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在京テレビキー局の上期TV通販売上、ディノス・セシールがトップ、増税の影響脱して各社とも順調

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在京テレビキー局5社が手がけるテレビ通販事業の今上期(4~9月)の業績が出そろった。前年上期は消費増税の影響などで各社の苦戦が目立ったが、今上期はジュエリーや家電など売り上げをけん引する高額商品の売れ行きも戻り、各社とも概ね順調だった。特に前年同期に引き続き、今上期でも売上高でトップに立ったディノス・セシールのほか、前年上期は苦戦を強いられ、売り上げを落としたロッピングライフが今上期は20%超の増収と好調に推移した。

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前年上期に引き続き首位キープ――ディノス・セシール

 今上期のキー局が手がけるテレビ通販事業で売上高ベースで首位に立ったのはディノス・セシール。前年上期に上半期ベースでは6年ぶりにトップを奪還した同社だが、今上期も引き続き、首位をキープした。

 今上期の総売上高である557億1900万円(前年同期比3・6%増)に占める通販売上高は519億100万円(同3・6%増)でこのうち、テレビ通販売上高は前年同期比27・0%増の60億2900万円と好調に推移した。

 6月に投入した10万円を超える高額商品ながら独自の立体的な振動による高い運動効果のある運動器具「3Dエクサウェーブ」が大ヒット。放送するたびに毎回、高い売れ行きを見せた。また、人気美容機器シリーズの新商品「アセチノスリムタップウルトラクラッシュ」や根強い人気の掃除機「ダイソンスティッククリーナー」などの売れ行きもよく、主力の平日午前枠「いいものプレミアム」(画像=番組収録の様子)を軸に売り上げを伸ばしたようだ。このほか、7月と9月に放映した通販特番もこれら商品などがけん引したほか、系列局での放映も増え、好調だったようだ。

 売上高が上期で60億円を超えたことで、通期ベースでは120億円台という直近10年間で最もテレビ通販売上規模が大きかったと見られる05年や06年当時の売上高に肉薄する可能性が出てきており、下期の動向が注視されそうだ。

通販枠目減りも 美容商材動き増収――日本テレビ

 日本テレビ放送網の今上期の通販売上高は前年同期比6・2%増の47億8900万円だった。
 平日午前の主力枠「PON!PON!ポシュレ」で4月から金曜日の放送時間が従来の8分半から7分半と1分間、短縮。深夜枠「ポシュレモダンモール」も編成上の都合で前年上期よりも1割程度、放送分数が減少。BS枠も経費削減による体制強化を理由に前年下期から一部のインフォマーシャル枠とBSで主力の土曜午前枠「TOKYOモダン商店」を残して多くを手放しており、地上波およびBSでの通販枠は前年上期よりも目減りしたものの、美顔器「アクアエステソニック2」やヘアアイロン「ロールブラシアイロンポータブル」、美容器「スリムナージュプレミアム」といった美容関連商材や10万円を超える貴金属などの売れ行きが好調なことに加えて、上期から確保したタレントの太川陽介さんなどを起用する日曜早朝枠「ポシュレモーニング」が堅調なことや5月に放映した人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」を起用した深夜枠での特番が一定の成果をあげたこと。また、主要仮想モールに出店し、ポイントを活用した販促策を強化したことなどにより、ネット販売売上高が前年同期比35%増の約4・5億円と大きく伸びたこともあり、既存のレギュラー枠の放送量の目減りによる売り上げの減少をカバーしたようだ。

主力枠が定着  高額品の動きよく――テレビ東京ダイレクト

 テレビ東京ダイレクトの今上期の総売上高は前年同期比9・5%増の42億6500万円。このうち、自社通販売上高(前年同期比14・0%増の27億900万円)と通販枠の販売や管理などを行う通販提携事業売上高(同2・7%増の15億3900万円)をあわせた通販関連事業売上高は同9・6%増の42億4800万円だった。

 前年上期は通販の収益の柱となる平日午前枠が紐付く情報番組の刷新とグループのBS局、BSジャパンで同番組のサイマル放送を開始したことにより、大幅な増収となったが、今上期も1割近い増収を維持した。主力枠の視聴者が定着してきたことや、情報番組本編と連動させた販売手法などにより、掃除機や貴金属、高級布団などの比較的、高額な商品の売れ行きがよく、主力枠単体で前年上期と比べて13%増で推移した。また、早朝枠「ものスタ」も堅調に売り上げを拡大して増収に寄与した。

主力枠が回復 分数増も貢献――ロッピングライフ

 ロッピングライフの前期の総売上高は同19・1%増の41億1200万円。このうち、番組グッズなどのネット販売を含めた通販売上高は同23・4%増の37億9500万円だった。

 前年上期は消費増税の影響などで苦戦を強いられた主力の平日午前枠「ゆうゆう散歩いいものさがし」が復調。貴金属やブランドバッグ、掃除機のほか、浴室やトイレ、キッチンのリフォームなど比較的、高額な商品の動きがよく売り上げを伸ばした。また、前年上期には水・木・金の放送枠がそれまでの16分から14分と2分の短縮となったが、前年下期にはもとの16分尺に再び戻したことから、前年同期比では放送枠が増え、売り上げ拡大に寄与した模様だ。加えて、地上波番組を再編集するなどしてBS朝日やUHF局で放映する通販枠の売れ行きも堅調に推移。また、ページ数などを増やして強化している通販カタログやUHF局の東京メトロポリタンテレビジョンの通販番組の業務を請け負う事業も一定の成果を上げた模様で増収に寄与したようだ。

主力枠が復調 特番も好調に――グランマルシェ

 グランマルシェの今上期の総売上高は前年同期比13・5%増の67億500万円でこのうち、ラジオ通販(7億1900万円)やカタログやDMなどの紙媒体通販(2億4500万円)、ネット販売(5億2500万円)、店舗事業などその他(15億7000万円)を除いたテレビ通販(「テレビ通販」の27億1200万円と「系列局との共同通販事業」の9億3400円との合計)売上高は同17・4%増の36億4600万円(本紙推定)だったようだ。

 午後枠は同枠が紐付く情報番組の改編の影響や放送開始時間の変更などにより、前年上期比で微減。また、編成上の都合で深夜・早朝枠が同2割ほど目減りしたことで売上高も前年上期よりも1割程度、落ちたものの、前年上期の消費増税後の消費の冷え込みがなくなり、消費意欲が戻ってきたことで、前期後半から収益の大半を稼ぎ出す主力の平日午前枠「買いテキ!通販ツウ」の売れ行きが復調の兆しを見せ始めていたことに加えて、主力枠が紐付く情報番組が4月の番組改変で新番組となったことで、視聴者の年齢層が上がり、通販と親和性の高い層の視聴が増えたことなども追い風となり、掃除機「ダイソン」や痩身サポーター「Vアップシェイパー」などが売り上げを伸ばし、同枠単体の売上高は前年同期比で2割増となったようだ。

 また、5月と7月に放映した特番も放送枠が主力の午前枠と同時刻であることもあり、前年上期は主力枠の苦戦に伴い特番も落ち込んだが、今上期はトータルで前年同期比で1割増と堅調に推移。土曜昼枠も同じく1割増と堅調に推移した。

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