Home > 商品政策 Archive

商品政策 Archive

ジンズ コンタクトレンズを販売、EC限定で展開

8-1.jpg 眼鏡ブランド「JINS(ジンズ)」を展開するジンズがコンタクトレンズ事業に参入する。来年初頭に1日使い捨てのコンタクトレンズを通販サイト限定で販売する。商品は台湾のOEMメーカーから仕入れ、自社オリジナルブランドで展開。SPAモデルの眼鏡と同様に、他ブランドの商品は扱わずあくまで自社ブランドにこだわった。販売に際しては医療機関の受診申告者に限定したり、全国の眼科医を紹介するなど安全面にも配慮する。眼鏡に比べて再購入までの期間が短いコンタクトレンズの投入により、顧客との接触頻度を増やしていく。

 オリジナル商品として投入するコンタクトレンズは「JINS 1DAY」(㊨画像)。1日使い捨てで、価格は30枚入り1箱が税抜2000円。含水率58%の高含水タイプで、酸素透過率が高く快適なつけ心地が特徴という。事前のユーザー調査の結果では、91%が商品に「満足」としており、93%が「つけ心地がよい」と回答したようだ。

 自社通販サイト「JINSオンラインショップ」を通じてネット販売するにあたり、安全面に配慮する。同社執行役員で経営企画室長を務める笈沼清紀氏は「安心安全を重視したコミュニケーションやサービスを提供し、他の先輩企業らと市場を伸ばしていきたい」と述べる。

 具体的には医療機関への受診状況や装用状況などの事前確認を実施し、医療機関の受診を申告している場合に限って販売する。全国の眼科医を閲覧できるページも設ける。適切な装用方法を紹介する動画やリーフレットを用意し、購入時には動画視聴を義務付ける。購入後に相談窓口で個別の相談にも対応できる体制を整える。

 こうした慎重な取り組みについて、ジンズ薬務準備室長の倉重達一郎氏は「情報のばらつきをなくして安全に使用してもらう」と目的を説明する。購入時に閲覧してもらう動画では専門家の監修のもと、適正に使用してもらうための内容を作ったようだ。 商品は最短で翌日に配送する。オンライン購入での不安を解消するために、5枚入り無料サンプルによる試着や、未開封であれば購入後1カ月以内は無料で返品や交換にも対応する。
 ジンズによる自社オリジナルのコンタクトレンズ展開。実は以前から商品化を検討していたという。その理由について「眼鏡とコンタクトレンズの相性は良い」と同社デジタルコミュニケーション室の向殿文雄マネジャーは指摘する。

 1日使い捨てコンタクトレンズ購入者向けに実施した調査によると、51%がジンズの眼鏡の購入経験があり、そのうち8割がジンズがコンタクトレンズを販売した場合に購入する意向があったという。

P2.jpg
 また、使い捨てコンタクトレンズには1日だけでなく、2週間や1カ月など装用期間が異なるものがあるが、「眼鏡の売り上げにも寄与する商材を考えると集中すべきは1デイ」(笈沼氏)とのこと。同社の場合、眼鏡の買い替え頻度は2・7年に1本。1年あたりで見るとおよそ0・3本。これに対して1デイのコンタクトレンズは毎月買うため年間の購入回数は12回。つまり眼鏡の0・3回に比べて40倍のコミュニケーション頻度になる。「コミュニケーションの頻度を上げるアイテム」(同)としても1デイにこだわったようだ。

 コンタクトレンズの販売では当面は定期購入の仕組みなどは設けず、購買データを見ながら「アプリなどを使ってアプローチしていく」(向殿氏)との考え。合わせて店頭や通販サイトで眼鏡を購入した顧客に対してコンタクトレンズを訴求し、割引クーポンなどによる拡販も計画しているもよう。

 同社によると、コンタクトレンズの明確な売り上げ目標などは置いていないようで、「眼鏡とは商材が異なるため、安心安全を提供できるインフラを整えながら伸ばしていく」(笈沼氏)としている。

※写真はジンズの笈沼清紀氏㊥、向殿文雄氏㊧、倉重達一郎氏

楽天 SNS発のヒット目立つ、今年の人気商品、ハーバリウムや電球ソーダ

8-1.jpg
 楽天は11月28日、運営する仮想モール「楽天市場」における2017年のヒット商品を発表した。同社によれば、今年は世代間のギャップや、ライフスタイルの変化による消費などが目立つ傾向という。

 発表した「楽天市場ヒット番付」は、楽天市場のデータやウェブ、SNSなどから、今年の消費動向や社会情勢を振り返り、象徴するキーワードを相撲の番付形式にするというもの。東の横綱には「ゆとり世代のタイムライン消費」、西の横綱には「アラフォー世代のアルバム商品」が選ばれた。

 「ゆとり世代」はこれまで「消費意欲に乏しい」と言われてきたが、SNSが日常化したことで、タイムラインに流れる情報から自分の好みにあった商品やサービスを消費傾向が目立っている。

 例えば映画「ラ・ラ・ランド」や「美女と野獣」で注目されて人気が出た「黄色スカート」の楽天市場における2017年の売り上げは前年の3・18倍に。また、オイルで満たした瓶に入った植物標本「ハーバリウム」もSNSで人気が高まっており、楽天市場での今年の売り上げは同2110倍となった。他にも「オレンジワイン」や電球型の光るボトルにソーダを入た「電球ソーダ」、香川県のお菓子「おいり」などがSNS発のくちコミでヒットしている。

 一方、今年は90年代に流行した商品が復刻され、アラフォー世代を中心にヒットする現象が起きた。ゲーム「ドラゴンクエスト」やスーパーファミコン、腕時計「Gショック」などが代表。「アルバムをめくるように青春時代を呼び起こす商品」を「アルバム消費」とした。

 大関には「キッズ」と「シニア」を置いた。東大関は「天才キッズ特需」で、知育玩具の売り上げが前年比40%増になったほか、藤井聡太四段が注目された将棋の売り上げが同158%増となった。西大関は「シニアの軽量需要」。軽いメガネや軽量シューズ、軽量家電などがヒットした。

 その他、「働き方改革」の流れが顕著になったことから、平日夜に家で過ごす際の需要としてフットピローや資格関連などが前年から売り上げを伸ばしている。

ジャパネットたかた、"ほぼ日"の手帳を先行販売、高田前社長出演の番組で紹介

 
8-1.jpg
ジャパネットたかたは11月18日、コピーライターの糸井重里さんが経営する文房具や日用雑貨の通販を手掛けるほぼ日が手掛ける人気手帳シリーズの新商品「ほぼ日5年手帳」の販売を開始した。

 同日にBS‐TBSでは午前8時から9時59分、BSフジでは午前10時半から11時55分の枠で放送した同社の通販番組内の1コーナーとして放映した高田明前社長が日本全国を巡り、各地域の特産品などを紹介する約30分尺の旅番組「高田明のいいモノさんぽ」の中で高田氏と糸井氏が対談する形(写真(上))で、「ほぼ日5年手帳」を紹介(写真(下))し、先行販売したもの。

 同手帳は同社が販売する売れ筋のオリジナル手帳「ほぼ日手帳」の新商品で2018年から2022年までの5年間分の出来事を記すことができるA6サイズ、757ページの手帳。文字や絵が描きやすい3・7ミリの方眼をベースに目にやさしいクリーム色の用紙にうすいチャコールグレー色で印刷。左ページには1日ごとの日付と曜日、5年分の西暦のみを記載し、自由に使えるシンプルなデザインにしたことが特徴。右ページはフリースペースとして左ページに書ききれなかったことなどをメモできる。

8-2.jpg
 正式販売は12月1日からで、ほぼ日の通販サイトのほか、卸先であるロフトや東急ハンズの各店舗やアマゾンの通販サイトなどで販売するが、正式販売に先駆けてジャパネットたかたの通販番組で11月18日から先行販売を開始。同社のみの特典として「ほぼ日手帳」の愛用者に人気の下敷き「ほぼ日下敷き」をセットにして販売した。販売価格は税別3800円、専用の皮カバー付の場合は同8300円。

 なお、先行販売を行うのは通販ルートではジャパネットたかたのみだが、都内で11月15日から5日間にわたって開催した展示販売イベント「生活のたのしみ展」の会場でも先行販売を行ったという。

 11月18日放送の「高田明のいいモノさんぽ」では高田明氏が東京・浅草を訪れ、「餃子の王さま」など飲食店に立ち寄ったり、ブロマイド店「マルベル堂」で撮影体験などをする内容で、番組後半に糸井氏が本社のある長崎・佐世保を訪れて、高田氏と対談する内容だった。

 「高田明のいいモノさんぽ」はグループのジャパネットメディアクリエーションが制作し、2015年に「おさんぽジャパネット」(※今年4月から「高田明のいいモノさんぽ」に改称)として放送を始めた高田明氏が全国を巡る旅番組で、昨年1月を最後に通販番組の出演を原則、引退した高田明前社長がプレゼンターとして現在も出演を続けている唯一のレギュラー番組となる。数カ月おきに不定期で放送を続けており、今回を含め13回放送され、「青森編」ではりんご、「愛媛編」では今治タオルなど地場の名産品などを紹介、販売してきた。直近では8月に「岡山編」を放送し、デニム生地を使用したトートバッグと作務衣を紹介、販売している。


アマゾンジャパン AIスピーカーを発売、人工知能搭載しネット販売も対応

DSC00511.JPG
 アマゾンジャパンは11月15日から、アマゾンが独自開発した人工知能(AI)を搭載したスピーカー型端末「アマゾンエコー」を発売した。スピーカーに話しかけることで、アマゾンで商品を購入できたり、好きな音楽を再生できるもの。日本ではすでにグーグルやLINEがAIスピーカーを発売しているがネット販売への対応はできていない。AIスピーカーとECの親和性を見る上でも「アマゾンエコー」の動向が注目されそうだ。

 11月7日からアマゾンジャパンの通販サイトで注文予約を開始し、同15日から、スタンダードな端末「エコー」(税込1万1980円)と小型の「エコードット」(5980円)、最上位端末の「エコープラス」(1万7980円)の発送を始めた。アマゾンが独自に開発したAI「アレクサ」を搭載し、利用者が「アレクサ」と呼びかけると起動し、アマゾンジャパンが11月8日から開始した楽曲の定額制聞き放題サービス「アマゾン・ミュージック・アンリミテッド」(月会費980円、有料会員は780円)などを活用して好きな音楽を再生したり、対応する家電を操作できる。

 なお、日本の発売に先立って、約1年をかけて「アレクサ」を日本語対応し、同音異義語の聞き分けも可能だという。また、独自の技術により、6メートル離れていても話し手を識別して起動し、利用できるという。

 事前に個人情報や決済方法、配送方法などを設定しておけば「エコー」によるアマゾンの通販サイトでのネット販売も可能で、例えば「お茶を買いたい」と話しかけると、まず過去の購入履歴から検索し、そこにお茶があれば「○○(商品名)があります。再度、購入しますか」などと返答し、利用者が「買います」と答えれば、注文した上で「○○日に到着予定です」と配送予定日などを案内する。購入したい商品が過去の購入履歴にない場合はアマゾン内の商品を検索し、該当する商品を何件か読み上げ、さらに商品情報が知りたい場合は続きの商品情報を紹介し、気に入ればそこから商品を購入することもできるという。なお、読み上げる商品の情報は連動するスマホアプリ上でも当該商品の画像やスペックを表示し、利用者はそこで確認して購入することもできるという。

 また、米国では「アレクサ・エクスクルーシブ・ディール」という「エコー」の利用者などに向けた限定の割引セールも実施しており、「今のディールは何?」などと話しかけるとセール対象商品の情報を知らせる試みなども実施しており、日本でも同様の試みを実施する可能性もありそう。

 日本ではグーグルが「グーグルホーム」、LINEが「クローバウェーブ」というAIスピーカーを発売中。シェア争いの行方ももちろんだが、AIスピーカーとECへの親和性についても気になるところ。「グーグルホーム」は日本ではEC対応はまだ行っておらず、「クローバウェーブ」も「ECに対応するプロジェクトは進行中だが、対応時期などは未定」(LINE)としており、現状では「エコー」が唯一、対応している。ただ、「(エコーは)現状、ショッピングツールとしてはフレンドリーではない」(アマゾンジャパン)としており、今後、使い勝手を改善していく考え。AIスピーカーはECの新たなインターフェイスになりえるのか。行方が注視されそうだ。

ハウス食品 ビッグデータ活用しカレー開発、「ロハコ」と組みEC限定で

8-1.jpg
 ハウス食品がアスクルと組んで"ビッグデータ"を活用したレトルトカレーを開発し、EC限定で販売を始めた。アスクルの通販サイト「ロハコ」に寄せられた商品レビューの分析や顧客へのウェブアンケート、グループインタビューなどを通じ、商品化した「辛口のバターチキンカレー」を11月2日から「ロハコ」で発売した。「好きな人は好きな味でリピートはかなりあるはず。長く売れ筋上位に入り続けるような商品だと期待している」(ハウス食品・豊田陽介事業戦略本部チームマネージャー)としている。反応を見ながら今後も、アスクルとのコラボカレーの開発を進めていきたい考えだ。アスクルでも初のビッグデータを活用して開発した商品に期待を寄せており、売れ行きなど反応を見ながら、他のメーカーにも横展開していきたい考えだ。

 ハウス食品が11月2日からアスクルが運営する日用品通販サイト「LOHACO(ロハコ)」で販売を開始したレトルトカレー「ペパー香る!バターチキンカレー 辛口」(税込298円)は「ロハコ」の顧客の声を活用して開発した商品だ。

 昨年11月に「ロハコ」が自社精米の米「ろはこ米」の拡販などを目的に展開しはじめた企画全国のメーカーの中で手作りや伝統を大切にした製法や国産や無添加など原材料にこだわった食品を製造しているメーカーを厳選し、それぞれのメーカーが「ロハコ」専用に"ご飯に合う"加工食品を開発した「LOHACOごはんのおとも」の全22商品の1つとして、ハウス食品ではレトルトカレー「スパイス香る!キーマカレー」および「じっくり煮込んだほぐし牛肉カレー」を開発・発売したが「『ごはんのおとも』全体も売れ行きがよい中、(ハウス食品の)カレーの売り上げは断トツで1位。また、レトルトカレーのカテゴリーで見てもナンバーワンで、2商品で同カテゴリーのシェアの10%を占めるヒットになった」(アスクルの立花智子フード/リカー事業部MD)と好評だったことから、今年11月2日に投入する「ごはんのおとも」の第2弾に合わせて、再び「ロハコ」限定のレトルトカレーの開発に着手。「どうせやるならば昨年より踏み込んだものを作りたいとアスクルさんと話し合い、『ロハコ』のビックデータを活用して開発することにした」(豊田氏)という。

 新たなレトルトカレーの開発にあたっては、まず「ロハコ」で最も売れているレトルトカレーである「バターチキンカレー」の商品レビューのテキストマイニングを行い、「甘くて食べにくい」や「もっと辛いのがあればいいのに」といった声を発見した上で、改めてレトルトカレーの購入実績客約2800人にバターチキンカレーに関するし好などを聞いたウェブアンケート調査を実施した。この結果をもとに辛口のバターチキンカレーを試作。再度、「ロハコ」で辛口のレトルトカレーを購入したこのある顧客、約60人に対し、他メーカーの既存のバターチキンカレーとナショナルブランドのカレー、試作用カレーの3食のブラインド試食会を実施し、8割が「おいしい」「買いたい」とした試作品をベースに商品化した。「一般的にバターチキンカレーはマイルドな甘口のものが多いが、このカレーはバターのコクに加えて、スパイスの効いた辛口のバターチキンカレーでこれまで市場にはなかったもの。ビッグデータをもとに『ロハコ』のお客様に寄り添って開発できたこれまでにない商品」(立花氏)という。

 売れ行きのよい昨年発売の2つの「ロハコ」限定カレーに加えて、今回のバターチキンカレーを投入することで「3商品で『ロハコ』のレトルトカレーの売上シェアの15%くらいまで目指したい。バターチキンカレーは皆に受ける大衆の味を作るのが得意な当社が今回に限ってターゲットを絞って作ったもの。間口は狭いが、好きな人は好きな味でリピートはかなりあるはず。瞬間風速的な売れ行きでなく、長く売れ筋上位に入り続けるような商品だと期待している」(豊田氏)としており、今回の売れ行きを見ながら、今後もビッグデータを活用しながら、例えばグリーンカレーなど「ロハコ」限定の新たなレトルトカレーに着手していきたい考えのようだ。

 「ロハコ」の購買データなどのビッグデータを提供して、メーカーがマーケティング施策に活用する事例はこれまでもあったが、直接的に商品の開発に活用する試みは今回のバターチキンカレーが初めてで「本当の意味でお客様に寄り添った商品を作るための1つの手法。他のメーカーにも同様に提案して横展開していきたい。ロハコでしか購入できないよい商品を開発して商品をきっかけに新規客獲得やリピーターの育成につなげたい」(立花氏)としている。

 なお、11月2日に「ロハコ」で販売を開始した「ごはんのおもと」の第2弾はハウス食品のカレーのほか、宮城県の缶詰加工メーカーのミヤカンと長野県の味噌メーカーのひかり味噌が共同開発した「ミヤカン×ひかり味噌 綾糀使用 三陸水揚げ 鯖の味噌煮」など9商品のほか、今回、新たに展開するパンやパスタに合うおかず「パン・パスタのおとも」では野菜たっぷりのレトルトスープ「野菜を食べるミネストローネ」(SSKセールス)や「黒胡麻リッチメープル」(タクセイ)など13商品を展開している。


8-22.jpg
【食品担当者に聞く

「ロハコ」で長く売れる商品に



 「ロハコ」限定のレトルトカレー「ペパー香る!バターチキンカレー 辛口」の開発を担当したハウス食品の豊田陽介事業戦略本部チームマネージャー(=写真)に商品開発の経緯や特徴、今後について聞いた。
                     ◇

 ――今回のバターチキンカレーは昨年、「ロハコ」限定したレトルトカレーに続く第2弾となるが、昨年の商品はどうだったのか。

 「価格は298円と一般的な売れ筋の100円台のレトルトカレーと比べると高めの価格設定だったが、昨年、発売した2商品は想定以上の売れ行きだった。味はもちろんだが、お客様のレビューを見ると、『こんなかわいいパッケージを見たのは初めて』とか『かわいいので友達の家に遊びに行く時にもお土産としてもっていける』というコメントを多く頂けており、当社としてはチャレンジだったが、こだわったパッケージなどもお客様に受け入れられたようだ。また、レトルトカレーというと"手抜き"という罪悪感を持つお客様もいると思うが、チーズや卵を乗せて試して頂く提案を商品ページでできたことなどもひと手間を加えたという罪悪感を払しょくする上で大きかったのではないか」

 ――ECに限定した商品はほかにもあるのか。

 「全国に同じものをお届けするという開発の形がほとんどだが、最近では様々な流通に向けて限定商品を少しずつ開発しており、EC限定商品もその一環だ。ただ、EC限定商品は『ロハコ』のみで展開している。レトルトカレーは年配の男性に多く支持されているが、当社としては20~40代の女性というこれまであまりリーチできていなかった層にリーチしたいと考えており、『ロハコ』ではそれができると思ったこと。また、売りっぱなしではなく、どんな人が買ったのか。どのページを経由して売れたのかなどのデータを提供してもらえ、当社としてはそうした知見を獲得したいと考えて『ロハコ』で限定商品を展開している」

 ――今回のバターチキンカレーの特徴は。

 「もともと『ロハコ』で売れ筋であったバターチキンカレーのお客様の声を分析し出てきた"辛口"というキーワードもともに開発した商品でバターや生クリームの濃厚な味わいにブラックとレッドの2種類のペパーの華やかな香り立ちを入れた大人の辛口カレーだ。また、今回もパッケージデザインにもこだわり、2つのペパーをモチーフとしたかわいらしいデザインにした」

 ――売り上げの目標は。

 「"辛口"ということでターゲットを狭めているため、瞬間風速的な売り上げというよりも、好きな人には非常に好きな味にできたと思う。リピーターもかなり期待できるはず。じわじわと売れて長く『ロハコ』のレトルトカレーでトップ10に入るような商品になってくれると思う。昨年の2商品と合わせて、レトルトカレーカテゴリーのシェアを15%くらいまで獲得できればと思う」


1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11

全ての記事一覧

Home > 商品政策 Archive

Amazon出品サービス
Search
Feeds

△ ページtopへ