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【オリジナルブランド研究 JALUX㊦】 店頭での露出から話題、売上高は年間1億円以上

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 JALUXではトラベルファッションを中心とした「TABITUS(タビタス)」シリーズについて、昨年度よりリアルを起点とした露出を強化しており、認知度の拡大とともに売り上げ増加につなげている。

 現状、タビタスの通販での販路は自社通販サイトやカタログのほか、「ゾゾタウン」や「楽天市場」など、他にもグループ会社を通じての大手総合通販企業向けの卸販売などがある。

 昨年に販売が大きく盛り上がるきっかけとなったのが秋に参加したメンズファッションブランドの展示会。空港をイメージした什器でブランドの世界観も演出しながら来場者にアプローチしたところ、いくつかの商品が百貨店関係者の目に留まりそこから徐々に店頭でのポップアップといった形でリアルでの販売先が拡大し、露出の機会が増えていったという。「昨年だけで、百貨店・専門店合わせてポップアップや催事を年間で30カ所以上行った。顧客の目に留まる機会が増えたことで、徐々にサイトへのアクセス数も伸びていった」(同社)と分析しており、精力的な売り場開拓の営業が実を結んでその後のヒットへとつながっていったと見ている。

 今年についてもリアルからの訴求は積極的に行っていく考えで、自社店舗に加え、昨年好評だった東京駅内のエキナカ施設など交通の要衝を軸に展開する計画。直近では3月28日~4月10日まで「横浜高島屋」の紳士服・旅行用品フロアにおいてポップアップストアを展開した。また、昨年秋にリニューアルした羽田空港第1ターミナルビル内の自社店舗「BLUE SKY FLIGHT SHOP(ブルースカイフライトショップ)」(画像)においても取り扱いを開始している。

 なお、常設店やポップアップ、展示会などリアルでの商品露出の際に欠かせない販促物となっている紙媒体の一つにタブロイド判カタログがある。これについては、紙質やレイアウトだけでなく制作会社のコンペにおいても自社のブランドイメージをしっかりと伝えて、それを十分に表現できる協力会社だけを選択するなど制作面から大きくこだわった。

 そのほか、ウェブでのブランド全般の告知や情報発信にはSNSだけではなく、自社で運営するキュレーションサイトの「TABITUS.com」も活用。2年前から運用している同サイトでは旅や出張などで役立つ情報を中心に記事形式でまとめており、その中でタビタスの新商品情報などは随時発信している。紹介記事から通販サイトに遷移して購入できるようにもなっているため、昨年からはその更新頻度を高めるなど購入に直結するツールとして機能させた。

 なお、現状でタビタスシリーズの売り上げは毎年右肩上がりで伸長しており、年間では1億円以上となる。いずれは国内だけでなく世界に向けて展開していくようなビジョンもあるという。(おわり)

【オリジナルブランド研究 JALUX㊤】 出張向け「タビタス」、鞄やウエア、機能性で訴求

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 JALUXでは、通販発のオリジナルブランドとして2012年に立ち上げたトラベルファッションを中心とした「TABITUS(タビタス)」シリーズの販売が好調に伸びている。

 40代の「ジェットセッター(出張族)」をメインターゲットにしたラインアップとなっており、現在までに「日常」「ビジネス」「旅行」で使用する鞄やウエアなど200SKU程度を展開する。

 主な商品として、まず、ウエアでは昨今の"ジャケパン"のビジネススタイルの盛り上がりを背景にテキスタイルメーカーとコラボした携帯できるジャケット「パッカブルジャケット」(=画像、税込価格3万6720円)がある。巻き込むように折り畳んで内ポケットに付属されたベルトで留めることで小さく収納できる使い勝手の良さを特徴に持っており、広げた時もシワが残りにくい仕様となっている。

 春夏、秋冬向けでそれぞれ展開し、監修元の男性総合誌の「MEN'S EX」の誌面での露出効果もあって話題となり、初回ロットは発売後の短期間で完売した。

 また、ブランド立ち上げ当初から常にトップを争う商品として人気を博している「ワンツーフィニッシュハンガーケース」(同5940円)と「ワイシャツケース&ネックポーチ」(同)についても、昨年度は大きく売り上げが伸びた。

 ハンガーケースは、付属の折りたたみハンガーを使うことでジャケットごと両肩を折りたたんで収納でき、約半分程度の幅にできる構造。ズボンに関しても付属のボードに巻きつけることで折りジワを軽減しながらまとめることが可能で、スーツ上下1着分をコンパクトに収納することができる。4色展開でカラーバリエーションによっては女性からの支持も得ており、需要が見込める商品となった。

 ワイシャツケースについては、付属のネックポーチをワイシャツの首部分に入れることによってシャツの襟がつぶれにくくなる仕組みとなっており、ポーチ自体にもネクタイや靴下といった小物類を収納することができるようになっている。中のボードにワイシャツをロックすることで折りたたんだ形状をキープしながら持ち運ぶことが可能。向い合せで挟み込んで2枚分を収納できるようになっている。

 両商品ともその特性上、収納のギミックなどを視覚から分かりやすく解説する必要があったため、昨年秋より通販サイトやSNSなどで専用の動画を開設。実演形式で内部に収納していく一連の流れをまとめたもので、開設以来、閲覧数は大きく伸びており購入の後押しとなっている。

 そのほかの鞄商品では「トートバッグ」(税込価格2万520円)も人気商品となっている。ファスナー付き収納を身体の内側にくるように配置して防犯面に配慮したほか、スーツケースのキャリーバーに接続できる機能も搭載。内部を明るめの色の生地にすることで、入れた荷物を見つけやすくする工夫なども施している。

18年新商品も出足好調

 なお、今年期待の新商品として、17年末に販売を開始したのが「リュクスパック」(同1万9980円)。フロント下部には飛行機を正面から見たシルエットをイメージしたデザインを採用しており、反射機能の付いたセンターラインも採用。3層構造の内部はPCや書類などがそれぞれに分けて収納でき、外側にはスムーズに小物を収納できる簡易的な専用ポケットも付けている。また、肩ベルトの長さを調節するストラップが垂れ下がらない仕様となっており、スマートなシルエットを演出している。

 「2~3WAYという多機能のリュックもあるが、きちんとリュックとしての使い勝手の良さやスタイリッシュさのあるものを作るという経緯から開発が始まった」(同社)と説明。発売直後から売り切れたカラーもあるなど出足は好調のようだ。(つづく)


ファンケル 30代女性向け新ブランド、スマホ世代の肌トラブルに着目

  
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ファンケルが30代向けの化粧品新ブランドを立ち上げた。スマートフォンなどから発生するブルーライトの影響でおこる肌の乾燥をケアする独自処方の成分を配合。スマホの長時間利用が増えている現代女性をターゲットに展開していく。現時点で自社通販は予定しておらず、これまで接点のないアラサー世代と接点を築きやすいと考えるバラエティショップやアマゾンなど流通ルート中心に展開する。

 4月1日に発売した新スキンケアブランドは、「AND MIRAI」(=画像)。洗顔料と化粧水、「乳液・美容液・パック・化粧下地」の4役を果たすジェルクリームの3アイテム(税込1296円~3024円)を展開していく。5月中旬から一部直営店で展開するものの、自社通販は予定していない。

 商品は、現代女性特有の生活習慣であるスマホの長時間利用や、「噛まない食事」「マスク着用」が引き起こす肌トラブルに着目している。スマホから発生するブルーライトは、活性酸素の発生を増やし、肌のターンオーバーを促す遺伝子の働きを低下させ、コラーゲンの分解を促す酵素の働きを強める。とくに肌表面に存在し、若い時から減少が始まる「17型コラーゲン」の減少を加速させる。また、「噛まない食事」など表情筋を動かす機会が減ることが血行不良を招き、肌弾力に関わるコラーゲンの産生を促すホルモン「マイオカイン」の分泌を低下させる。

 「AND MIRAI」は、これをケアする独自成分を配合した。桜の花蜜由来酵母の酒粕エキスと八重桜の花の抽出エキスを独自にブレンドした「桜発酵チャージ成分」やクレアチンが、肌のターンオーバーを促す遺伝子の働きを強めるという。また、ジェルクリームによるマッサージ効果や、"温感"を生む処方、ローズマリー油などの芳香成分が「マイオカイン」の分泌を促すという。

 「ファンケル化粧品」で接点が築けていない層の開拓に向け、流通ルートを中心に展開する。

 肌の変化に気づき始めながら、自らの肌に最適なブランドが定まらない30代女性は、インスタグラムなどSNSに投稿した画像などからブランドを見つける。投稿する美容感度の高い女性が新ブランドを見つけるのはバラエティショップだ。また、この世代の大半は、アマゾンの有料会員「Amazonプライム会員」に登録している。

 このため、新ブランドはバラエティショップ中心に展開。ユーチューブ動画で話題性を高め、ブランドの認知を高めていく。また、会員登録で生じる購入のハードルを下げるため、アマゾンの「マーケットプレイス」を通じて展開する。認知向上を受け、ドラッグストアルートにおける展開も視野に入れる。

 ファンケルは、化粧品ブランドの多角化を進めている。「ファンケル化粧品」の中心顧客層は、30代後半から50代半ば。すでに60代以降の女性向けに「ビューティブーケ」を立ち上げている。19年にはアラフォー世代向けに低価格帯ブランドの立ち上げも計画する。

カレー研究家の一条もんこ氏が開発 "次の日のカレー"をレトルトに、ネットTVの通販番組で先行販売

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 カレー専門の料理人で「レトルトカレー」のマニアでもあるカレー研究家の一条もんこ氏が家庭で作った"次の日のカレー"をコンセプトにした独自レシピをもとに開発したオリジナルのレトルトカレーの販売を開始する。まず自身も出演し、商品紹介などを行うインターネットテレビ局「Abema(アベマ)TV」で放送中の通販番組で紹介し、3月29日から先行販売する。具材の切り方やマイルドな味付けなど細部にこだわったレトルトカレーで幅広い層に訴求したい考え。4月からは通販事業者や量販店への卸も行っていく。

 全国のカレー店を食べ歩き、また、毎朝、様々なレトルトカレーを食し、自身も数々の有名カレー店で修業し、料理人として厨房にも立つ「カレーマニア」として知られるカレー研究家の一条もんこ氏が初めて監修を手掛けたレトルトカレー「あしたのカレー」はじっくり煮込んで一晩寝かせた次の日のカレーの再現をコンセプトに開発した。「『一番、好きなカレーは?』と尋ねると半数の答えは『次の日のカレー』。世の中に様々なタイプのカレーがあるが、皆さんにとっても私自身にとっても"最も安心感のある家庭の味"でまずは初のレトルトカレーを作りたかった」(一条氏)という。

 家庭のカレーを意識して玉ねぎ、じゃがいも、ニンジンなど具材に使用した野菜は一般的なレトルトカレーのように機械による1センチの角切りではなく、「とても手間のかかる作業となるが協力メーカーの工場の方にお願いして、すべて手切りにしてもらい、煮崩れると2・5センチくらいとなる2・7~3センチ幅の乱切り」(同)にこだわった。大きめの乱切りとすることで食べた時に満足感が出るほか、一般的なレトルトカレーでは煮崩れて溶け込んでしまう玉ねぎも家庭のカレーと同様にある程度、形が残せるという効果もあるようだ。このほか、具材として家庭のカレーで一般的な豚肉も入れた。

 また、商品開発の過程で試作品の試食を繰り返す中で、今ひとつ足りなかった一条氏がイメージしていた「安心感のある味」に近づけるため、隠し味に"スキムミルク(脱脂粉乳)"を入れることにしたという。これにより、しっかりとスパイスは効いているものの「お子様でも食べられるミルキーさが出て、マイルドな口あたりになった」(一条氏)という。

 なお、一条氏によると一般的なレトルトカレーは高温でパウチする際に生じる特有のにおいがカレーにも移ってしまうことが多いようだが、「あしたのカレー」を製造する協力メーカーのフードサービスはパウチ時のにおいが出ない技術を持っているといい、「(パウチ時のにおいも移らず)ずっとイメージしていた"家庭の次の日のおいしいカレー"をそのままパックできた」(一条氏)という。

 「作りたい味を再現するため普通のレトルトカレーよりも若干、高めとなったが、何とか交渉して300円台に抑えた」(同)とし、価格は1つ税抜399円。なお、販売元は同商品を一条氏と共同開発した食品の製造販売などを行う36チャンバーズ・オブ・スパイスとなる。

 まずは3月29日に一条氏もレギュラー出演する「AbemaTV」内で1時間枠で生配信する通販番組「買えるAbemaTV社」で先行販売する。当日の番組は1時間すべて一条氏および「あしたのカレー」を紹介する内容で、番組専用の特典などをつけて5個セット(税抜1995円)で販売するという。

 4月6日からは一般販売をスタート。アマゾンジャパンや一般小売店などへの卸販売を行う。今後、卸先の小売店の店頭などで一条氏自らによる試食会なども行っていきたい考えで拡販を図っていく。

 また、「"日本最古のカレーレシピ"を再現したレトルトカレー」(一条氏)など第2弾商品の構想などもすでにあるようで「あしたのカレー」の販売状況などをみながら開発を進めていきたい考えだ。

ヤッホーブルーイング かつお節使ったビール発売

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  クラフトビールの製造販売を行うヤッホーブルーイングは4月1日から、新しいビールを発売する。かつお節を使用したもので、トロピカルなフルーツの香りと、うま味成分によるコクが特徴。ビールに使用できる原材料を追加する酒税法改正後の第1弾商品で、これまで発泡酒区分だったものをビールとして取り扱う。「安い」「おいしくない」といった発泡酒のイメージを払しょくし、新規客層の拡大につなげる考え。まずは4000ケースを限定販売し、売れ行きを踏まえて継続する。

 発売するのは「SORRY UMAMI IPA」(350ミリリットルで税込価格は288円)。原材料に加えたかつお節のうま味成分で、酵母の動きを活性化させて発酵を促進した。香りが引き立つ、華やかな味わいが特徴となる。

 パッケージは、日本らしさと革新性を重視したデザインを採用している。「傾奇者」と「かつお」のイラストに加えて、荒波とカタカナを配して「革新的なジャパニーズビール」とのメッセージを込めた。まずは自社通販サイトなどのネット販売で取り扱い、4月5日からは飲食店での取り扱いも始める。

 4月1日に改正酒税法が施行され、ビールに使用できる原材料が拡大する。新たに、かつお節のほかに、コリアンダーシードやハーブ、果実なども対象として加わった。これまで発泡酒区分だったものがビールとして販売できるようになる。

 同商品はもともと米国向け輸出商品として通年で販売しており、2016年には一部コンビニなどで発泡酒として限定販売。酒税法改正を受けて、ビールとして新たに販売を開始する。同社では約15種類のビールを取り扱っているが、酒税法の改正で新しくビールとして販売できるものは同商品のみになる。

 発売にあわせて顧客向けには、通販サイトやSNSで告知する。法律の改正を説明し、新商品としてのビールの発売を説明する。井手社長は「お客様には『ありがとう』を伝えながら訴求したい」とした。3月14日の発表会で、井手社長はかつおの仮装で登場した。「海外でビールとして販売されているものが日本では発泡酒だった。改正後は個性的なビールで市場を盛り上げたい」(井手社長)とした。



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