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楽天のID決済 カート大手4社が導入、10万サイトで楽天ID利用可に

 7-1.jpg楽天は12月25日、ショッピングカートを提供する大手4社が、同社の決済サービス「楽天ID決済」を導入したと発表した。4社のサービスで構築した通販サイトは、楽天会員IDを利用した決済が可能となるため、利用者は個人情報やクレジットカード情報などを入力する手間が省ける。楽天ID決済は近年、事業者間への導入が広がっており、カート事業者との提携で普及を加速させる狙いだ。

 導入するのは、「カラーミーショップ」のGMOペパボと、「MakeShop」のGMOメイクショップ、「たまごリピート」のテモナ、「FutureShop2」のフューチャーショップ。大手では昨年、「ショップサーブ」のEストアーが楽天ID決済を導入しており、4社が新たに加わることで、計9社のショッピングカート事業者が同サービスをオプションとして提供。約10万サイトが同サービスを利用できる計算になる。

 楽天の高橋理人常務は「EC活性化には決済は重要。当社の資産を使っていただくことで、ECそのものが拡大していくのではないか」と提携の意義を強調。最近は通販サイトからのカード情報流出事故が相次いでいることなどもあり、小規模な通販サイトに個人情報の入力をためらうユーザーが増えている。楽天IDがそのまま使えることで、情報入力の手間が省けるだけではなく、ユーザーの安心感を呼び、カート画面からの離脱率低下が期待できる。

 また、「楽天スーパーポイント」が付与・利用できるメリットもある。同社チェックアウト事業の鈴木壮弥副事業長によれば、楽天ID決済を導入したある通販サイトにおいて、1回あたりの購入単価は、カード決済と比較して11%高く、年間注文件数も28%多いという。ポイントが利用できることがこうした結果につながっているとみられる。今後は「楽天スーパーセール」など、楽天主導の大型セールとの連動も進めていく。すでに、昨年12月に開催した楽天スーパーセールにおいて、期間中の購入店舗が増えるとポイント付与率が増える「買いまわり」対象店舗に、楽天ID決済導入店を加える試みを実施している。

 サービスを使う事業者が支払う手数料は、付与するポイントも含めて販売金額の5%。テモナの佐川隼人社長は、楽天ID決済導入の狙いについて「たまごリピートは30~40代女性ターゲットのため、楽天の親和性が高い。楽天ID決済の導入で購入者が増えるのではないか」と説明。また、フューチャーショップの星野裕子代表取締役は「『あちこちのサイトで個人情報入力するのが不安』という消費者の心配をEC業界は払拭(ふっしょく)しきれていない。ID決済は有益なソリューションだ」とした。

 4社に先立ち、サービスの導入を発表しているEストアーでは、昨年10月から申し込みを開始しており、1カ月半で1500件の申し込みがあるなど「反響が大きい」(細野純子執行役員)という。大手の会員情報が使えるID決済は昨年、アマゾンが「Amazonログイン&ペイメント」を開始しており、ネット販売企業への導入が広がっている。ID決済はユーザーの利便性向上による離脱率低下が見込めるのが利点となるため、楽天がカート事業者と提携したことで、さまざまな通販サイトへの導入が加速しそうだ。

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