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大地を守る会、30~40代の新客開拓を強化

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大地を守る会は今期、30~40代向けの新規客獲得を強化する。ライフスタイルに合わせた新商品を投入するほか、自社サイトやSNSを通じて情報発信を強化する。前期の宅配事業はウェブ広告による新規客獲得が好調だったもの、お試し購入からの引き上げが進まず、売上高が前期比2%減の122億800万円と伸び悩んでいた。

 4月に、新しい組織「戦略商品開発チーム」を立ち上げた。メンバーは3人で、30~40代をターゲットにした商品開発を専属で行う。責任者には、店頭販売を行うマルシェ部門で、惣菜の開発を手掛けていた担当者を配置した。子育てや仕事などで忙しい30~40代女性の家事応援を目指した新商品を提案し、新規客獲得とリピート購入の促進を目指す。

 これに先駆けて、7月から同社の定期購入を利用する、クリエイター・モデルの香菜子さんと料理研究家のりんひろこさん起用した情報発信を開始。自社サイトのトップページで連載を掲載するほか、フェイスブックなどのSNSで紹介し、興味関心を高めていく。

 投稿する内容は、香菜子さんはライフスタイル全般に関する情報で、考え方などを紹介する。りんひろこさんは旬の野菜や主力の食材を使ったレシピを提案する。2人による情報発信を通じて世界感を打ち出し、共感や憧れをきっかけに新規客獲得を目指す。

 顧客の定着率の向上を図る狙いで、年間100本のリアルイベントを企画。生産者との交流ができるものや、子どもと一緒に参加できるものを計画し、企業理念の浸透を図っていく。

 前期の定期購入者数は9万9000人で、全体の会員数は27万8000人だった。BS局でのテレビ番組やホームページの刷新などが貢献し、お試し購入者数は同19%増の5万4000人と好調だった。一方で、定期購入への転換に苦戦し新規の入会者数は同22%減の1万5000人にとどまった。

 要因は30~40代の子育て層へのニーズへの対応に課題があったと分析。自宅での調理を前提にした食材の販売はニーズに合致せず顧客離れの要因になっていたようだ。

 なお、宅配の1人あたりの注文回数は2%減で推移したものの、注文単価は横ばいの7483円で推移した。規格外商品のヒットやおすすめ定番商品にマークを付けたことが奏功した。全体の売上高は135億7200万円で、ほぼ横ばいで推移したもよう。

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