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ヤマトHD 関西WGを開所、東名阪の多頻度輸送実施

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 ヤマトホールディングスは10月5日、大阪・茨木市に総合物流ターミナル「関西ゲートウェイ(GW)」を開所した。宅急便のスピーディーな仕分け拠点機能と物流工程で行う付加価値機能とを合わせた物流施設。最新のマテハン機器の導入により従来に比べ20%強の人員をセーブし、労働人口の減少と荷物の増加へ対応。関西GW開所により2013年と16年にそれぞれ開設した厚木GWと中部GWとの間で行う主要都市間の多頻度輸送体制が整った。本格稼働は11月1日を予定する。

 関西GWは敷地面積が約6万4000平方メートル、6階建てで延床面積が約9万100平方メートル。大和ハウス工業がパナソニックの工場跡地に建設した物流施設を借りた開所した。1階、中2階、2階は通常の宅急便の仕分けスペースで、3階がクール宅急便用のフロア。4階以降が付加価値機能(メンテナンスや洗浄、クロスマージ、修理、オンデマンド印刷)のフロアとなる。ヤマト側の投資額は約60億円。ヤマト運輸はじめヤマトロジスティクス、ヤマトフィナンシャルなどグループ11社が入居する。

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 1階は着車バースに着いた荷物入りのロールボックスパレットを仕分けエリアへ送るための前詰め搬送機を導入。重いパレットの前詰めを手作業でなく機械化し、省人化と安全性確保している。

 荷物の1階から中2階、2階へ移動は「クロスベルトソータ」が配送先エリア別に仕分け。配送先は荷物に貼付する数字やバーコードをスキャナーが読み取り自動認識する。クロスベルトソータは長方形型の板(セル)ひとつに1個の荷物を載せ、空いているセルへ自動的に移していく。クロスベルトソータは全長900メートルで、1時間当たり4万8000個の荷物を処理する。この処理数は羽田クロノゲートとほぼ同じで、厚木GW、中部GWと比べると1・4倍の規模という。

 クール便スペースの3階は、温度を一定に保つコールドBOXの移動用にパナソニックがヤマト向けに開発した無人搬送機を4台導入。同機で効率化と安全性確保のための実証実験を行う。

 仕分け、付加価値機能の各階の荷物の移動はスパイラルコンベアで移動する。

 厚木GW、中部GWとの間の幹線輸送は、これまでの夕方までに集荷した荷物を夜間から運ぶ体制から、昼夜を問わず多頻度で実施。宅急便の荷物は50%が東名阪エリアのもので、これらのエリア間を往復する多頻度幹線輸送により、将来的に当日配送の提供につなげていく。また厚木GWから関西GWへの幹線輸送では、中部GWを介在させる中継輸送が可能になり、中部GWでドライバーが交代することで、長距離ドライバーの負担軽減も図る。

 さらに幹線輸送では車両長25メートルの新規格連結トレーラー「スーパーフルトレーラー25(愛称=CONNECT)」を導入。従来の大型トラックに比べ2倍の積載量を輸送できるトレーラーで、1人で2台分という生産性向上を図る。山内社長は新規格トレーラーについて「幹線輸送では競い合うのでなく共同輸送を行い、『競争』から『共創』へと物流業界の健全成長たのめ、同業他社と輸送シェアを行いたい」と述べ、後ろに連結するトレーラーを他社に利用してもらうビジネスモデル構築に取り組む意向を示した。


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