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篠原淳史社長に聞く・ショップチャンネルの現状と今後① 19期連続で増収維持

 4-1.jpg通販専門放送を行うジュピターショップチャンネル(JSC)の前期(2016年3月)決算は売上高が創業来、19期連続で増収を達成し、最終利益も過去最高額を更新した(前号2面で既報)。創業20周年を向かえる今期からは新たな株主体制の下で、さらなる業績拡大を図っていく同社の篠原淳史社長にショップチャンネルの現状と今後の方針や戦略などについて聞いた。
アゲンストな風克服して結果出す

 ──前期決算も引き続き、増収増益(売上高は前年比2・1%増の1394億9400万円、営業利益は同9・0%増の242億8800万円、経常利益は同8・0%増の248億500万円、当期純利益は同13・4%増の164億5900万円)となった。その要因は。
 
 「商品力、番組力、オペレーション力の愚直な強化だ。
 これは私が社長になった9年前からずっと言ってきたことだが特に2015年度は『新成長プラン(中期経営計画)』(『商品力・番組力・オペレーション力強化による収益基盤拡充』『顧客基盤の維持・拡大』『ネット販売の強化・拡大』『海外での事業展開』について重点施策として取り組み、さらにJSCを成長させていく計画)の最終年度だったため、集大成という意味も込めて結果を出そうという意識をしっかり持って皆ががんばった。
 前々期には消費増税が、前期は地上波デジタル化後もケーブルテレビが実施してきた『デジアナ転換』(※デジタル放送をアナログ方式に変換し再送信するサービス)が終了するなど2年続けてアゲンストな環境が続く中で、それを克服してしっかり結果を出していこうと意思統一を図って取り組んだことが大きいと思う



デジアナ転換終了の影響は最低限


 ──テレビ放送の完全デジタル化からしばらく経つが顧客の中には「デジアナ転換」でJSCの番組を視聴していた人もいたはずで「デジアナ転換」終了はかなり影響があったのでは。

 「我々は時間をかけて準備をしてきた。そのため、既存のお客様はしっかりお付き合いを続けて下さっていると思う。新客獲得という意味ではどうしても厳しい部分もあって、期初は苦戦する部分もあったが、デジアナ転換終了のインパクトは最低限のレベルでとどめられたのではないかと思っている


売り上げの山作り順調に


 ──季節ごとなど定期的に特番を放映しており、「売り上げの山」を作っている。前期の「売り上げの山」の状況は。

 「3月の『春いちばん祭』、5月の『さぁ、買いま初夏(しょか)!』、11月の開局記念月のアニバーサリー特番という山は継続してやってきており、成果をあげている。これに加えて2014年12月から始めた『家電祭』は前期も好調でコンスタントに日商10億円以上をあげられるイベントになってきた。ファッションデーとかビューティーデーなどカテゴリ単位で商品を集中し、また、お客様にも集中して見て頂くというイベントは年間通して適所適所で行っているが、これらも引き続き、やっていきたい


ネット生動画を毎日配信へ

 ──ネット販売の強化策の進捗は。

 「ここ数年間はテレビでは紹介していない商品をネットだけで販売する『ネット限定商品』の充実を図ってきて成果を上げつつある。一歩進めてテレビで実施しているその日の目玉商品を紹介する『ショップスターバリュー(SSV)』のように、ネット限定商品でもその日の目玉商品を紹介する『ネットだけSSV』を開始した。これを踏まえて我々の強みである動画を活かして昨年4月から『ネットだけSSVライブ』として、その日、ネットで一番の目玉商品を紹介する映像をネット上でライブ配信する試みを開始した。これをしっかりオペレーションできるという手ごたえを得て、昨年11月からそれまで週1回程度と不定期だったものを毎日深夜0時からの原則1時間の生配信として定期的な生動画配信を始めている。
 商品によって、また、同じ時間帯で放送中の番組での紹介商品との関係性などによっても売れ行きにバラツキがあったりする。現状は様々な仮説を設定して検証しているところだが、色々な意味で発見はあり、次につなげていける十分な成果は得られたと思っている。現状、総売上に占めるネット販売比率は20%台半ばまで上がってきたがもっと伸ばしていきたい



タイは間もなく単月黒字化へ


 ──JSCと住友商事、現地小売事業者との合弁会社「ショップ・グローバル・タイランド」が展開中のタイでの通販専門放送の状況は。
 
 「今年3月に当社の執行役員だった八木直久が新たな代表取締役社長兼CEOに就任して新体制で臨んでいる。当初、想定していたスピードよりは遅いが、売上高は順調に拡大してきている。間もなく利益面でも単月黒字化が見えるところまで来ている。早く実現してそれをどう持続していけるかだと思っている」   (つづく)

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