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商品政策 Archive

フジ医療器 新型マッサージチェアで〝ロースタイル〟を提案

081.jpg 健康機器メーカーのフジ医療器は、通販ルートをメインに展開するマッサージチェアを発売する。開放感のある空間が支持を受けるなど変化する住環境に合せ、インテリアに馴染む"ロースタイル"を取り入れた。強みとするマッサージ機能にこだわりつつ、生活に取り入れやすい商品で市場に攻勢をかける。

 新しいスタイルのマッサージチェアであるため、十分な商品説明ができる通販向けの卸をメインに展開する。

 10月1日から発売する新商品は「ロースタイルマッサージチェア LSC―1」(税抜14万8000円)。低い背もたれと座面が広々とした空間を演出する。リビングやテレビなど部屋のインテリアとの相性を考えロースタイルにするなどインテリア性を高めた。

 一般的なマッサージチェアに比べて高さは30センチほど低く、空間体積も60%ほどにとどまるなど半分近く圧縮。多くのマッサージチェアは、足のマッサージを行う機械を搭載するため座面まで50センチほどの高さがあるが、新商品は約35センチで足元のマッサージ機能はなくした。

 マッサージは1日2回、30分ほど使うのが一般的だが、新商品はそれ以外の時間も椅子として使ってもらえるようこだわった。立ったり座ったりしやすいよう、座面も左右に45度転回する設計。枕と腰部分に着脱可能なパッドも配置、マッサージ強度やソファーとしての座り心地を調整できる。

 「ブラック」と「ベージュ×ブラウン」の2色を展開。重量は約30キログラム。サイズは幅が63センチ、奥行が103センチ、高さが92センチ。

 一方で、マッサージ機能も専門メーカーの強みを活かす。「首・肩」と「背・腰」部分に二つのメカを搭載。「首・肩」部分の2つのもみ玉は体型に合わせて上下7センチの調整ができる。「背・腰」部分は4つの回転式のもみ玉を配置。腰全体や上部、下部など広範囲のマッサージをカバーする。ヒーターも搭載して冬場は温めながら使うことができる。

 骨盤周りにも4つの大型エアーバッグを搭載。包み込むような動きでマッサージを行う。自動のマッサージコースも2種類ある。

 ここ数年、生活空間の快適さを求め、背丈の低い家具を配置し圧迫感をなくす"ロースタイル"が浸透しつつある。マッサージ器の市場は手軽にマッサージできる「シートマッサージャー」の人気が高い。新商品では双方のよさを組み合わせることに努めた。

 フジ医療器は、2014年、アサヒホールディングスの傘下に入っている。子会社化を機に第三の柱として「ライフアンドヘルス事業」の強化を挙げており、6月にはグループで貴金属リサイクルなどを行うアサヒプリテック出身の中西氏が社長に就任した。

 中西社長は「新商品は(フジ医療器の)新たな歴史を築き上げる商品。新たなライフスタイルの提案をコンセプトにした商品づくりで購買層を開拓したい」と発表会で語った。

カネリョウ海藻  食品通販に参入へ、10年で売り上げ20億円目指す

 8-1.jpgめかぶやもずくの卸でトップシェアのカネリョウ海藻が通販に参入する。めかぶやもずくなど流通展開する商品とは異なる商品を独自に企画。通販を通じて直接、顧客と接点を持つことで得られる知見は、主力事業の商品開発などにも活かしていく。10年で20億円の売り上げを目指す。

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ユニクロ、通販商品を大幅拡充

ユニクロは今秋冬シーズン商品より、自社通販サイト「ユニクロオンラインストア」の商品数を大幅に拡充する。現在進行中のオムニチャネル施策である「有明プロジェクト」の一環として、まずは品ぞろえからのテコ入れを図っていく。

今秋冬は「XL」以上や「XS」以下などの特別サイズについて、対象商品を従来と比べて2倍に増やし一部を除いてほぼすべてのアイテムで展開する。これまで、標準サイズしか取扱いがなかった「イネス・ド・ラ・フレサンジュ」などのコラボレーションアイテムや大型店特別アイテムなども追加。「ジョガーパンツ」の股下の長さのバリエーションも拡大しており、サイズや色柄を合わせて800通り、ニットは3000通り以上の選択肢から選べる。また、キッズ商品も小さいサイズを増やし、これまでなかった100センチメートルサイズを追加して160センチメートルまでを展開していく。

 そのほかにも、通販限定で販売していた特別商品についても新たに80品番を追加し、サイズ拡充と合わせて実店舗のグローバル旗艦店の1・5倍規模まで品数を増やしている。また、機能性商品の「ヒートテック」や「ニット」などの定番品についてもクールネックやタートルネックなどのバリエーションを増やし、「ファインクロスシャツ」では胸ポケットのないタイプを追加するなど顧客の要望を反映したラインアップとしていく。

 加えて、ロシアなど極寒地域向けの「ウルトラウォームダウンコート」や、丈が長い「ウルトラライトダウン」などの商品も日本で購入できるようにしたほか、セミオーダー商品についても新しいデザインを追加している。

 なお、同社では今後10年間でのネット販売の売上高構成比を現在の5%から30%まで高めることを目指している。


ハーバー研究所 ポイントメークを刷新、口紅を主力に51アイテム展開

081.jpg ハーバー研究所は9月26日、ポイントメークアイテムを刷新する。口紅をメインにアイカラーやチークなど16品目51アイテムをラインアップした。品ぞろえのボリューム感と美容成分配合による高い機能性などを打ち出し、認知度の向上を目指す。メークアップアイテムの売上比率は全体の7・4%にとどまっており、基礎化粧品並みの売上高まで引き上げたい考え。

 メインとなる口紅は「スクワセラムルージュ」(税抜価格は3000円)。スクワラン10%を配合し、ふっくらと潤いのある唇を演出するとした。

 また、肌荒れや保湿、バリア機能のサポート、UVケアなど7つのケアを目指す12種類の美容液成分を配合。シアバターやホホバオイル、ビタミンB6や、セラミドなどを使い、約30%が美容液成分になっているとした。皮むけしやすい敏感唇の人でも使える超低刺激処方とした。

 カラーは3色で、「リッチレッド」と「ベリーローズ」、「コーラルピンク」を展開。顧客の声やニーズを踏まえて、季節やトレンドに合わせた限定カラーを展開していく考え。

 口紅は使用感について社内の評価が高く、複数のカラー展開によるバリエーションで訴求力が高まると予想。メークアイテムの購入実績が無かった顧客に向けて認知度を高め、美容オイル「スクワラン」や化粧水とのクロスセルを図る。

 キャンペーンや店頭の美容部員が行う販促の中で訴求する。過去に実施していたチラシを活用した新規客獲得を踏まえると「認知度向上にはつながるが、継続購入は難しい」(同社)とし、発売に合わせて行う通販や店頭のキャンペーンを通じて購入を促していく。

 なお、メークの品ぞろえは、リップでは発色を重視した「リッチカラールージュ」のほか、「スクワランオイルグロス」などを展開。アイカラーやアイヴェール、マスカラ、アイライナー、ネイルなどを加えてフルラインアップとした。

 今回のポイントメークの刷新は昨年10月と今年4月に実施したベースメークの刷新に続くもの。「スクワラン」で獲得した顧客が、店頭でのタッチアップを通じベースメークを購入するユーザーが多かったという。化粧品のフルラインの刷新を行い、顧客接点の拡大を図っていく。

 なお、2016年3月期のメークアップの売上高は前期比9・2%増の10億8900万円だった。基礎化粧品の売上高は同15・6%増の94億9800万円で、64・4%を占有していた。

KOBINAI  メッセージを服に乗せて発信、期間限定店でファン獲得

 8-1.jpgユニセックスの服などを展開するファッションブランド「KOBINAI(コビナイ)」は、ディレクター兼デザイナーの吉橋舞さん(=㊨写真)が5年前に立ち上げた。自分のマインド、メッセージをアートにし、服に乗せて発信するスタイルで、メッセージを詰め込んだTシャツやトレーナーなどが人気だ。

 「KOBINAI」は"人に媚びない""自分自身に媚びない(偽らない)"というコンセプトをもとにECでスタート。「ディテールの細かい服や機能性に優れた服などがあるように、マインドの服があってもいい」と吉橋さん。万人受けする服やトレンドを意識した服ではなく、自分の気持ちを偽らずに、服に乗せて表現してきた。

 吉橋さん自身がEC企業で通販サイトの運営・管理、デザイン・企画、商品撮影などを学んできたため、最初の売り場として自社通販サイトを開設したのは自然な流れだった。ただ、「KOBINAI」のスタイルが個性を尊重するファッションビルの興味をひいたこともあり、昨年からはSHIBUYA109やラフォーレ原宿、心斎橋OPAなどにポップアップストアを構える機会が相次ぎ、新しいファンを獲得してきた。

 直近では8月9~22日にラフォーレ原宿のエントランスに出店した。約半年前に同商業施設に出店した時と同様、表現者として同じ感覚を持つ若手俳優の吉村界人さん、カメラマンの高橋優也さんと組んだ。

 8-2.jpgポップアップは"今日も、本番。明日も、本番。ずっと、本番。"をテーマとし、青と赤をベースにリングを表現した売り場を展開(=㊨画像)。「有名でなくても、いいものはいい」といった思いが3人には共通してあり、弱い自分や世間と戦うこと、挑戦し続けることをリングになぞらえた。店頭には高橋さんが撮った、挑み続ける吉村さんの姿を何枚も飾った。
 
 ラフォーレ原宿での展開アイテムはオリジナル商品のみ100点以上で、同店の限定商品も約30点販売した。その際、服に込めたメッセージを1点ずつ紹介すると、自分に合っているメッセージの服を購入するという"メッセージ買い"が多かったようだ。また、想定以上に外国人の来店が多く、ECの多言語対応強化を意識したという。

 「KOBINAI」の商品自体、スカートなどを除いてほとんどがユニセックスのため、中心顧客層は10代後半~20代前半の男女で、今回のポップアップでも購入者の3~4割が男性だったという。
新ライン開始へ

 「KOBINAI」では当初、独自商品だけでなく、古着(リメイク服)やセレクトアイテムも販売していたが、今春からセレクト品の取り扱いをやめた。ブランドのコンセプトもあり、従来からオリジナル商品が圧倒的に売れていたことや、「セレクトに自分のマインドは込められない」(吉橋舞さん)ことが理由で、今後はオリジナル商品のバリエーションを増やしていくほか、リメイク古着の販売は継続する。

 また、来年5~6月をメドに「KOBINAI」の新ラインをスタートする。従来のコンセプトはそのままに、機能性のある生地やディテールにこだわった服を展開する予定だ。現在、「KOBINAI」ではMD専任者を配置して商品力の強化などを図っており、従来はなかったニット商品の開発にも着手。マインドを詰め込んだ柄をニットで商品化する企画を進めており、新ラインではニットをカシミヤ混にしたり、細かいデザインを加えたりするようだ。

 今後は、通販サイトのリニューアルにも着手したい考えで、一覧ページから商品を選んで購入していく通常のECではなく、実店舗で商品を探す感覚に近いサイト作りを目指すという。

 また、店舗展開にも力を注ぐ考えで、来春には商業施設での常設店を計画するほか、新ラインと従来の「KOBINAI」の両ラインを販売する路面店の開設も検討する。

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