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マークスタイラー ショールーミングストア開設、自社ECと連動し人気商品など展示、新客と購入回数増狙う

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 レディースファッションブランドを手がけるマークスタイラーは12月14日、自社通販サイト「ランウェイチャンネル」と連動したショールーミングストアをパルコ運営の渋谷SR6にプレオープンした。

 「ランウェイチャンネルラボシブヤ」は"店舗で試着してネットで買う"という消費行動の拡大に合わせ、ショールーミングに特化したマークスタイラー初の体験型ストアで、その場で商品を売らない分、来店客には人気アイテムなどを自由に試着して写真を撮ってもらい、SNS投稿を通じた新規顧客の獲得などにつなげる狙いだ。

 1階には同社が手がける「マーキュリーデュオ」や「ムルーア」など全17ブランドの新作アイテムや予約商品、ウェブ限定品などを常時30~40型(色やサイズ違いも入れると約250SKU)を展示(画像(上))。開設時はアウターとデニムを展開しているが、テーマや企画は高い頻度で変えるほか、通販サイトのランキング掲載商品も週単位で入れ替えて鮮度を保っていく。

 気に入った商品は、店頭のタブレット端末で商品タグを読み込むと、通販サイトの商品詳細ページに遷移して専用のQRコードが表示されるため、来店客はスマホで当該商品をお気に入り登録して帰宅後にゆっくり検討したり、その場で通販購入の手続きをすることもできる。

 店舗2階にはメークスペース、Wi―Fi環境や電源を完備した休憩エリアも用意。ショールーミングを楽しみながらゆっくり過ごせるほか、試着した姿を撮影できるフォトジェニックなコーナーも設けた。また、ネットとリアルをつなぐ新しいテクノロジーをいち早く取り入れる"ラボ"として体験型ストアの目玉となる大型の3Dスキャナーを導入した(画像(下))

 同スキャナーは、パルコとベンチャー企業のサイキックVRラボが手がけたもので、数秒で全身を360度撮影するため、商品着用時の後ろ姿なども確認できる。

 3D画像はQRコードから来店客のスマホなどにも取り込めるようにしており、SNSに投稿することも可能だ。
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 マークスタイラーでは、商品を売らない店舗で来店と試着の心理的なハードルを下げ、自社ブランドの人気アイテムなどを自由に試着してもらうことで、周辺の自社ブランド店舗や自社通販サイトへの送客につなげる。まずは200万人の既存会員にショールーミングストアを告知。東京近郊の顧客に来店を促して撮った写真をSNSで拡散してもらい、それを見た新規客が来店するという循環を作っていく。

 そのためにも、「試着だけでは来店数が限られてしまう」(北島健一EC本部本部長)とし、春の本格オープンに向けては3Dスキャナーなどのテクノロジーに加え、インフルエンサーの来店イベントや人気ヘアサロンとのコラボなども計画。来店客の声を聞いてさらなる企画、コンテンツの拡充を図る。また、社内のスタッフ、インフルエンサーにも撮影場所として活用してもらい、認知度を高める。

 一方で、「『ランウェイチャンネル』としてのKPIは新規顧客開拓と購入回数の拡大」(北島本部長)としており、ウェブ上の広告やクーポン施策などの販促とは異なる新しい顧客アプローチへの挑戦という意味合いもあるようだ。

 来期(2019年2月期)は、気になる商品を取り寄せできる場所としてもショールーミングストアを活用。来店客に試着や3D撮影をしてもらい、気に入らなければキャンセルもできるようにする。現状、自社通販サイトには店舗受け取りの機能はなく、ショールーミングストアでニーズやオペレーションの確認ができれば、各ブランド店舗への横展開にもつなげる。


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