拡大。今後も随時、拡充する予定だ。一方、「ロコンド」で扱う靴などのアイテムを「マガシーク」と「dファッション」で販売するのは11月以降となる見通しだ。

 今回の取り組みは、有力ECモール同士が連携してファッションEC市場でトップを走る「ゾゾタウン」を追走し、2位グループを形成することで市場環境の健全化などを狙うもので、他の競合モールを含めた同盟の拡大も目指している。

 マガシークとの連携では、両社ともに取り扱いブランドが大幅に増えるため、それぞれが取扱高の増加を期待できるほか、ロコンドは品ぞろえの薄いアパレル商材を、マガシークは靴カテゴリーの強化につながる。

 また、連携のメリットは両社だけにとどまらず、例えば「マガシーク」に出店する各ブランドにとっても、追加の作業なしに「ロコンド」で商品を同時販売できる。

 物流面でも、マガシークの倉庫在庫をロコンドで販売し、注文が入った場合はマガシークの倉庫から直接、購入者に届けることで倉庫間の横持ちが発生せずに早く届けることができる。

 ロコンドでは"マガシークがロコンドで試着できちゃいます"を合言葉に告知を開始。サイト上では商品一覧ページの画像にマガシークの取り扱いアイテムについては「MAGA」マークをつけ、商品詳細ページにも明記しているほか、両社で異なる送料や配送方法、運送会社、サイズ交換や返品対応などのサービス面についても専用ページを設けている。

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