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インアゴーラの翁社長に聞く・中国向け越境ECアプリの特徴は?

 7-1.jpgEC支援のInagora(インアゴーラ)は中国向け越境ECアプリ「豌豆公主(ワンドウ)」を運営する。日本企業が手軽に出店できるアプリとして今年8月から開始。中国の25~35歳の富裕層の女性を主要ターゲットに据え、化粧品や美容品を中心におよそ2000アイテムを取り扱う。アプリは豊富なコンテンツが強みで、日本の商品を丁寧に紹介する。翁永飆社長(=㊨写真)にアプリの特徴や戦略などについて聞いた。





7-2.jpg──「ワンドウ」の特徴は。
 
 「一番大きいのは情報量の豊富さ。扱っているのが日本の商品なので、特徴や内容について詳しく説明し写真も多く使って紹介する。例えば日本のナショナルメーカーの美顔器の場合、中国のユーザーは興味があってもその良さが分からない。そこで商品の概要や詳細、特徴、メーカー説明、FAQなどを中国語で記載する。購入した際も日本語のパッケージで届くので、使い方が分からないが、その際にもう一度アプリの購入履歴から説明を読むこともできる。ほかにも美容誌や女誌などのライターを起用し、日本からの商品を記事形式で紹介している。さらに一部の商品については動画を活用している。当社のスタッフが実際に製造現場などに訪れてレポートしたものを編集した動画を掲載している
 
 「日本でのEコマースと比べて必要な情報量が違う。日本であれば他のサイトなどで調べることができるため画像のカット数も少ない時は2つ程度でいいが、中国のユーザーに対しては多くのカット数が必要になる。本当に日本製かを心配するユーザーもいるので、掲載画像用にJANコードも撮影する。『4』から始まっていれば日本製であるため、それが分かるような画像を掲載している
 
──出店はどのように行うのか。
 
 「日本の企業が日本語の管理画面で出店することができる。日本語で商品登録して商品説明を書き、値段を決めて、在庫を決めれば完了。その後、当社による原稿作成や翻訳、税関への手続きなどで売り始めるまで1カ月程度かかる。売れた場合はユーザーの口座から、金額が人民元で引かれる。その時の為替レートで日本円に換えて当社の香港支店に送金される。それを月末に出店企業に振り込むという流れ
 
──物流の流れは。
 
 「受注が入ると、管理画面を通して出荷処理が行われる。出店している企業には当社の東京の倉庫に商品を発送していただく。倉庫に届くとそのまま中国のエンドユーザーに向けて発送する。日本の企業からすると登録作業は日本語で、発送も日本国内のため、中国向けに商売をしているという感覚はない。また、企業側はすべての在庫を自分の手元に抱えたままで良いので、洋服などSKUが多い多品種で小ロットの場合でも、在庫を預けずに気軽に中国で販売できる
 
──費用は。
 
 「初期費用も固定費も無料。売れた場合に販売額の20%を徴収する。加えて3%の決済手数料も必要だが、気軽にチャレンジできる料金体系にしている
 
──「ワンドウ」のユーザー数は。

 「直近で50万ダウンロード。これに加え、京東集団(ジンドン)が運営する越境ECモール『JDワールドワイド』など、『Tモール』を除く中国の複数のECモールと提携している。もちろん宣伝をしないとユーザーは来ないが、提携先からでも商品を購入できる体勢は整えた。他のモール経由で売れても出店企業の手数料率は変わらない。先方への手数料は当社で負担する

──今後の目標は。
 
 「来年早々に流通総額で月間1億円に届く。来年中には流通総額で月間10億円を目指す

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