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千趣会  ワタベウェディングにTOB、ブライダルを第2の柱へ

 3-1.jpg千趣会は7月24日、完全子会社のディアーズ・ブレインとワタベウェディングとの3社間で資本業務提携を結ぶと発表した。千趣会はワタベウェディングを株式公開買い付け(TOB)などにより持分法適用関連会社とする。出資比率は34%の予定で、取得額は約24億円となる見通し。千趣会は通販事業に次ぐ第2の柱としてブライダル事業を強化する。
 同日、記者会見した千趣会の田邉道夫社長によると、同社グループのディアーズ・ブレインは、結婚式のアルバム製造などをワタベウェディングに委託するなど協調関係にあり、ブライダル事業を強化したい千趣会から今回の資本業務提携を持ちかけたという。

 ディアーズ・ブレインはハウスウェディングを専門とし、ワタベウェディングはリゾート挙式に強いことから、相互補完性が高いほか、今回の提携で両社グループを合算した年間挙式取り扱い組数は約2万5000組(ワタベウェディング約2万1000組、千趣会約4000組)で国内最大級となることから規模のメリットも生かせる。

 また、千趣会が4月に資本業務提携を結んだJフロントリテイリングの百貨店事業とも連携することで、新郎新婦の新生活に必要な商品やサービスなど"結婚"を起点とした生活総合領域への発展が見込めるとする。

 今後、ワタベウェディングが持つ全国の店舗やウェブ窓口といった集客機能、アルバムやウェディングドレスなどの製造機能をプラットフォーム化。同業他社が利用できるようにして成約率の向上や商品原価の低減につなげる。

 会見で、千趣会は「ブライダル事業を通販に次ぐ第2の柱として利益貢献の高い事業に育てる」(田邉道夫社長)と強調。一方のワタベウェディングは「挙式1回だけでなく、商品やサービスを通じて顧客とつながり続けたい。CRMの考えを千趣会から学びたい」(花房伸晃社長)としたほか、千趣会子会社のディアーズ・ブレインについては、「今後、ウェディング業界で必ず起きる大きな変化に、機敏に対応できる経営者が小岸社長だ」(同)と評した。

 千趣会は従来から、新婦や列席者へのカタログ配布を通じた「ベルメゾン」への送客や、引き出物用ギフトカタログ「MUSUBI」によるグループ全体での顧客基盤の拡大を図ってきたが、今後はワタベウェディングの顧客にもリーチできるようになる。また、両社合計で年間2万5000組の婚姻組数となることから、「専用カタログの発刊も視野に入れる」(田邉社長)とする。

 2014年12月期における千趣会のブライダル事業の売上高は前年比18・8%増の127億5000万円で、全社売上高の8・9%を占める。一方、ワタベウェディングの15年3月期売上高は442億円だが、他社参入による競争激化などで直近の2期は赤字を計上している。

 なお、千趣会によるTOBは7月27日~9月1日までに実施。出資比率が34%に満たない場合は第三者割当増資を引き受ける。

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