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千趣会 中計で商品力やEC強化、3年後の目標値は下方修正

 千趣会は、2018年12月期を最終年とした5カ年中長期計画の折り返しの年を迎えて、主力の通販事業では中計の基本方針を引き継ぎながら、ブランド力(商品力)強化とEC販売力強化、販路拡大、シニア層獲得に重点的に取り組む方針だ。

 ブランド力強化に向けては、昨年9月に新たな基幹ブランド「ベルメゾンデイズ」をスタート。今後もさまざまな顧客ニーズにマッチするプライベートブランド(PB)を開発し、デザインや品質の向上とブランディングに注力する。また、原価率低減や付加価値向上を加速させるためにSPA型の商品開発、商品調達を進める。

 EC販売力強化では、スマホを中心とした販売体制を目指すほか、ナショナルブランドの取り扱いも拡大してこれまで以上に魅力のある売り場を目指す。

 販路拡大については、強みのあるPBで他社チャネルや海外市場も積極展開する。昨年は靴とファッションの通販サイト「ロコンド」で靴のPB「ベネビス」の販売を始めたが、今後は「アマゾン」や「楽天市場」といった大手仮想モールでPB商品を販売することも視野にあるほか、千趣会グループの通販会社が持つ販売チャネルの活用も検討。さらに、中国市場でのEC展開も強化したい意向だ。

 シニア層開拓では、カタログとの親和性や女性の人口分布を考慮し、60代以上にアプローチする。商品開発やマーケティング、売り場展開では、昨年4月に資本業務提携を結んだJフロントリテイリングのグループとも連携したい考え。

 また、Jフロントとは、双方が持つ資産とノウハウを最大限に生かし、互いのPBや共同開発ブランドをそれぞれのチャネルで展開。今期は千趣会のPBを百貨店で多店舗展開する計画も進んでいるようだ。また、法人事業においてもJフロントリテイリンググループの業務受託を計画するとしている。

 一方、千趣会では前期の業績が失速したことや外部環境の変化などを踏まえ、中計最終年度の経営目標を見直す。グループ全体の売上高は当初計画を220億円下回る1650億円、営業利益は同50億円下回る50億円、当期純利益は同25億円下回る40億円、自己資本利益率は当初計画の10%から7%を目指す。

 売上高、営業利益ともに修正の大半が通販事業に起因しており、同事業の18年12月期の売上高は当初計画を185億円下回る1400億円、営業利益は同48億円下回る26億円を計画。また、その他事業(新規事業)についても売上高を当初計画から32億円下回る13億円に設定する。当該事業はM&Aによる新規ビジネス取得の可能性を残しつつも、今回の目標ではすでに着手している保育事業などに絞ることでリスクを最小化する。

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