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商品政策 Archive

パタゴニアの食品ブランド  ウェブや紙、店舗で理解深める

 8-1.jpgアウトドアウェアメーカーのパタゴニア日本支社は9月15日から、食品ブランド「パタゴニア プロビジョンズ」の取り扱いを開始した。「環境に与える影響を最小限に抑え、環境危機の解決を目指す」をコンセプトとした加工食品や雑貨を提案し、動画やタブロイド紙、直営店での試食などを通じて理解を深める。常温保存が可能で手軽に食べられる商品の特長を生かし、アウトドアシーンや家庭での需要を喚起する。

 食品ブランド「パタゴニア プロビジョンズ」では、持続可能な群れから捕獲した鮭を使ったスモークサーモンや、オーガニック認証を取得した原料を使ったエナジーバーやスープミックスなどの加工食品を提案。このほかに、ステンレス製のキャニスターやカップなどの雑貨を取り扱う。通販サイトでは、複数商品を詰め合わせたギフトも提案する。

 品ぞろえは今後増やす計画で、10月中にスモークサーモンの新商品の投入を計画。また、年内をメドに穀物などを使ったシリアル「ブレックファースト グレインズ ホットシリアル」の取り扱いを予定する。「将来的には日本の環境問題の解決を目指す製品を、独自に作りたい」(同社)という。

 同ブランドは2011年にスタート。日本での展開は、北米とカナダに続く3カ国目となる。専門サイトを用意して情報を発信し、顧客の理解を深めながら売り上げの拡大を図ってきたという。

 日本はまず、衣料品の通販サイト内に専用コーナーを開設。コンテンツは米国で制作したものを日本語に翻訳し、動画などを使って食品を扱う理由や、ビジネスを手段に環境危機の解決を目指す理念を説明する。「どんなものを誰が作っているか、背景への理解を深める」(同)考えだ。

 ただ、専門サイトで情報を発信する海外と比べて、日本では発信する情報量が少ないことが課題だった。日本支社ではタブロイド紙を制作して、日本の食材を使ったおにぎりなどのレシピを提案するほか、材料の調達など製品に関わっている人のストーリーなどを紹介する。

 タブロイド紙は直営店での配布や、通販カタログと同送。また、通販サイト上でダウンロードできるようにし、ユーザーの興味を喚起する。

 また、10月下旬に、直営店で、環境再生型の農業やサーモン捕獲の背景を紹介するドキュメンタリーフィルムの上映会を開催する予定で、スモークサーモンの試食を行う。さらに、主力の衣料品とのクロスセルを行い、トレイルランニング向けウェアの関連商品としてエナジーバーを提案することなども推進し、アウトドアシーンでの需要を喚起する。

千趣会、家事雑貨で新ブランド

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千趣会は9月27日、家事雑貨ジャンルの新ブランド「kusu kusu works(クスクスワークス)」を立ち上げた。新ブランドでは、顧客の家事の悩みを解決する機能面だけでなく、利用者の気分を上げるデザイン性を重視した。まずは、深刻な悩みを抱える女性が多い"洗濯"をテーマにした9商品の販売を開始。今後はバス・サニタリー、キッチンなど家事雑貨全般に対象を広げ、2018年をメドに6億円を売るブランドに育てる。

「クスクスワークス」は、人が"なるほど"と感じる商品に出会ったときの「くすっ」という微笑みを追求するために名付けたブランド名だ。

 消費者の悩みごとを解決するだけでは競合商品と差別化できず、価格競争に陥ってしまうことから、置いてあるだけで絵になり、毎日の暮らしが楽しくなるような新しい価値を商品に込めた。

 今回、デザイン性を重視した商品開発を行うのに当たり、企画段階からデザインの詳細まで一緒に開発を進めるプロジェクトパートナーとしてデザインコンサルタントのアッシュコンセプトと契約した。

 新ブランドの第1弾は、"洗濯"をテーマにしたハンガーアイテム5種類と、室内物干し、物干し竿、バスタオルスタンド、ランドリーボックスの計9商品で、通販サイトとカタログ「sumutoco」で販売する。

 昨今、住宅事情や大気汚染問題などもあって洗濯物を部屋干しする人の割合が増えており、その大半がリビングで乾かしているという。そのため、顧客から吸い上げた部屋干しにまつわる悩みを解消するためにも、新ブランドでは生活感を醸し出すプラスチックの洗濯バサミを使わないことや、使用しないときは場所をとらずに収納でき、出しっぱなしでも絵になるデザイン性、さらにはハンガーにかけたまま収納できることなどを開発テーマに据えた(画像)。

 今後も、消費者の困りごとを解決する機能と、その機能にマッチしたデザインの家事道具のブランドとして、バス・トイレタリーやキッチン、ハウスキーピングといった家事関連ジャンル全般の商品開発を進める。

 なお、今回の家事雑貨ブランドは男性を含めた単身者などもターゲットにしており、千趣会の主要顧客層にとどまらないことから、将来的には実店舗も含めた販売チャネルの拡大も視野に、新しい客層へもアプローチしたい考えのようだ。

フジ医療器 新型マッサージチェアで〝ロースタイル〟を提案

081.jpg 健康機器メーカーのフジ医療器は、通販ルートをメインに展開するマッサージチェアを発売する。開放感のある空間が支持を受けるなど変化する住環境に合せ、インテリアに馴染む"ロースタイル"を取り入れた。強みとするマッサージ機能にこだわりつつ、生活に取り入れやすい商品で市場に攻勢をかける。

 新しいスタイルのマッサージチェアであるため、十分な商品説明ができる通販向けの卸をメインに展開する。

 10月1日から発売する新商品は「ロースタイルマッサージチェア LSC―1」(税抜14万8000円)。低い背もたれと座面が広々とした空間を演出する。リビングやテレビなど部屋のインテリアとの相性を考えロースタイルにするなどインテリア性を高めた。

 一般的なマッサージチェアに比べて高さは30センチほど低く、空間体積も60%ほどにとどまるなど半分近く圧縮。多くのマッサージチェアは、足のマッサージを行う機械を搭載するため座面まで50センチほどの高さがあるが、新商品は約35センチで足元のマッサージ機能はなくした。

 マッサージは1日2回、30分ほど使うのが一般的だが、新商品はそれ以外の時間も椅子として使ってもらえるようこだわった。立ったり座ったりしやすいよう、座面も左右に45度転回する設計。枕と腰部分に着脱可能なパッドも配置、マッサージ強度やソファーとしての座り心地を調整できる。

 「ブラック」と「ベージュ×ブラウン」の2色を展開。重量は約30キログラム。サイズは幅が63センチ、奥行が103センチ、高さが92センチ。

 一方で、マッサージ機能も専門メーカーの強みを活かす。「首・肩」と「背・腰」部分に二つのメカを搭載。「首・肩」部分の2つのもみ玉は体型に合わせて上下7センチの調整ができる。「背・腰」部分は4つの回転式のもみ玉を配置。腰全体や上部、下部など広範囲のマッサージをカバーする。ヒーターも搭載して冬場は温めながら使うことができる。

 骨盤周りにも4つの大型エアーバッグを搭載。包み込むような動きでマッサージを行う。自動のマッサージコースも2種類ある。

 ここ数年、生活空間の快適さを求め、背丈の低い家具を配置し圧迫感をなくす"ロースタイル"が浸透しつつある。マッサージ器の市場は手軽にマッサージできる「シートマッサージャー」の人気が高い。新商品では双方のよさを組み合わせることに努めた。

 フジ医療器は、2014年、アサヒホールディングスの傘下に入っている。子会社化を機に第三の柱として「ライフアンドヘルス事業」の強化を挙げており、6月にはグループで貴金属リサイクルなどを行うアサヒプリテック出身の中西氏が社長に就任した。

 中西社長は「新商品は(フジ医療器の)新たな歴史を築き上げる商品。新たなライフスタイルの提案をコンセプトにした商品づくりで購買層を開拓したい」と発表会で語った。

カネリョウ海藻  食品通販に参入へ、10年で売り上げ20億円目指す

 8-1.jpgめかぶやもずくの卸でトップシェアのカネリョウ海藻が通販に参入する。めかぶやもずくなど流通展開する商品とは異なる商品を独自に企画。通販を通じて直接、顧客と接点を持つことで得られる知見は、主力事業の商品開発などにも活かしていく。10年で20億円の売り上げを目指す。

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ユニクロ、通販商品を大幅拡充

ユニクロは今秋冬シーズン商品より、自社通販サイト「ユニクロオンラインストア」の商品数を大幅に拡充する。現在進行中のオムニチャネル施策である「有明プロジェクト」の一環として、まずは品ぞろえからのテコ入れを図っていく。

今秋冬は「XL」以上や「XS」以下などの特別サイズについて、対象商品を従来と比べて2倍に増やし一部を除いてほぼすべてのアイテムで展開する。これまで、標準サイズしか取扱いがなかった「イネス・ド・ラ・フレサンジュ」などのコラボレーションアイテムや大型店特別アイテムなども追加。「ジョガーパンツ」の股下の長さのバリエーションも拡大しており、サイズや色柄を合わせて800通り、ニットは3000通り以上の選択肢から選べる。また、キッズ商品も小さいサイズを増やし、これまでなかった100センチメートルサイズを追加して160センチメートルまでを展開していく。

 そのほかにも、通販限定で販売していた特別商品についても新たに80品番を追加し、サイズ拡充と合わせて実店舗のグローバル旗艦店の1・5倍規模まで品数を増やしている。また、機能性商品の「ヒートテック」や「ニット」などの定番品についてもクールネックやタートルネックなどのバリエーションを増やし、「ファインクロスシャツ」では胸ポケットのないタイプを追加するなど顧客の要望を反映したラインアップとしていく。

 加えて、ロシアなど極寒地域向けの「ウルトラウォームダウンコート」や、丈が長い「ウルトラライトダウン」などの商品も日本で購入できるようにしたほか、セミオーダー商品についても新しいデザインを追加している。

 なお、同社では今後10年間でのネット販売の売上高構成比を現在の5%から30%まで高めることを目指している。


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