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 "ももクロ"リュック、日本テレビのTV通販で売れ行き絶好調

ももクロ.jpg 日本テレビ放送網がテレビ通販で販売したアイドルグループ「ももいろクローバーZ」と開発したオリジナルリュックが当初の見込みを大幅に上回る勢いで売れ行きを伸ばしている。メンバーの要望を盛り込んだ商品作りや番組演出がファンに伝わったことなどで発売後すぐ注文が殺到、販売終了時点で当初予想のおよそ3倍の売り上げで着地した模様。
 
 日テレは7月30日の午前5時5分から放送した20分枠の通販特番「ももクロ×ポシュレの玉手箱だZ!ももクロSP」で「ももクロ」のメンバーの意見や要望を盛り込んでスポーツブランド「アディダス」と開発したオリジナルリュック「ももクロ×adidas neoリュック2.0」(画像=番組より)を販売した。昨年5月に「ももクロ」メンバー5人がそれぞれ商品企画に参加した商品を販売し、大きな売り上げを上げた深夜110分枠の通販特番で販売したリュック「ももクロ×adidas neoリュック」の再販となる。当該リュックは昨春の特番でも人気で、すぐに完売したが、その後も「ももクロ」のファンの一部から「再販」を望む声がSNSなどで多く「ももクロ」の所属事務所や日テレに寄せられていたことからそれに対応したものだ。

 番組内では再販に際して、前回のリュックを改良する模様などを放送。当該リュックを普段から使用しているというメンバーからの「モノが落ちないようにポケットを深くして」「リュック上部の紐が邪魔にならないように短くして」などの要望に対応したり、ペットボトルやコンサートで使用するサイリウムなどを入れることができるメッシュポケットをサイドに加えたり、ロゴの色を変更するなどの改良を施し、前回と同様、各メンバーのイメージカラーである5色にブラックを加えた6色展開で税別6800円で販売した。

 ファンの強い要望で再販を決めたとは言え、「1年前の特番で買い逃したファン」という限られた層をターゲットとしていること。また、ウェブサイト上でも番組を配信(サイマル配信および8月16日まで見逃し配信を実施)するとは言え、テレビ放送自体は関東ローカルの早朝枠かつ特番としては短い20分枠だったこともあり、当初の想定販売数は「前回の特番での販売実績の半分程度」(事業局通販事業部主任・竹葉信太郎プロデューサー)を見込んでいた。

 しかし、放送直後から受注が殺到。翌日には予定生産数に達し受注をストップせざるを得ない勢いだった。ただ、その後も「購入したい」という声が多く、アディダスなどと急遽、話し合いを持ち、追加生産に踏み切る決断をし、8月2日には販売再開。8月13、14日に開催された「ももクロ」のライブイベントの会場内の専用ブースでリュックを展示する試みなども奏功し、販売終了日の8月16日まで受注数は伸び続け、「売り上げベースで当初予想の3倍。前回の特番の販売実績と比べても1.2倍程度で着地しそう。20分の深夜枠でこれだけの売り上げを上げることは今後ないのではと思うくらい好調だった」(事業局通販事業部の清水寛司氏)とする。

 好調な受注の要因について「メンバーの要望通りに商品を作って、出来上がった試作品を見てメンバーが商品を喜ぶリアリティがファンに伝わった」(同)こと。また、番組制作に携わるスタッフも「ももクロ」のファンが多く、番組内で使用する「ももクロ」の楽曲について「ファンの人から"選曲のセンスが抜群"という声を頂いたほどファンがファンのために制作した非常に尖がった番組作りがファンの琴線に触れたのでは」(竹葉プロデューサー)とする。

 加えて「買い逃した人だけでなく、『前回も買ったが今回も欲しい』『ファンなら買うべき』という声がSNS上などでも確認できた。"ももクロ"に対するファンの想いの強さ、熱心さを見誤っていた」(同)とする。

 日テレでは「メンバーが本当に欲しい商品ができることが前提で、まだ時期は見えない」(同)としており、具体的な放送のタイミングは不明ながら、来年中には昨春同様規模の「ももクロ」起用の通販特番の放送を行うようだが、今回の1商品に絞った短い尺の通販特番で一定の成果を残したことから展開方法などを再精査するなどし、効果的な形で特番を行いたい考えのようだ。次回の「ももクロ特番」も注目されそうだ。

ジュピターショップチャンネル、au店舗で仮想試着

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ジュピターショップチャンネルは8月15日から、携帯電話キャリアの「au」の直営店内に設置した大型モニター付き専用機で来店者がテレビ通販で販売する衣料品を"仮想試着"できる試みを始めた。取り込んだ利用者の身体の画像に衣料品の画像を重ね、あたかも試着しているように見えるもの。通販のため購入前に試着できないテレビショッピングのデメリットの解消などが狙ったようだ。今後、スマートフォン上で仮想試着が可能な専用アプリの配信も検討中で、今回の試みはそのための試金石という側面もあるようだ。

8月15~18日の4日間限定で、KDDIが展開する「au」直営の東京・新宿の店舗「au SHINJYUKU」と大阪・梅田の「au OSAKA」の店内に東芝が開発した大型ディスプレイ付きの仮想試着機を設置。同機の前に立った利用者の身体をカメラで映写し、その上に利用者が選択した衣料品の画像データを重ねあわせ、あたかも試着しているように見えるもの。同機から発行されるQRコードをスマホで読み込むことで後で「試着した姿」を確認することも可能。今回は8月18日にJSCで放送する24時間編成の特番「こんな服を待っていた2016秋」で販売する「元町ゼラールダウンベスト付ショールカラーラムレザーコート」など11種類の衣料品の画像データを用意して仮想試着に対応した。

 なお、仮想試着の体験者には同社の買い物時に使用できる500円割引券を付与したほか、18日のテレビ通販の開始に先駆けて仮想試着の対象とした商品の購入が可能となる通販サイトのページに誘導するQRコードを配布している。

 JSCによると今回の試みは「(4月から資本参加したKDDIなどと)事業シナジーを生むコラボレーションを色々と考えてきた中の1つの具体的なアイデア」(中馬和彦オムニコンテンツ企画開発本部副本部長兼オムニチャネル推進部長)とし、テレビ通販では当然、購入前に服や靴の試着などはできないが、こうした試みにより、そうした点を解消。「auの店舗網を活用してテレビショッピングの可能性や奥行きを広げるための試み」(同)だという。

 また、同社ではスマートフォン上で仮想試着できる専用アプリの配信も検討中。そのための試金石として今回の試みで利用者の実際の仮想試着サービスに関する反応を探る狙いもあるよう。

 当該アプリ配信後は利用者の身体や足型を立体的に採寸できる専用機などを全国のauの大型店舗などに設置して、商品展示のイベントなどと連動させて採寸を促す試みなども行い考え。「お客様の身体の採寸データに、商品の3Dデータを組み合わせることでより精度の高いバーチャル試着が可能になる」(同)という。さらに「エンタメ分野で活用が進みつつある『VRメガネ』を使って、お客様の目線で仮想試着した状態で服の細かい部分、例えば脇の部分の着丈などを確認できるようにしたい」(同)という。

 「テレビで商品を見て、購入しようか悩む衣料品などを自宅にいながら"試着"できるようにしてスム
ーズなショッピング体験を実現していきたい」(同)としている。

楽天の「楽天市場」 出店者がワークショップ、二子玉川でアートイベント

041.jpg 7月29日から31日の3日間、東京都世田谷区の二子玉川において、楽天や世田谷区、多摩美術大学、東京急行電鉄などが主体となったアートイベント「TOKYO ART FLOW 00」が開催された。「Human's Nature―人間の自然」をテーマとし、二子玉川周辺の商業施設から、多摩川河川敷などでさまざまなイベントを実施。楽天の仮想モール「楽天市場」出店店舗も参加した。

 トイレットペーパー製造の「トイレの紙専門店」では、多摩美術大学とコラボレーションし、オリジナルデザインのトイレットペーパーを作った。選ばれた9デザインのトイレットペーパーを会場内ストアのほか、ネットでも販売。さらに、会期中は会場内主要施設のトイレにこのトイレットペーパーが設置された。

 同店を運営する西日本衛材は再生紙100%のトイレットペーパーを製造する家庭紙メーカー。楽天市場には2000年に出店している。近年は近畿大学文芸学部芸術学科との産学連携プロジェクトから生まれたトイレットペーパー「はなうた」がヒット。「花柄のトイレットペーパーは昔からあるが、柄が大きくて北欧風のデザインが他にはないということで売れている」(西日本衛材営業部営業事務の杉田歩美リーダー)。

 今回のイベント参加については「イベントでトイレットペーパーをメディアとして活用できないか」という問い合わせが楽天からあったことがきっかけ。広告用にオリジナルデザインのトイレットペーパーを小ロットで生産した実績があったことから、多摩美とのコラボトイレットペーパーが生まれたという。「イベントで初めて当店を知る消費者も多いと思うので、サイトに来訪し当店の商品を知ってもらう良いきっかけになるのでは」(同)。

 また、「壁紙屋本舗」では、コスチューム・アーティストのひびのこづえさんとコラボしたオリジナルデザインの壁紙と粘着シートを販売。楽天本社において、壁紙屋本舗による「壁紙の貼り方ワークショップ」や、「小物に壁紙を貼ってデコレーションするワークショップ」(=写真)、さらにひびのさんによるワークショップも開催された。

 同店を運営するフィルでは実店舗を5店舗展開するほか、昨年楽天が開催したイベント「楽フェス」でワークショップを開いたり、東京・恵比寿でインテリア関連の実店舗「デコールトーキョー」を共同運営したりするなど、O2O関連への取り組みは積極的だ。フィルの林耕一郎番頭は「壁紙を貼ったことがない人が大多数の中で、そういった人たちに貼り方を伝えるべく、自社でも積極的にイベントを開催している」と話す。

 楽天市場に出店したのは2000年。ネット販売からスタートし、壁紙の貼り方を教えるワークショップは7年ほど前から行っている。「ようやくO2O関連で成果が出てきた」(同)。現在は都市再生機構(UR)と連携し、大阪市大正区の「千島団地」において、自分で部屋をカスタマイズできる「DIY賃貸」を推進している。団地の1階に拠点を設け、DIYのサポートをしながら壁紙の貼り方を教えたり、販売したりするというものだ。

 今回のイベントについては「単にワークショップを開くだけではなく、オリジナル壁紙が商品化できたことが大きい。イベントで壁紙をまず見てもらい、欲しい人はウェブで買ってもらうという流れを作りたい」(林耕一郎番頭)。

ジュピターショップチャンネル  バラの命名権をTV通販

 4-1.jpg「新種のバラ、名付けて下さい」──。通販専門放送を行うジュピターショップチャンネル(JSC)は「バラの命名権」や「一頭買いした石垣牛の頒布会」などこれまで同社が取り扱ったことのないユニークな商品のテレビ通販を始める。

 JSCは今期で創業20周年を迎えることから「開局20周年特番 夢を買えたら」と題した記念特番を企画、その中でこれまで同社で販売実績のない商品を紹介、販売するもの。「ショップチャンネルではこれまでも様々な挑戦をして形にしてきたが、これから先の厳しい事業環境で勝ち残っていくために、20周年を迎えた今期からこれまで以上の挑戦を行っていく意味の"超挑戦"を合言葉に事業を進めている」(篠原淳史社長)としており、同特番で紹介する商品についてもバイヤーが企画した候補商品を全社員に対して「この商品は"挑戦"か。"超挑戦"か」という"投票"を行い、"超挑戦"の得票数の高かった商品を選んだという。特番は8月から3カ月間に渡って毎月、紹介する"超挑戦商品"を変えながら放送する計画。

 第一弾として放送する8月6日の特番「世界に1つだけ!20周年企画!憧れのバラ命名権」(午前10~11時放送)では新種のバラの命名権を販売する。同社によるとテレビ通販での取扱いは史上初のようだ。バラ専門ナーセリーの水谷農園の協力のもと、未発表の新種のバラ10種類を用意して、購入者が希望するバラの命名権の販売とその際の商標の事前調査や申請手続きを代行する。命名したバラは水谷農園で栽培し、購入者が希望した写真やデザインで制作したオリジナルラベルを付けた鉢植え50鉢(サイズは5号鉢)を来年4月中旬から6月中旬ころまでに届ける。ギフトとして活用できるよう鉢植えの配送先は50カ所まで対応するという。価格は100万円で販売する模様だ。

 また、8月20日放送の特番第2弾「一頭買い!特選黒毛石垣和牛豪華頒布会!デビュー」(午前10~11時放送)では希少な牛である石垣牛を14頭確保。9月から来年2月までの半年間に渡って毎月1回、肩ロースやスネ肉、バラ肉、サーロインステーキ、リブロースなどの石垣牛の様々な部位の生肉や石垣牛を使ったメンチカツやハンバーグなどの調理品などを届ける頒布会形式で販売する。価格は1月あたり9980円で合計5万9880円となるようだ。なお、石垣牛は当初、「"超挑戦"ということで一頭すべて1人のお客様に販売する企画としてスタートした(笑)。ただ、配送面やもらってうれしいかどうかなど様々な問題を加味して、皆様に喜んで頂けるような形で販売することにした」(担当バイヤーの井原正登氏)という。

 9月、10月も毎月2~3回程度、特番「夢を買えたら」を放送する計画。具体的な商品は現時点では明らかにしていないが、いずれもこれまでJSCが販売したことのない「なかなか世の中に出回らない、手に入らない奇想天外な商品」(篠原社長)を紹介していくとしている。


ドゥクラッセ、店舗事業の好調要因は? 旗艦店の購買客数が2倍に

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DoCLASSE(ドゥクラッセ)は、東西の大型店を中心に店舗事業が好調だ。

 商品力強化に加え、カタログや新聞広告、ウェブからの送客効果もあり、5月単月の既存店売り上げは前年同月比15%増、購買客数は同60%増、客単価は約25~30%下落したものの織込み済みで、「今春は1点単価を落として来客数、購買客数を増やす"勝ちパターン"を作れた」(岡田峰昌COO=写真)とする。

 中でも旗艦店であるドゥクラッセ大丸梅田店(大阪市北区)の5月売上高は同44%増の5000万円となり、単店で年商6億円を狙える規模感に成長。購買客数も同106%増となった。

 百貨店の1階という好立地のためフリー来店客が多いのに加え、既存顧客の来店頻度が増えている。同店ではVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)をほぼ毎週、壁面ディスプレー(写真)も月1回変えるなど、見え方を早いサイクルで変化させ、店頭の鮮度を保つことが来店頻度の向上につながっているようで、同店は6月も売上高が20%増の4700万円、購買客数も70%増と好調だ。

 同旗艦店は2014年2月の開設後、苦戦した時期もあったが、紙媒体からの送客や、自社スタッフによる販売体制を強化したことなどもあって昨年春頃を境に売り上げが好転。それ以降は好調を維持しており、足もとでは大丸梅田店に入る婦人服167店の中で断トツ1位の売り上げを獲得しているようだ。

 関東では1号店のドゥクラッセ日比谷シャンテ店(東京都千代田区)を2月に改装し、5月の売上高が3500万円となった。同店の最高売り上げは11年9月のオープン時の3700万円のため、今回の改装効果が出ている。同店は商業施設の2階にあり、目的買いがほとんどだが、5月の購買客数は前年同月比60%増と好調だ。

 また、4月22日に開設した関東最大の売り場面積を持つドゥクラッセwando(ワンド)自由が丘店(東京都世田谷区)については5月の売上高が1600万円、6月が1400万円と出だし好調。7月は2000万円弱という目標を達成する見込みで、大丸梅田店と日比谷シャンテ店、ワンド自由が丘店の3店が核となって店舗ビジネスをけん引している。

 同社の場合、カタログや新聞広告といった集客装置を持つのが強みで、「従来は掲載された商品を見に来る場所だったが、1年くらい前から購入する場所に変わった」(岡田COO)としており、今後はこうした集客ルートの最大活用を図る。
期中に売価変更

 同社は「ドゥクラッセ」ブランドの店舗売上高を15年7月期の24億円に対し、18年7月期には115億円への拡大を目指しており、店舗数は現在の2倍となる50店体制を計画しているが、出店スピードが追いついていないようで、「人材の採用と育成も課題」(岡田COO)という。継続的な事業の発展を目指して、今春からは初の新卒採用をスタート。職種にかかわらず、最初は顧客と直接触れ合う実店舗に配属する方針だ。

 店舗出店を加速することで在庫が増えるため、今春からは期中の売価変更に着手している。鮮度の高いうちに商品を提供するためにも期中の値下げに踏み切り、シーズンの終わりには在庫をゼロにしたい考えで、足もとの在庫量は昨年の同じ時期に比べて原価ベースで1億円以上の削減ができているという。その分、期中の粗利率は下がっているものの、在庫減によってトータルの粗利は改善されているようだ。

 従来からカタログや通販サイトでは期中の売価変更を実施しており、通販チャネルのノウハウを活用しながら精度を高め、店頭でも効率のいい売価変更を追求していくことにしている。

 来期(17年7月期)は引き続き首都圏を中心に14店舗程度をオープンして約40店体制とする。駅ビルやファッションビル、地下街といった店前通行量の多い店舗がとくに好調のため、来期も同様の立地を中心に店舗を増やす。

 その翌年からは店舗の大型化に着手する。現在の売り場面積は平均115~130平方メートルだが、230平方メートル程度の売り場に出店する。そのため、出店先はショッピングセンターが中心となり、レディースだけでなくメンズ商材も扱う店を増やすことになるという。

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