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ドゥクラッセ  初の新卒採用をスタート、"起業家"枠が目玉に

 3-1.jpg婦人服ブランドを手がけるDoCLASSE(ドゥクラッセ)は、来春卒業予定の学生を対象にした新卒採用に着手する。会社設立後の8年間は事業拡大に力を注ぎ、即戦力となるキャリア採用だけを実施してきたが、継続的に発展していく組織を作るためには、まっさらな若い力が必要と判断。満を持して初の新卒採用に乗り出す。

 同社は2018年7月期にグループ全体の売上高を15年7月期比で約2倍となる300億円を目標に掲げるなど、規模拡大に向けて企業文化の強化と成長を支える財産として新卒の採用は大事だという。また、新卒者を育てる過程で、既存の社員が抱える属人的な業務とマニュアル化すべき仕事、外部委託すべき作業などの整理整頓を促す効果も期待する。

 4月1日に採用の専用サイトを開設。同月13日から学生向けのセミナーを開催する。同社が求める人材は、これまでのキャリア採用と同様に、明るくて素直で、学習好きの学生だ。失敗を恐れず前向きに挑戦できる強さと、失敗から学んで常に前進する姿勢を重視する。キャリア採用との違いは、相対基準ではなく絶対基準で採用する点で、書類選考や適性検査もなく、出身校も問わない。

 初の新卒採用ではアントレプレナー枠3人とプロフェッショナル枠7人、パーソナルスタイリスト枠15人、CSR枠5人の合計30人の採用を目指す。目玉は自分のビジネスアイデアをもとに年収を交渉できるアントレプレナー枠で、5年以内に独立を考える学生を対象とし、面接では事業アイデアをプレゼンしてもらう。独立起業に必要なビジネスの基礎を学べるのが特徴で、社内起業の縛りはなく、「数年後にドゥクラッセ出身者ということが名刺代わりになればいい」(對馬加名子総務人事部マネージャー)とする。事業の基本は現場からスタートするため、半年間は実店舗に配属されるが、最初の店舗配属はすべての新卒採用に共通している。

 総合職に当たるプロフェッショナル枠については、3年間は店舗に配属され、その後は本社に戻って専門知識を深めたい学生が対象だ。就活時に将来像が固まっている学生の方が少ないことから、まずは店頭で顧客の声に触れることで、コールセンターや物流、MD、企画生産など自分に合った分野で専門性を高めてもらうという。

 パーソナルスタイリスト枠は、店舗のプロフェッショナルとして3年以内に店長を目指す学生が対象で、モノや情報の流れ、採用面など店の経営に深くかかわれるのが売りだ。というのも、同社の店舗勤務は通常のアパレル販売員ではないからだ。ドゥクラッセでは商品原価や家賃比率、本部経費、人件費率、間接費率、本部にいくら貢献できているかといった損益計算書の仕組みをすべて店長に公開し、経営者視点で店長職を務めてもらっている。

 そのため、同枠の新卒者についても配属先の店長に教育を一任するのではなく、半年後、1年後に経営陣に対してプレゼンを行う場を設けるなど、問題意識も持って"商売人"としてのスキルを高めてもらう方針で、「3~5年後には従来型の直営店に加え、フランチャイズ店や海外出店も視野に、パーソナルスタイリスト枠で入社した学生が店舗を選択できるようにしたい」(對馬マネージャー)という。

 CSR枠はコールセンターの専門職で、顧客の声を経営につなげることにやりがいを感じる学生が対象だ。現状、コールセンタースタッフの平均勤続年数は5年半程度と長く、スタッフの年齢層が上がっていることもあり、高卒を中心に採用する。同枠については近隣の高校を回り、毎年数人を採用する指定校のような枠としたい意向だ。

 なお、ドゥクラッセでは新卒採用に合わせて福利厚生代行サービス「リロクラブ」のプラチナ会員となり、同クラブのサービスを内定者も利用できるようにするほか、選考プロセスは一次と最終面接だけに絞って早めに内定を出し、その後はイベントを数多く実施することで、内定者と過ごす時間を作るなどのフォロー施策で入社意欲を醸成していくとする。


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