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ファンケル  健食の内製化率高める、独自技術の向上図り強み増す

 ファンケルがサプリメントの自社生産比率を高めていく。昨年10月には、化粧品の製造を行う千葉の主力工場に増設したサプリメントの製造ラインが稼働。生産能力を従来比約1・6倍に高めた。今後もサプリメントは、製剤特性や需要変更を考慮して自社生産と外部委託を使い分けるものの、内製率は高めていく考え。

 化粧品は、独自の「無添加化粧品」を提供するためこだわった生産設備を採用。一部の特殊な品目を除き、基本的に自社生産を行っている。このことが研究と連動した生産技術の向上、ノウハウ蓄積など、他社と差別化を図る強みになっている。サプリメントでもこうした知見を活かす。

 サプリメント販売企業で「SPA(製造小売業)」を実現している企業は珍しい。販売が低迷した際に固定費率が高くなり、経営を圧迫するリスクがあるためだ。ファンケルは自社生産比率を開示していないが、内製率はサプリメント販売企業の中で群を抜いている。

 自社生産を行うメリットのほうが大きいと考えるため。品質や安全性の担保が自社で行え、プロモ―チョンの面でもこの点を顧客に訴えることができる。また、独自技術の向上やノウハウ蓄積も図れる。

 生産面やコスト面でも需要変動に柔軟に対応でき、製品開発の期間、工場における量産化や製造工程の調整など開発期間のコントロールが容易になる。設備投資によるコスト増はあるが、自社の改善努力で直接的な原価低減を図れ、「えんきん」や「カロリミット」など主力商品が育つ中、顧客と継続的な関係が作れれば、収益基盤の安定化などメリットのほうが大きくなるとみる。

 千葉のサプリメント工場は、15億円を投資し開設した。

 現在、サプリメントの製造工場は横浜と千葉の二拠点。千葉工場では、「えんきん」や「カロリミット」「HTCコラーゲン」など15品目を生産。年間約960万袋を充填する(今年1月時点)。

 また、今後、高齢化によって生じる退職など従業員の自然減に応じて、自動化や省力化を進める。

 すでに2階建ての建屋の構造を利用して、サプリメントの「打錠」や「袋充填」「包装」といった各工程間の移動には重力によって工程間の移動や、「移動式の専用容器」を使うなど極力人員を配さない生産方式を採用している。サンプリングを自動で行う検査機器も導入し、わずかなばらつきにも自動で製造にフィードバックするシステムを採用して品質の安定化を図っている。

 今後も製造工程や品質検査の面でロボット化や、AIの活用を進めていく。

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