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アマゾンジャパン、映画の見放題サービス開始

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「人気の映画やテレビ番組が見放題に」。アマゾンジャパンは9月24日から、国内外の映画など映像コンテンツを配信する「プライム・ビデオ」(画像㊤)を開始した。年会費として税込3900円を徴収する有料会員「Amazonプライム会員」向けの特典サービスという位置付けで、年会費以外の追加料金を徴収せず、人気映画やテレビ番組、アマゾン独自の映像作品など用意するすべての映像コンテンツを見放題とするもの。

 パソコンやスマートフォン、タブレット端末で閲覧できるほか、「プライム・ビデオ」のスタートに合わせて9月24日から日本でも予約販売を開始(発送は10月28日から)したストリーミングデバイス「Amazon Fire TV」(価格1万2980円)やスティック型の「Fire TV Stick」(同4980円、音声認識リモコン付属版は6480円)を利用し、自宅のテレビつなげば、テレビ視聴も閲覧可能となる。

 スタート時点の閲覧可能映像は国内外の映画やアニメ、ドラマ、バラエティー番組、アマゾンの制作スタジオ「Amazon Studios」が制作するオリジナル作品など約1500作品とみられる。今後はさらに自社制作作品を含めて、提供作品数を増やしていく考えだ。

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 「プライム・ビデオ」の開始の狙いは有料会員の獲得だ。「プライム会員」は一般ユーザーと比べて総じて客単価や購入回数が高い優良顧客化しやすく、アマゾンとしても同会員の獲得を重点戦略と捉え、速配サービスの無料化など様々な"特典"を用意するなどして、「プライム会員」の新規獲得や離脱防止策を展開してきた。今回の「プライム・ビデオ」もそうした"特典"として機能させ、さらなる新規会員の獲得などにつなげたい考えのようだ。

 そして、もう1つの狙いは動画配信事業のテコ入れだ。アマゾンジャパンでは一昨年の11月から、「Amazonインスタント・ビデオ」(現「Amazonビデオ」)として映画やテレビ番組などの有料動画配信を開始しており、利用者数拡大を進めている。料金の安さや検索性、対応機器の多さなどから評価は高いものの、有料動画の視聴自体に不慣れだったり、未経験の層は多い模様で、ユーザーは特定の層に限定されていたよう。

 今回の「プライム・ビデオ」はこの「Amazonビデオ」の中に「プライム・ビデオ」というカテゴリが追加される形をとっている。つまり、アマゾンの優良顧客である有料会員に「プライム・ビデオ」といういわば"無料サンプル"を体験させ、動画視聴の接点や興味を持たせた上で、「プライム・ビデオ」では閲覧できない最新の映画など有料動画購入へと誘導させたい狙いもあると見られる。現状の「プライム・ビデオ」は約1500作品であるのに対して、「Amaonビデオ」の作品数はおよそ10倍の1万5000作品であり、「プライム・ビデオ」に慣れたプライム会員が豊富な品数を誇る「Amazonビデオ」で動画を有料視聴するという流れは自然で、一気に日本におけるアマゾンの動画配信事業が拡大する可能性も秘める。いずれにせよ、今後の動向が注視されそうだ。

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