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企業動向 Archive

オイシックスドット大地 5年で売上高1000億円、中国・上海で食品宅配を開始

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 オイシックスドット大地は5年以内に売上高1000億円の達成を目指す。10月に大地を守る会を吸収合併し経営統合した。達成に向けて食品宅配事業では両社のブランドを維持し、料理キットのトップシェアを獲得する。また、来年度から中国での食品宅配事業をスタートさせる。同月12日開催した事業戦略発表会で藤田会長が「両社の強みを生かして事業をすすめていく」とあいさつした。

 売上高1000億円の達成は、22年度に達成する見込み。売上高と会員数について、それぞれ毎年約20%増で推移する計画。月間購入単価は年間3%増での伸長をめざし、1万6000円とする。高島社長は「売上高1000億円は目指すべきスタートライン。体に良い食べ物を販売する当社がニッチであることは不十分。早期に実現したい」とした。

 売上高達成に向けた施策の1つは、料理キット市場でのシェア獲得だ。料理キットの製造拠点の増強を計画しており、今年度中に生産能力を2・5倍に拡充する。大地を守る会が外注していた料理キットの製造を自社に切り替えていく。

 今秋以降に、新商品としてタレントやレシピ本とのコラボキットを投入する。大人用の主菜と副菜を調理しながら、子ども用のとりわけごはんを作れるキットを本格展開する。また、年末年始のイベント向けの料理キットのメニュー数は前期と比べて1・8倍に増やす。日常使いのほかにイベント需要を取り込み売り上げ拡大につなげていく考え。

 このほか、SNSなどを活用したネットマーケティングや、自社配送トラックの稼働、店舗内専用コーナーなどでの認知度向上を目指していく。

 客単価の向上については、「オイシックス」顧客の販売機会の拡大を図ることで達成する。「オイシックス」の客単価1万2000円に対し、大地を守る会の客単価は2万円と高いという。非食品の取り扱いを本格化することや、会員制度の強化などで成長する方針。
上海で食品の 定期宅配を開始

 新しい事業展開として、海外展開をすすめる。9月19日に、中国・上海に現地法人「上海愛宜食食品貿易有限公司」を設立した。香港の現地法人オイシックス香港の100%子会社で、資本金は180万人民元。代表にオイシックスドット大地の高橋大就氏が就いた。

 通販サイトを開設して、まずは現地で調達した野菜など数十品を販売する。オイシックスの安全基準をクリアしたものを厳選して取り扱い、定期購入サービスを展開する。

 年会費や入会金は無料で、配送日時の指定にも対応する。これまで強みとする品質管理ノウハウや、マーケテイングノウハウを活用して事業の拡大を図る。年内に、上海に住む日本人に向けてサービスをスタートし、来年をメドに中国人向けに展開し本格化する。

 海外展開については、オイシックスが2010年にオイシックス香港を立ち上げて、越境ECを展開。大地を守る会が中国NGO団体と合弁会社を設立し、現地で生産した商品を販売してきた。「安心安全のトップブランドであることで、中国でのシナジーが期待できる。現地の消費者の安心安全な食品に対するニーズに対応したい」(高島社長)とした。

ネスレ日本 ファンケルと共同プロジェクト、

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 ネスレ日本とファンケルが栄養・健康分野で共同プロジェクトに取り組む。ネスレが展開する「ウェルネス アンバサダー」向けのカプセル製品を共同で開発。10月12日から専用のウェブサイトで販売する。現在、「ウェルネス アンバサダー」の会員数は1万5000人。CM展開などプロモーションを本格化し、年内に新たに4万人の会員獲得を目指す。

 ネスレは今年3月、「抹茶」で手軽に健康習慣をサポートする「ウェルネス アンバサダー」を開始した。ファンケルの研究開発力や技術力など、両社の強みを活かしつつ、「健康寿命の延伸」への貢献を目指す。

 3月から展開していたのは、4種類の「ウェルネス抹茶」(価格はいずれも税込1350円)。今回、ファンケル監修のもとでリニューアルした。日本人の食生活で不足しがちなビタミン、ミネラルの種類と量を適切に配合した。

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 新商品も販売する。ファンケルが自社で展開するダイエット対応の機能性表示食品「カロリミット」に含まれる「ギムネマ酸」や「桑の葉エキス」を配合した「ウェルネス抹茶カロリミット」(同)を発売。また、全粉乳を中心につくったミルクカプセルに健康と美容をサポートする成分を配合した「ウェルネスラテ」の展開も始める。

 「ウェルネスラテ」は、ファンケル独自の「HTCコラーゲン」、「食物繊維」、「シトルリン」と「BCAA」などの成分を配合した3商品(同)を展開する。

 「ウェルネス アンバサダー」は、日本で独自に開発したサービス。健康や美容をサポートするプラス成分を配合した専用カプセルを、コーヒーマシン「ネスカフェ ドルチェ グスト」で楽しめるもの。マシンは会員登録し、定期購入など一定の条件を満たすことで、無料で利用できる。

 サービス面でも個々の会員に応じたパーソナル化を進める。専用のウェブサイトでは、日々の食事内容を振り返る「食事チェック」と、生活習慣を振り返る「生活習慣チェック」という2つの方法から、自分にあった「ウェルネス抹茶」と「ウェルネスラテ」の組み合わせなど、おすすめのカプセル製品を確認することができる。

 より深い健康情報を知りたい会員には、個別のアドバイスも行う。1日分の食事を記録してデータ送信する「食事分析」では、自分にあったカプセル製品の提案を受けられるほか、食事スコアやダイエットアドバイス、レシピなどよりパーソナライズされた情報を提供する。11月からは会員に専用のLINEアカウントを提供。食習慣のアドバイスを無料で行うサービスも始める。

 生活習慣のサポートだけでなく、これを起点に栄養・健康分野で新しいプラットフォーム構築を目指していく。すでに記憶力を鍛えるプログラム「ブレインHQ」の展開などを始めており、今後も商品・サービスの充実を図っていく。

「ロハコ」が挑む商品差別化策① 「ほかでは買えない商品を」、大手メーカーと組み開発

 
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アスクルが展開する日用品を中心とした総合通販サイト「LOHACO(ロハコ)」ではアマゾンなど競合他社との差別化を図るため、大手メーカーと組んで「ほかでは買えない商品」の開発を積極化している。

 アスクルでは2014年から大手メーカーを対象に社内に「ロハコ」で収集した各種ビックデータをもとにマーケティング戦略や商品開発などの研究ができる「LOHACO ECマーケティングラボ」を設置しており、参加するメーカーとともに通常のパッケージデザインのように店頭での購入を前提に、気付いてもらい、手に取ってもらえるよう商品名やメーカー名を大きく、また様々な色を使った目立つデザインとは一線を画した通販ならではの生活空間で浮かない暮らしになじむデザインの商品を開発しており、すでに「ロハコ」内でもそうしたデザインやコンセプトの様々な商品を発売中で、2016年に販売した陶器のようなかわいらしいデザインが印象的な花王の「ビオレU泡ハンドソープ」などはそのデザイン性のよさなどから、これまで同商品を使っていなかった新規顧客の獲得にも成功する形で、アスクルによれば通常品の実に35倍の売れ行きとなるなど一定の成果をすでに上げつつあるようだ。

 アスクルが各メーカーとともに開発する「暮らしに馴染む商品」は一昨年から展示会を開催し、その年に開発した商品を披露してきたが、今年も10月6日から同11日までの6日間、東京・代官山の商業施設「代官山T‐SITE」内の一角で「暮しになじむLOHACO展2017」と題して開催。アサヒ飲料や味の素、ネスレ日本など大手メーカー48社による「くらしに馴染む」をコンセプトに開発した商品全61商品を展示した。

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 今回も各メーカーからユニークな商品が開発されたほか、これまでにはなかったメーカーをまたいだシリーズ商品なども展示されており、注目を集めている。(つづく)

ドゥクラッセ 2年後に婦人服で300億円へ

 DoCLASSEは、主力の婦人服ブランド「ドゥクラッセ」を2年後(2019年7月期)に300億円規模の事業に育てる。当該事業の17年7月期実績は通販チャネルが116億円、実店舗が40億円の合計156億円だが、2年後には通販で200億円、店舗で100億円を狙う。

 中高年女性の体型をカバーしつつトレンドをとり入れ、品質を重視しながらも手ごろな価格で提供できる婦人アパレルが少ないことや、広告媒体の費用対効果などを鑑みて、「今が攻め時」(林恵子社長)と判断。新聞広告をさらに強化するほか、数年前は効果が少なかったテレビCMのテストにも再挑戦する。

 同社は10年前の創業時から新聞広告による新客獲得を推進。ノウハウを蓄積しており、新聞購読部数は減少しているものの、今後2年間は効果が見込めるとして徹底的に活用する。加えて、主要顧客層である中高年層に響く媒体としてテレビも活用し、新規の取り込みを加速する。

 マス媒体でアプローチする新客は通販チャネルだけでなく、前期末時点で32店舗、今期は46店舗、来期には62店舗体制を目指す実店舗への送客効果も見込んでいる。新聞広告には1品番だけを掲載しており、新聞に掲載した商品の実店舗での売り上げが他の商品に比べて5~10倍に跳ね上がることから、マス媒体の活用は店舗事業にも好影響を与えると見ている。

 同時に、店舗から通販送客できるスマホアプリの開発も進めており、通販チャネルから店舗、店舗からウェブを中心とした通販への相互送客を活発化させたい考え。

 また、前期実績で16億円の通販売り上げがあるメンズ商材も強化する。最近では新聞広告での露出を増やしているのに加え、実店舗についてもレディースとの複合店を増やす計画のほか、メンズ単独店も視野に入れる。

 2年後300億円の目標達成に向けては実店舗事業の底上げも不可欠だが、「ドゥクラッセ」の店舗は大手セレクトショップやファストファッションブランドと比べて1店舗当たりの売上高と売り場面積が小さいため、今期はMDの強化とともに店舗の大型化に着手。9月中旬には横浜市都筑区の郊外型ショッピングセンター「ノースポート・モール」に既存店平均と比べて約2・4倍の広さとなる280平方メートルの売り場を構えており、大型店の運営をテストする。

前期は好調維持

 創業10年目に当たる17年7月期については、婦人靴ブランド「フィットフィット」を含めたグループ売上高が前年比35・5%増の210億円に拡大。「創業時は10年後に300億円を描いていた」(林社長)としながらも、実店舗を含めた規模拡大などにより、中高年女性が試しやすい価格で販売できる"価値ある商品"が増えたことや、カタログや新聞広告などを見た消費者が通販チャネルだけでなく実店舗にも来店するサイクルが色濃くなったこともあり、計画値に対して前期は21億円上振れして着地した。今期はグループ売上高282億円を計画する。また、「次の10年ではマダム向け衣料で5本の指に入るブランドを目指し、世界にも打って出る」(林社長)とし、引き続き注目を集めそうだ。

しまむら  来年メドにEC開始へ、店舗受取り型でサービス化

 カジュアル衣料大手のしまむらは、来年をメドにウェブで注文した商品を最寄りの店舗で受け取れるサービスを始める。当面は宅配には対応しないが、利用状況や費用対効果などを見極めて本格的なEC参入や専用倉庫の確保なども視野に入れる。ユニクロなどSPA(製造小売り)型のファストファッションブランドがEC展開を加速する中、しまむらは仕入れ型の事業モデルで、低単価かつ多品種が特徴のため通販参入には消極的だったが、ファストファッション領域でEC利用が拡大していることなどを受け、デジタル化に踏み切る。

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