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媒体研究(紙・電波) Archive

ファンケル  アジア進出を加速、EC強化し2018年に60億円規模に

 4-1.jpgファンケルが海外展開を強化する。一度は撤退したタイなどへの再進出を計画するほか、中国では店舗展開を中心とする展開から急成長するネット販売にも取り組む。米国で展開する「boscia(ボウシャ)」を除く海外売上高は2018年3月期に前年比5~10%増となる57~62億円(計画する造酒率から本紙で算出した推計値)の売り上げを目指す。

 ファンケルブランドの展開国は、昨年末の時点で2カ国1地域。店舗販売は中国、香港の販売代理店であるFNL社、FNCCL社を通じて展開。香港に39店舗、中国に175店舗、台湾に3店舗を展開する。16年にはシンガポール進出も果たす計画。16年末に香港で1店舗、中国で7店舗、台湾で4店舗、シンガポールで5店舗を新たに出店する。17年末に中国では200店舗超の体制を築く考え。香港も40店超、台湾も10店舗超、シンガポールも約10店舗を展開する。

 16年3月期に「ボウシャ」を除く海外売上高(海外への卸販売売上高)は約60億円に達している。今上期は前年同期比2・5%減の約29億円で折り返し。通期でも前年比6・9%減の約56億円を計画している。

 4-2.jpg今後は、販売代理店と連携しつつ化粧品を中心とするネット販売を強化。今年12月の香港を皮切りに、17年には中国、台湾、シンガポールでネット販売を始める計画。来年以降、マレーシアや韓国、インドネシア、タイ、ベトナムなど成長市場である東南アジアを中心に海外進出を加速させていく。

 海外の販売代理店が持つのは「ファンケルブランド」の化粧品に関する独占販売権。今のところ健康食品は3品の展開にとどまる。今後は健食において異なるパートナー企業と展開していくことも検討する。

 一方、米国市場で展開する「ボウシャ」は年率15~20%の成長を目指す。現在、化粧品専門店「セフォラ」と組み、「ブラックシリーズ」(=画像㊤)や「椿シリーズ」(=画像㊦)を北米を中心に1100店舗で販売する。前期売上高は約22億円。今上期も前年比10%増と好調を維持しており、通期で同13・2%増となる24億4000万円の売り上げを見込む。

千趣会、発熱インナーで新客開拓強化

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千趣会は11月6日、秋冬の主力商品であるオリジナル綿混発熱インナー「Hotcott(ホットコット)」を、スタイリングライフ・ホールディングス プラザカンパニーが展開する輸入生活雑貨店「PLAZA(プラザ)」と「MINiPLA(ミニプラ)」で販売を始めた。ベルメゾンの中心顧客層である30~40代主婦層だけでなく、幅広い消費者にアプローチすることで、新たなファンの獲得を目指す。

千趣会が「ホットコット」をベルメゾンの直営店以外で販売するのは初の試みで、「プラザ」と「ミニプラ」の顧客層の嗜好や、限られたスペースでの展開を考慮し、商品はベルメゾンで扱う10型からレディース用の長袖インナー(Uネック)とVネック九分袖、十分丈レギンス、腹巻き付きパンツの4型14種(すべて税込990円)に絞り、カラーもそれぞれ3~4色を展開する。

 「プラザ」の79店舗と「ミニプラ」8店舗の合計87店舗での販売を計画。プラザカンパニーが手がける両業態のほぼすべての直営店での扱いとなる。

 「ホットコット」は吸湿発熱機能を持たせた独自開発の糸を使用し、綿混紡率が95%と天然素材にこだわったインナーだ。新たに販売を始めた「プラザ」と「ミニプラ」でもこうした差別化ポイントを来店者に訴求するため、「ホットコット」のパッケージと同じオレンジ系の店頭ポップやフライヤーなどを用意して購買を促す。

 千趣会では、寒くなり始めた10月下旬から新聞や雑誌広告、ウェブ限定CMなどを活用して「ホットコット」のメディアプロモーションを積極展開しており、今回の店舗販売の強化施策もあって今秋冬シーズンは「ホットコット」で80万枚、9億円の販売目標を掲げている。

 今回、新たに「ホットコット」を販売する店舗のひとつ、東京・銀座の「PLAZA GINZA」は幅広い年齢の消費者が利用しているが、中心顧客層は20代後半~30代女性だ。

 「ホットコット」は季節商品や強化商材などを陳列する棚のエンドで展開している(画像(上))。インナーや美容系グッズの売り場に近く、雑貨感覚で買いやすくしているほか、綿混紡率95%の肌ざわりを確かめられるようにサンプルも設置(画像(下))。同店では「シーズン中のリピート購入も期待したい」としている。

 なお、6日の販売初日は、Vネック九分袖のブラック、同グレー、Uネックのブラックの順番で売れているが、店頭のトルソーがVネックを着用していることや、昨年から続くビッグシルエットのトレンドも影響していそうだ。

ジュピターショップチャンネル 目玉商品のインフォマ42局で放映、全国紙に全面カラー広告も

 通販専門放送を行うジュピターショップチャンネル(JSC)が自局のテレビ通販と地上波等でのインフォマーシャル、新聞広告を連携させた戦略商品の拡販策を11月1日に実施した。同日放映の特番での販売商品を含む掃除機など売れ筋の数商品を全42局で放映のインフォマーシャルや全国紙での全面カラーの新聞広告でも販売したもの。価格面など訴求力を高めた戦略商品を複数媒体で訴求することで当該商品のさらなる売上拡大と当該広告経由で特番の視聴へと誘導し、番組全体の視聴や売り上げのアップに貢献させたい狙いもあるようで、それにより11月1日の日商を過去最高となる20億円程度まで伸ばしたい考え。

 JSCは11月1日放映の年間最大規模の大型特番「心おどる、大創業祭」にあわせて、人気商品の掃除機「ダイソンDC48MH特別セット」および電気ファンヒーター「ダイソンHot&Cool」の2商品を訴求する29分尺のインフォマーシャルを地上波24局、UHF局13局、BS局5局の合計42のテレビ局で放映。「大創業祭」にあわせて価格訴求を強めた特別価格とし、掃除機は通常価格の58%引きとなる税込4万3800円(11月2日以降の販売価格は10万5994円)、ファンヒーターは同39%引きとなる同2万9800円(同4万9464円)で販売した。

 JSCの本格的なインフォマーシャル展開はおよそ3年半ぶり。同社では新規の視聴者および顧客開拓を狙い、2012年1月から13年3月までインフォマーシャルを放映してきたが、その後は休止していた。今年に入り、11月の「大創業祭」でのインフォマーシャル放映なども見据えて、8月28日の1日のみテスト的に数局に限定してダイソンの掃除機を訴求する29分尺のインフォマーシャル放映を実施。一定の成果をあげたようで今回の大規模なインフォマーシャル展開につながったようだ。なお、今後のインフォマーシャル展開には、今回の結果を分析して継続していくか検討する考えのようだ。

 11月1日にはインフォマーシャルのほか、新聞広告の出稿も実施。インフォマーシャルでも訴求した「ダイソンDC48MH特別セット」および電気ファンヒーター「ダイソンHot&Cool」(販売価格はインフォマーシャルと同一)に加えて、「大創業祭」でも販売するコードレス掃除機「ダイソンDC35特別セット」を特番での価格と同じ、通常価格の44%引きとなる税込2万7980円(11月2日以降の販売価格は5万400円)で、また、「パナソニック加湿空気清浄機」を同63%引きの1万9800円(同5万3784円)という特別価格で紹介するカラー15段広告を全国紙5紙(読売・朝日・毎日・産経・日経)に、カラー5段広告を地方紙28紙に出稿した。新聞広告ではこのほか、特番の目玉商品の1つである「ホワイトダックダウン高級羽毛掛けふとん(シングル)」を通常価格の63%引きとなる税込1万1980円(11月2日以降の販売価格は3万2400円)で訴求するカラー5段広告も別途、全国紙2紙(読売・朝日)に出稿した。

 訴求力の強い目玉商品を自社チャンネルにとどまらず、インフォマーシャルや新聞広告という形で"売り場"を広げることで新規顧客にリーチして、当該商品の売上拡大と特番「大創業祭」の視聴促進につなげたい狙いもある模様だ。

 同社では開局した11月に開局記念特番を放送して、特に初日の11月1日は毎年年間で最大の日商を計上している。今年も例年通り、売れ筋商品を通常よりも安価に販売したり、購入者を対象としたプレゼント企画を実施するほか、昨年までにはなかった新たな試みとしてJSCで人気のアパレルブランドのお楽しみ袋(福袋)を当日放送の中で各所で紹介する企画などを実施した。今回の特番は創業20周年の記念の年ということでこうした自社チャンネルでの様々な試みに加えて、インフォマーシャルや新聞広告を連動させた展開も併せて行うことで、前年の14億円を上回る20億円という過去最高日商の更新を目指したい考えのようだ。


ランクアップ  動画でブランディング、働くママ向けに

 4-1.jpgランクアップが10月18日から、動画共有サイト「ユーチューブ」でワーキングマザーに向けた動画の配信を始めた。仕事と子育ての両立を目指す女性に対するメッセージを込めたもの。国際短編映画祭の中で行われる広告祭にも出品しており、企業や化粧品ブランドの認知につなげる。
 
 動画は、動画コンテンツの企画・制作を行うFROGLOUD(本社・東京都渋谷区、諏訪慶社長)の監修で制作した。タイトルは、「ママが働いちゃダメなの?」。仕事に追われながら子育てする女性への応援メッセージを込めた。
 
 4-2.jpg仕事をしながら子育てする春子が思春期の息子、純の不審な行動に"仕事をしすぎなのか?"と不安を抱くなど働く母親の日常が描かれる。ある日見かけた息子の行動や、息子の母親に対する感謝の気持ちを知り、安心するというストーリー。動画には一瞬、母親の上司役で岩崎社長が出演する場面もある。
 
 ランクアップは、女性社員43人のうち半数をワーキングマザーが占める。仕事と子育ての両立をはかりたい社員をサポートする目的で病時シッター制度や子ども看護休暇制度、時短勤務などの取り組みを進めている。商品も働く母親の悩み解消につなげることを目的としたものが少なくない。母親の最大の悩みは日々の仕事に追われ、子どもとの時間が持てないこと。広く働く女性を応援する目的で動画を制作した。同時にブランドの認知にもつなげていくという。
 
 動画は、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2017BrandedShorts」に出品した。10月18日から24日にかけて、渋谷駅前の商業施設「MODI(モディ)」に設置された大型ビジョンにおいて9時~24時の間、1日15回各5分ほど放映される。
 
 映画祭は、企業がブランドメッセージを映像で発信する「ブランデッドムービー」の制作増加や日本の動画マーケティング市場の拡大を受け「ブランデッドショート」という新プロジェクトを立ち上げており、日本で唯一の国際広告祭としての確立をめざしている。

エアークローゼット、洋服レンタルの実店舗

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  月額制のオンラインファッションレンタルサービス「エアークローゼット」を手がけるエアークローゼットは10月14日、不動産賃貸のエイブルと共同でファッションレンタルショップを東京・原宿にオープンした。エアークローゼットが実店舗を展開するのは今回が初めて。店内にはスタイリストが常駐し、来店客が希望のイメージを伝えるとスタイリングを提案する。

 原宿に構えた新店舗「エアークローゼットエイブル」(=
画像)は、エイブルが女性向けに賃貸サービスを展開していた建物を利用する。2階建てで、1階は洋服レンタルスペースになっており、プロのスタイリストが2~3人常駐する。2階は16席のカフェスペースと5人まで利用できるパウダールームを設けて、エアクロのスタッフが運営を担当する。営業時間は午前11時から午後9時まで(カフェは午後7時まで)。

 オンラインサービスの「エアクロ」は1度に3アイテムをまとめて借りる仕組みだが、実店舗では1点からレンタルが可能。1点あたりのレンタル料は当日1800円、5泊6日で2200円、13泊14日で3600円。登録会員数で9万人を超える「エアクロ」オンライン会員や、エイブルが新たに立ち上げた会員サービス「メゾンエイブルクラブ」の会員は割引価格で利用できる。

 両社による店舗展開はエイブル側から打診をしたという。10月11日に新店舗で行われた記者発表会の場でエイブルの平田竜史社長は「家賃が負担となって他のことにお金をかけられない女性が、ファッションレンタルでお洒落を楽しむことができないかと考えた」と経緯を説明する。それに対して「私たちも実体験の提供をやりたいと検討していた」とエアクロの天沼聰社長。両社の思惑が一致し、5月の交渉開始からスピーディーに話が進んだようだ。

 当面は大きな販促などはせず「マーケティングよりも実店舗での体験を通しパーソナルスタイリングを楽しんでもらうのが重要」(エアクロ天沼社長)としており、まずは店舗での顧客コミュニケーションを重視していく意向だ。

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