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GMOドメインレジストリ塚原社長に聞く 「.shop」の特徴やメリットとは?

 5-1.jpgインターネット上の住所と言われるドメイン。そのドメインの中で右端にある「.com」「.jp」などは「トップレベルドメイン(TLD)」と呼ばれているが、2008年にドメインが自由化されて従来のTLDに加えて新たな文字列が使われ始めている。そうした中でGMOインターネットグループのGMOドメインレジストリが今年1月に、グーグルやアマゾンらと競り合って49億円で落札したのが新たなTLDである「.shop」だ。GMOドメインレジストリではドメイン専門の小売事業者を通じて「.shop」を使ったドメインの提供を行う。同社の塚原廣哉社長(=写真)に「.shop」の特徴やメリットなどについて聞いた。

──「.shop」を今年1月に落札した。
 
 「EC市場がどんどん伸びている中で、ECのためのドメインが今まではなかった。そこで『.shop』に着目し2009年に今のGMOドメインレジストリを立ち上げ、足掛け7年で取得した。簡単に用語の説明をすると『http:// gmo.com』というURLがあるとすると、この中で『gmo.com』がドメインで、インターネットの住所にあたる。そのうち『.com』がTLDと呼ばれており、『.com』や『.jp』など。そして『gmo』の部分がドメイン名(セカンドレベルドメイン)。『.com』『.net』『.org』『.jp』というTLDは以前からあるため、覚えやすい良い文字列が枯渇している。それを改善するために始まったのが『新gTLD』で、新しいジェネリック(一般的)なTLD。実際に1930件のドメインが世界中で申請された。その中で事前受付数などからナンバーワンと呼ばれていたのが『.shop』。当社はこれをグーグルやアマゾン、JDドットコムなど世界の巨人らと競り合って手に入れた
 
──「.shop」を使うメリットは。
 
 「ズバリ言うと、ある商品カテゴリーを占拠できるということ。例えば『toyota.shop』であれば、トヨタのサイトだということは分かる。しかし仮に『car.shop』というドメインをトヨタが入手すると、自分たちの業界のカテゴリーを占拠することができる。カテゴリー名をとりに行くことはインターネットビジネスで非常に重要。『.shop』はEコマースとの親和性が高いため、『car.shop』『beer.shop』などをとることで競合を排除して自社の商品だけを売ることができる
 
 「さらに直感的にどういうウェブサイトかが分かるというメリットもある。『rice.com』であれば米についてのウェブサイトであることは分かるが、産地についてなのか品種についてなのか、何についてのサイトかは分からない。『rice.shop』であればドメイン名を見るだけで米を売っているお店だということが直感的に分かる。そのため変なウェブサイトに行くことはないだろうという安心感にもつながる
 
──良いドメインを取得することが集客にもつながるということか。
 
 「日本ではなじみがないかもしれないが、欧米では12~25%はドメイン名からの直接流入。米を探している場合には『rice.com』などとそのまま打ち込む文化が欧米では残っている。そのため分かりやすいドメインであることが非常に重要になってくる。一例を挙げると『japanrice.shop』というドメインを取得すれば、覚えやすく、集客につながる。越境ECという観点で見ると、世界中の顧客に拡販できるチャンスにもなる
 
──SEOにも効果はあるのか。
 
 「その可能性はある。グーグルが検索のアルゴリズムを公表しておらず明言はできないが、グーグルとしては新ドメインも既存のドメインも公平にアルゴリズムに組み込むということは発表している
 
──「.shop」を使ったドメインの取得方法については。
 
 「当社と消費者の間に小売事業者にあたる『レジストラ』が存在する。我々のグループで言うと『お名前.com』が国内最大のレジストラになる。世界には同じような会社が2100社あり、そこに卸売をして、レジストラからエンドユーザーにドメインを販売するという構図になっている。取得方法は『.com』と同様にレジストラを通じて名前、住所、電話番号、カード番号など一般的な情報を登録し、ドメインを検索してカートに入れて決済すればすぐにでも使える

──「.shop」を使う際のコストは。
 
 「小売事業者であるレジストラによって異なるが、グループのお名前.comの場合であれば年間990円で提供している。これは『.com』と同じ水準で、他のレジストラでも千円前後となっている

 
準備中のサイトでは日本の鎌倉の味噌屋が『miso.shop』というドメインを使うが、ドメインはすべて早い者勝ち。欧州はドメインについて歴史があり、『.shop』も多くの申請を頂戴している。先に良いドメインをとられてしまう可能性もある

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