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「ミレポルテ」の現状と展望は? B4Fのカイエール社長に聞く

 5-1.jpgフラッシュセールサイト「ミレポルテ」を運営するB4Fはサイト開設から6年半が経過し、順調に会員数や売上高を伸ばしており、利益も含めて安定した事業基盤を構築してきているようだ。「顧客満足がもっとも大事なKPI」とするアルメル・カイエール社長(=㊨写真)に事業環境やサービスの強みなどを聞いた。
──フラッシュセールは売場として定着した。
 
 「取引先ブランドからもひとつの販売チャネルとして見られ、ブランド側の年間販売スケジュールの中に組み込まれている。当社としても早い段階でセールの計画が立てられるようになり、消費者がいつ訪問してもカジュアルやハイファッション、雑貨、食品などのセールがバランス良く開催できる状態にある
 
──会員数も増えた。
 
 「会員数はくちコミを中心にこの1年で大きく伸び、16年8月時点で約270万人になった。さらに大きく伸ばすというよりは、270万人の満足度を高めることを優先したい。アンケートでは97・3%の顧客が当社サービスに『満足している』と回答していて、リピート率も非常に高い。毎日、新しい商品を投入できていることがリピートにもつながっている。各セールは長くても1週間とし、毎月4万SKUを展開している。一部で会員登録をしなくても閲覧できるセールもあるが、大半がブランドの価値を崩さない目的で会員限定のクローズドセールだ
 
──衣料品が主力だ。
 
 「季節感がはっきりしているファッション商材とフラッシュセールの相性が良いため売り上げ構成比は高いが、最近ではインテリア雑貨などファッション以外の構成比が少し伸びてきている。当社では3カ月に1度はアンケートを実施して顧客の声を聞き、品ぞろえやサービスに反映させている
 
──ビジネスモデルに変化は。
 
 「事業モデル自体に大きな変化はないが、社内の管理システムを変えたことで商品発送は従来よりも平均3日前倒しで届けられるようになった。また、返品もカスタマーサポートへの電話かメールでの連絡が必要だったが、サイト内の注文履歴ページで返品手続きが行えるようにするなど、サービスの改善には日々、取り組んでいる
 
──業績は順調か。
 
 「継続的に質の高いサービスを提供するためにも利益を重視した経営を行っている。世界的に利益が出ているフラッシュセールサイトが少ない中で、当社は3年前から黒字を確保している。クーポンなどに頼った販促は事業としての安定を欠くため、基本的に行わない。売上高は15年1月期が前年比約30%増で、16年1月期はそこまで伸びなかったが2桁増となり、今期も同様の成長率と黒字を見込んでいる

──フラッシュセールの役割に変化は。
 
 「顧客の3分の2程度がセールに登場するブランドを初めて『ミレポルテ』で購入していることを考慮すると、引き続き新しいブランドのディスカバリーツールとして利用されている。取引先ブランドにとっても単なるセールツールとしてではなく、イノベーションツールとして存在感を高めていきたい。フランスでは、コレクションで披露した新作であっても、お店に出して売れない服は早い段階でフラッシュセールを活用するブランドもある。そうすれば、例えば5割引ではなく3割引で販売できる経済的なメリットもある。お店でも販売員は無理に売れない服を薦めなくていいし、結果的に店頭の鮮度を保てる。ファッション市場全体としてファストファッションのリズムが求められていて、古い商品を店頭から移す手助けができる
 
──足もとの課題は。
 
 「業務の効率化と迅速化、品質向上につながるIT投資を行っていく。また、顧客と取引先のニーズを聞く中で双方の満足度を高められる新サービスが浮かんできた。プロジェクトを進めており、運用スキームが整った段階で明らかにしたい

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