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ユーグレナの福本拓元取締役に聞く 通販サイト統合の狙いは?

 5-1.jpg微細藻類ユーグレナ(和名ミドリムシ)を使った商品の開発・販売などを手がけるユーグレナは4月1日、自社通販サイトの全面刷新を行った。「緑汁」などの健康食品を販売するサイト「ユーグレナ・ファーム」のほか、化粧品ブランドを扱う「B.C.A.D.オンラインストア」と「one(ワン)オンラインストア」という合計3つの通販サイトを統合し、新たに「ユーグレナ・オンラインショップ」として運用を始めた。サイト一本化の狙いや通販戦略などについて同社取締役ヘルスケア事業本部長の福本拓元氏(=写真)に聞いた。

──通販サイトを1つに統合した理由は。
 
 同日(4月1日)にコーポレートサイトもリニューアルしたが、背景には会社全体のリブランディングがある。当社は昨年ブランドポリシーを新たに制定したが、『テクノロジー』『革新』『感動』の3つを掲げている。コーポレートサイトをリニューアルするタイミングでブランディングをしっかりと『テクノロジー』『革新』『感動』に寄せていくために、その顔であるECサイトもコーポレートサイトにある程度テイストを合わせていこうと考えた

 「加えて、裏側の機能的な課題もあった。例えば『ユーグレナ・ファーム』と『B.C.A.D.オンラインストア』は別々に立ち上がったため、2つのサイトのIDとパスワードはバラバラだった。ポイントの扱いや配送料の仕組みも異なっていた。そのため『ミドリムシが好きだから』と、緑汁やB.C.A.D.の化粧品の両方を購入している顧客は別々のIDとパスを使う必要があった。今回の一本化によってすべて統合された。1つのアカウントですべての商品を購入でき、ポイントもすべて同じ仕組みの中で運用される

──サイトを統合したことで、緑汁などの健食とoneなどの化粧品を同時に買えるようになった。商品は同梱して一緒に送られてくるのか。
 
 「そういう構造になった。今まではサイトごとに別の段ボールでバラバラに送っていた。今はユーグレナのロゴが入った箱に健食も化粧品も同梱して送る構造になった
 
──一本化で複数ブランドが統合されたが、ブランド別の売り上げでは緑汁が稼ぎ頭になるのか。

 「現状はそうなる。化粧品のoneがその次に続く規模になっている。立ち上げから一年程度だが、急成長している。緑汁もoneも10万人以上の定期顧客を保有するのが目標。健食も化粧品もどちらか一方が中心と言うつもりはなく、ともに一定規模以上の顧客を囲い込み、両方を柱としていく考えだ

──「テクノロジー」「革新」「感動」というブランドポリシーは、ミドリムシを使ったバイオ燃料などエネルギー分野には当てはまるだろうが、健康食品のイメージに合致するのだろうか。

  「正直そこのギャップは現時点でもある。必ずしも完全にエッジを立たせて『テクノロジー』『革新』『感動』を作れているわけではなく、そこはマーケットと相談しながらやらないといけない。ただ、ユーグレナという会社としてそうしたブランドポリシーを掲げており、最後はそこを目指すべきだと考えている。通販は大量の広告を投下するが、できる範囲で『テクノロジー』『革新』『感動』に寄せていくべきだと今チャレンジしている。あまり一気にやりすぎて混乱をきたさないようにするが、方向性としては3つのブランドポリシーを軸に振っていく
 
 「我々は既存の通販企業から顧客をとるというよりも、新しいマーケットを創出することに興味がある。今まで健康食品を一切食べたことなかった人がユーグレナという会社をきっかけに食べ始めたというのが答えの気がしている。そういう意味では既存のマーケットをあまり意識しすぎなくてもいいのかなというのは本音としてある


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