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【「ワウマ」検索刷新の成果①】 トレンドに合った商品上位に、「S4」導入でユーザー動向に合致

 KDDIと子会社のKDDIコマースフォワード(KCF)が運営する仮想モール「Wowma!(ワウマ)」では昨年6月、モール内検索を刷新した。KDDIグループのSupershipが提供する「Supership Search Solution(S4)」を導入。CTR(クリックスルー率)が2倍になるなど、大きな成果を挙げている。

 そもそも、ワウマのサイト内検索にはどんな課題があったのか。例えば「オレンジ色のワンピースが欲しい」と思い、「オレンジ ワンピース」で検索した際に、食品のオレンジが検索結果に出てくるなど、ユーザーが求める検索結果に応えられないケースが目立っていた。

 また、季節やイベントなど、時期によってユーザーが求める検索結果は変わってくる。例えば夏であれば「花火」で検索した際に、手持ち花火だけではなく、「花火柄のカラーコンタクトレンズ」が上位に来てしまう、ということもあった。検索ワードにおけるトレンド変化への対応がうまくいかず、変更が遅れがちになっていたわけだ。KCFプロダクト開発本部ストア開発部兼プラットフォーム開発部検索・レコメンドグループの松坂真紀氏は「当時は競合の仮想モールと比較しても、検索精度の粗さは目立っていた」と話す。さらに、店舗からも「売れている商品のはずなのに、検索上位に出てこない」といった声が挙がっていたという。

 一昨年の12月にDeNAから仮想モール事業を買収したKDDI。モール内検索に関する課題は認識しており、事業継承後、すぐに改善に向けた取り組みを始めた。

 では、新しい検索エンジンとしてなぜS4を選んだのか。「Supershipが広告事業において蓄積してきた、外部サイトにおけるユーザーの行動データに着目した」(松坂氏)という。ユーザーが検索に求めるものは人によって変わってくる。データを活かし、よりユーザー個人にあわせた検索結果が表示できるような仕組みを構築する意図があったわけだ。

 Supershipマーケティング事業本部データソリューションスタジオの宇都宮紀陽スタジオ長は、S4の強みについて「例えば『コードレス』であれば単語1つで辞書を持っており、『ドレス』で検索した際にコードレスが出てくるような不自然なことが起きない。これまでKDDIの『auポータル』における検索を手がけてきていることなどから、辞書に登録されていないトレンドワードでも、重要なワードは登録して、モール内検索でヒットするようにしていく、という作業を日々積み重ねている。先ほどのような課題にはすぐに対応可能だ」と語る。

 新しい検索エンジンでは、季節によって変わってくるユーザーの検索ワードに関する動向をもとに、メインとなる商材については結果がおかしくないかどうかをチェックし、問題がある場合はSupership側がチューニングするようにしている。例えば「花火」であれば、「花火柄のカラコン」のように、ユーザーの検索意図に沿わないであろう商品のスコアを下げて、手持ち花火で上位を揃えるのだという。また、ワウマで開催される特集などにあわせた検索結果のチューニングも行っている。
(つづく)


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