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商品政策 Archive

ハーバー研究所 新ベースメーク、既存品売上高の3倍めざす

081.jpg ハーバー研究所は4月4日、ベースメークから3アイテムを発売する。昨年のベースメーク刷新に続いてラインアップを強化するもの。「アンチエイジングメイク」をコンセプトとして、肌状態を整える美容成分を配合する。基礎化粧品を購入する顧客のクロスセルを促し、顧客のライフタイムバリューの長期化を狙う。まずは発売から1年で既存商品の売上高の3倍を目指し、化粧水カテゴリーと同規模まで拡大したい考え。
 
 2月26日に都内で開催した新商品発表会で末広栄二社長は「ベースメークは無添加にこだわりすぎたことで出遅れていた。新しい処方で競争力のあるものができた」とあいさつした。

 肌への負担が少ない無機顔料を使用した従来のコンセプトに加え、肌状態を整える美容液成分を配合。滑らかな伸びと美しい発色で、毛穴やシワ、シミなどの悩みを自然にカバーするとした。

 主力商品は「ミネラルパウダリーファンデーション」。一般的なファンデーションで採用されている製法とは異なる製法で充填し、柔らかく滑らかな質感が特徴となる。

 ファンデーションのパウダーには干渉パールやうるおい成分を配合し、ひと塗りでシミやシワをカバーしてくすみのない美肌に導くとした。過剰な皮脂や汗をキャッチするパウダーを使用し、美しい仕上がりをキープするとした。

 美容液成分として「ハイブリッドローズ」や「ホワイトストロベリー」、「京都伏見の酒粕」のエキスを配合。抗酸化や保湿などの美容効果があるとされており、毎日使い続けることで美しい肌に導くとした。

 自社通販のほか店頭などで取り扱う。通販では色選びの難しさが購入のハードルになると判断。商品に同梱してサンプルの送付を行うほか、使用後の返品交換を受け付け、顧客の肌に合致する色を選択できるようにする。

 このほか、店頭への集客と認知度向上を目指して雑誌広告の出稿を検討。雑誌読者を招いたイベントなどタイアップ企画も視野に入れている。

 なお、同社は昨年11月に、ベースメーク商品の「ミネラルリキッドファンデーション」や下地「しっとりベースEX」などを投入。これら新商品の売上高は既存商品に比べて3倍となっており、好調な立ち上がりになっている。

千趣会イイハナ プリザーブドフラワーの卸を強化、3カ年で売上構成比30%に

 7-1.jpg千趣会グループで花とギフトのネット販売を手がける千趣会イイハナは、2018年12月期までの3カ年で売上高を15年12月期に比べ5割アップを目指す。消費者向けのネット販売に加え、中計では卸事業を強化。同事業の売上高構成比を現在の約10%から30%程度まで高める。

 卸事業の中核となるのは、14年秋にスタートした"和モダン"をテーマとしたプリザーブドフラワーの法人向けブランド「HANARI(はなり)」だ。

 プリザーブドフラワーは、特殊な液体で花の水分を抜いて好みの色に着色したもので、生花のような瑞々しさと色合いを長く楽しめるのが特徴という。同社では花業界でのキャリアが長いフラワーデザイナー、制作チームを抱え、企画から制作までを内製化しているのが強み。

 一般的にプリザーブドはバラが中心のため洋風のアレンジが多いが、同社では現代的な感覚を取り入れた和テイストのブランド「はなり」を開発した。日本らしい艶やかな色合いの花に、竹や組み紐、花器などで"和"を演出するほか、アートフラワー(造花)を組み合わせることでデザインの幅を広げることに成功。アレンジの細かさなどが評価されているようで、花屋や百貨店、ホームセンターなどからの引き合いは強く、花の一大商戦である5月の母の日に向けて、数量ベースで前年比2・5倍を制作する計画を立てるなど好調という。

 母の日用のアイテム以外でも、昨年6月に展開を始めたお供え用(供花)のプリザーブドが注目を集めている。高齢者の増加もあって、「日々、水を換えるのは面倒なものの、アートフラワーだけでは故人に対して申し訳ないと感じる人が多く、瑞々しいプリザーブドの供花が人気」(杉本伸二社長=㊤写真)としており、通常は生花の供花を販売するショップやアートフラワーを展開する企業との新規取り引きが増えているほか、花屋や葬儀社、仏具店、ペット用の霊園、大手流通まで販路が大きく広がっているようだ。

 8-2.jpgまた、都心部では住環境の変化もあってコンパクトな仏壇を飾る家庭が増えているため、小ぶりなプリザーブドのニーズが増えているのに対し、地方などでは大きめの供花が好まれるなど、商品の種類としても幅が広がっている。

 供花に対するニーズの高まりを受けて、千趣会イイハナでは3カ年計画において、供花用のプリザーブドを新たなブランドとして展開することも視野にあるという。

 同社は2月3~5日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された「第81回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2016」に出展し、「はなり」ブランドの母の日用アイテムを出品したほか、供花などのコーナーも開設。同社ブースには1日当たり約150社の訪問があり、供花への注目度も高かったという。

 また、ギフトショーでは開閉型の箱の上段に花をデザインし、下段に卸先の菓子などを入れることでギフトセットが完成する商品も提案。結婚式の引き出物としてのニーズに加え、ジュエリーショップからの注文が入るなど、花の新しい需要創出にもつながっているようだ。

オルビス、美白ラインを刷新

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オルビスが美白ラインを刷新する。主力スキンケア「ORBIS=U」シリーズの新ラインとして30~40代の美白とエイジングケアに対応する。3月24日に発売。初年度は約9カ月で17億円の売り上げを目指す。これまで30代以降の女性向けに展開していた「エクセレントホワイト」シリーズは、新ラインの発売に合わせて販売を終了する。

 「エクセレントホワイト」の年間売上高は、約20億円。リニューアルにより、単純比較で十数%の増収を見込む。「ORBIS=U WHITE(オルビスユーホワイト)」は、メラニンの過剰生成を抑える新成分を配合した。商品は、洗顔料(120グラム、税抜2100円)、化粧水(180ミリリットル、同3000円)、日中用美容液(30グラム、同3000円)、夜用美容液(30ミリリットル、同3200円)の4アイテム。ほかの「オルビスユー」シリーズにも見られる特徴と同様、保湿液を昼用、夜用に分けて効果感を高める処方を行っている。価格は、洗顔料、化粧水が従来の「エクセレントホワイト」より安価になり、保湿液は高めの価格設定になっている。

 美白ラインは、ほかに20代から30代前後までを対象にした「ホワイトニング」シリーズも展開。同シリーズの年間売上高は、「エクセレントホワイト」を若干上回る20億円超。今のところリニューアルは予定していない。

 「オルビスユー」は2014年2月、30~40代の初期エイジングケアに対応したシリーズとして発売。昨年9月には50代以降の本格的なエイジングケアに対応した「encore(アンコール)」を発売した。今回の美白ラインの発売で、シリーズのラインアップは完成になる。今春から台湾、中国、シンガポール、香港でも発売する。

日本水産 EPAの認知向上へ冷食で機能性表示制度活用

081.jpg 日本水産は今春夏に販売する新商品で、機能性表示食品制度の届け出を進めている。機能性関与成分「EPA」を含む冷凍食品で届け出を目指しており、「中性脂肪」への機能性を表示していく。「EPA」は通販展開するトクホ飲料「イマークS」に使用しているもの。新制度の活用で成分の認知度向上につなげる考え。

 3月1日発売予定の新商品の冷凍食品「海鮮中華丼の具」と「海鮮カレー丼の具」の2アイテムで、機能性表示食品の届け出を目指す。EPAとDHAを合わせて450グラム配合しており、「EPA」を機能性関与成分として申請。2アイテムは同時に申請をしており、受理されれば一気に市場に投入されることになる。

 同社では、ハンバーグやきんぴらなど既存の冷凍食品でも「EPA」を機能性関与成分とする届け出を進めている。今回発売する新商品とあわせて品ぞろえを増やすことで、店頭で冷凍食品の健康イメージの醸成につなげる考え。

 ニッスイは春夏の商品テーマの1つに「健康」を掲げている。アクティブシニア世代の78%が日々の生活の中で「健康」を意識。健康の悩みの上位は「肩こり」や「血圧」「中性脂肪」となっていると分析し、需要が拡大すると判断した。

 今春夏新商品では健康需要の拡大を踏まえて、EPAやDHAを添加した冷凍食品やレトルト食品などを拡充。「EPA+豆乳クッキー」で2アイテムを投入。レトルトスープ「7種類の具材のミネストローネ」と「ユッケジャン牛肉入り韓国風スープ」にはそれぞれ、EPAとDHAを配合した。なお、機能性表示食品としての届け出は、練り製品やハム・ソーセージ、缶詰でも行う予定。

 「EPA」については、通販展開するトクホ飲料「イマークS」に使い、「中性脂肪が気になる方に」と表示している。トクホは健康の悩みが深い人のニーズに対応するものとして機能性表示食品とは差別化する。新制度における表示を通じて「EPA」の機能性の認知を高めたい考え。「弁当や夕食メニューの中で、EPAを無理なく取れる環境を整えたい」(同社)とした。



ファンケルの「カロリミット」  新表示制度で届出、健食事業に弾み

 ファンケルが、健康食品の主力商品「カロリミット」を機能性表示食品として販売していく。すでに届出を行っており、受理を待っている段階。消費者庁による受理の遅れを受けて広告スケジュールを後ろ倒ししている。すでに届出が受理されたアイケア関連の「えんきん」は、積極的なプロモーションの展開で売り上げが大幅に伸びており、続く主力商品の制度活用で健食事業にさらに弾みがつきそうだ。

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