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第一三共  化粧品のアイムを買収、新規事業開拓の方針転換へ

 2-1.jpg第一三共は10月2日、子会社の第一三共ヘルスケアが化粧品通販を展開するアイムを買収すると発表した。エムシーピースリー投資事業有限責任組合(MCP3)が保有するアイムの全株式を取得することでMCP3と合意した。第一三共ヘルスケアはこれまで再三に渡り通販に参入、新規事業領域の開拓に自ら臨んできた。買収を機に外部の確立されたノウハウを活用、吸収することで事業確立を目指す方針に転換していく。
 10月1日付で株式譲受に関する契約を締結した。株式の取得価額については公表していない。株式の譲受は11月4日に予定している。

 アイムの株主構成は、MCP3が99%超を保有。ほかに沼田社長ら経営陣が株式を保有している。現経営陣が保有する株式の譲受等について、第一三共は公表しないとしている。

 当面は現体制のまま運営するとみられるが、買収に伴う吸収合併や組織再編、役員派遣など人事異動も未定としている。

 製薬業界は薬価引き下げの中で新規事業の開拓が命題となっており、ここ数年、通販への参入が相次いでいる。第一三共ヘルスケアもその1社。ここ数年、スキンケアやオーラルケアなど周辺領域を強化している。

 2006年には、健康食品通販に参入。大豆イソフラボンを配合した健食を展開したが、原料供給元で発生した問題を受けて製品を回収。健食通販から撤退している。

 また、12年に改めて化粧品通販に参入するも、肌トラブルの発生を受け、参入から約1年半で製品の販売を終了している。現在は美容ドリンクの通販のみ展開しているが、実態としては休止状態にあり、これまで新規事業領域の開拓は思うように進んでいない。

 一方のアイムは、スキンケアブランド「ライスフォース」を軸に化粧品通販を展開。マーケティングノウハウに加え、物流基盤やコールセンターなど顧客サポートの体制も確立している。株式取得により、通販事業の基盤を速やかに構築していく。

 美容ドリンク「オールビューティイン」の通販継続は、「決定ではないが(アイム社の)通販スキームの中で取り扱うことが可能であれば扱う」(第一三共)としている。

 アイムは、2005年に設立。15年2月期の売上高は58億1100万円。民間信用調査機関によると、売上高は12年2月期の約52億円を底に増収基調に転換しているものの、15年は赤字決算(※営業損益ベースでは黒字だったが、不動産の売却損などの特別損失の計上で最終損益は赤字)に転落している。

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