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ヤフーの仮想モール、「日次売上速報」誤送信で出店者の売上情報が漏えい

 「えっ、他店舗の売上速報が届いた。うちの営業情報も他店舗に見られている...」――。

 ヤフーが運営する仮想モール「ヤフーショッピング」の出店者向けに提供する当該店舗の前日の売上情報などをメールで知らせるサービス「日次売上速報メール」のプログラムに不具合が発生し、5月25日に最大236店舗分の営業情報メールが1672件の登録メールアドレスに誤送信された。「日次売上速報メール」は本来、自社店舗の売上速報を確認するためのサービスだが、今回の誤送信で他店舗の担当者などに自社の営業情報が知られることとなった。中には競合関係にあるライバルに知られたくない自社の実情が筒抜けとなってしまった店舗もあるようで、今回のヤフーの"失態"に怒り心頭の出店者も少なからずいるようだ。

 「日次売上速報メール」とは「ヤフーショッピング」出店者向けのメールサービスで、前日のデバイス(PC・スマホ・モバイル・アプリ)別の売上高とその合計売上高、注文数やユニークユーザー数、PV数、コンバージョンレートに加え、当該月の累計売上高などを毎朝、電子メールで通知するもの。出店者であれば自身のメールアドレスを登録すれば無料で利用できる。これらの情報は出店者は管理画面上で閲覧できるが、手軽な電子メールで前日の営業情報が確認できるなど利便性が高いことなどから5月25日から新サービスとしてスタートしたばかりのものだった。

 この「日次売上速報メール」の初回配信時に「プログラムの"バグ"により、宛先欄に本来、送るべき先ではないメールアドレスが並んでしまい、結果として正しい送り先以外にも誤送信してしまった」(ヤフー)という。25日の午前8時頃から順次、送信していたが、午前9時過ぎに一部の店舗から連絡を受けて誤送信の事実が発覚。即時にメール配信をストップしたが同サービスに登録していたメールアドレスのうち、1672件(1店舗で複数登録している場合もあり、店舗数ベースでは1349店)に最大236店舗分の売上情報が送信されてしまったという。

 ヤフーでは"誤送信"を受けて、原因究明と236店に順次、説明と謝罪を開始。また、管理画面上で全店舗に「日次売上速報メール」に不具合があったことやその原因を調査中である旨などを通知。翌26日には全店舗に電子メールで誤送信の事実などを改めて伝えた。「テストを繰り返してきたつもりだが、今回のようなことを招いたということは(テストが)不十分だった。ストアの皆様にお詫びするとともに再発防止を徹底する」(ヤフー)とした。

 「日次売上速報メール」は利便性が高く、出店者からもニーズがあるとし、バグの修正と再発防止のための二重三重のチェック体制など仕組み自体の改善を施してから「少し時間がかかると思うが再開したい」(同)とする。

 「日次売上速報メール」は便利なサービスだろうが"誤送信"で自社の状況がライバルなどに知られることとなれば、営業戦略上、致命的な事態が起こり得るかもしれない。出店者からは「これで退店しようとは思わないが、やはり不信感はある。これからが心配。しっかりして欲しい」などの声もあった。

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