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wajaの村田高宗CEOに聞く・今期の戦略と展望は?

 5-1.jpg海外ファッションのネット販売を手がけるwaja(ワジャ)は、この2~3年の低迷期を脱し、今期(2017年9月期)業績は計画を上ブレする見込みとなるなど好調のようだ。「あんしん保証」サービス導入に伴う100%当日発送への挑戦や、働き方改革などに着手しているほか、今期中には同社独自の"ささげ"サービスの外販も計画している。wajaの舵取りを担う村田高宗CEO(=写真)に足元の取り組み課題などについて聞いた。  
──社長就任後は厳しい時期が続いた。
 
 「3年半前に就任したが、2期連続の赤字や、2003年の創業以来初の減収も経験した。リブセンスとの資本提携や、アウトレットECではビービーエフが運営していた『プレミアムブランドアベニュー』を当社の『リーズンアウトレット』に統合するなどしたが、想定していたスピード感でシナジーを出し切れなかった。ただ、PDCAがしっかり回り始めた昨年10月から業績が好転し、単月黒字を維持している。上期は通期の経常利益目標に届きそうなくらい好調だ
 
──役職も変更した。
 
 「初めて管掌をやめた。これまではCOOの小安とふたりの役割を縦割りで決めていたが、すべての業務にふたり同時にかかわる。その時に同じ役割だと現場が混乱するので、私が意思決定や方向付けを行い、小安は現場に深くかかわりながら決めたことの執行に専念する。こうした役割分担が好調要因のひとつだ
 
──サイトにも手を加えてきた。
 
 「常時SLL化によるセキュリティ対策やインフラの増強に加え、ネーミング変更も実施した。『waja』のキャッチコピーを"世界のファッションが買えるマーケットモール"から"全品検品、共通サイズ表記のマーケットモール"に、海外のバイヤーさんが出品するマーケット名を『バイヤーセレクト』から『ワールドローブ』に変更した。バイヤーさんが買い付けた日本未入荷のインポート商品や未上陸のレアブランドといった品ぞろえと仕組みの強みを再確認し、打ち出すものの整理整頓をした
 
──昨年11月に「あんしん保証」を始めた。
 
 「従来から返品やブランド保証など顧客の不安払拭につながる保証サービスを行ってきたが、当日発送を正式な保証内容に加えることで利用者から商品価格の2・16%(※1万円以下の商品は216円)を保証料として頂くことにした。元々、平日午後1時までの注文分の9割程度は当日発送できていたが、『これくらいできていれば』という甘えがあった。残りの1割にも対応するために業務フローを見直して、現状は99%くらいまできた。未対応分はクーポンでお返ししている。『あんしん保証』を導入する怖さはあったが顧客の離脱はなく、利益改善につながっている
 
──今期、力を注いでいることは。
 
 「『622』という働き方の標語を掲げている。これは時間配分のことで、6割を開発・企画に、2割を改善活動に、残りの2割を運用する時間に使おうと言っている。前期は運用面に多くの時間を費やしていたが、ここを短縮できる機能を作ったり、フローを工夫するなどして時間の使い方を変えたことが上期の成果につながっている。また、欧州やアジアのバイヤーさんに対するコンサルとサポート体制を強化する。プチプラのブランドが集まっていたり、アウトレットが充実している米国に大型のバイヤーさんが集中しているが、『ワールドローブ』とうたっている以上、サイト上で世界の旅気分が味わえるように欧州などのバイヤーさんの育成に力を注ぐ
 
──上期好調で下期の計画に変化は。
 
 「今期の着地が上ブレする見通しとなったことで、期初計画にはなかった"ささげ"サービスの外販に取り組む。古着市場の盛り上がりもあり、当社の1点物や多品種小ロットに対応できる"ささげ"のニーズが高まっていて、この仕組みをクラウドサービスとして提供するほか、改善プラットフォームのツールも一緒に提供することになる。今夏のサービス化を目指していく

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