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ヤマトの新サービス、荷主の反応は? 「宅急便」レベルのサービス評価、通販企業の関心高く

071.jpg ヤマト運輸が4月1日に発売する小型物品向けの「宅急便」新サービス「宅急便コンパクト」と「ネコポス」に対し、通販を中心とした法人顧客が関心を示しているようだ。3月末の「クロネコメール便」廃止を受けて投入するもので、3月3日のサービスの詳細公表を受けて行った既存法人顧客への説明では、サービス内容が評価され、メール便戦略課の齊藤泰裕係長は「予想以上に反響が大きい」とする。

 特に反響が大きいとするのは、「宅急便コンパクト」で使用する専用ボックス。ヤマト側が通常タイプと薄型の2種類のパッケージを用意するもので、顧客が自分で梱包材を用意する必要がないなどのメリットがあるが、法人顧客の間では、自社仕様にできるオリジナル専用ボックスへの関心が高く、出荷量の多い大口の通販事業者では、作業効率の観点などからオリジナル専用ボックスに注目しているもようで、小口の通販事業では、自社デザインの専用ボックスに関する問い合わせが多い状況だ。

 個人顧客などにも販売する通常タイプの専用ボックスは、強度を重視した形だが、同社では強度に加えより組み立てやすいオリジナル専用ボックスを開発し、4月1日の発売に合わせて案内できるようにする考えだ。

 一方、郵便受けへの投函方式で非対面の受け取りニーズに対応した「ネコポス」では、「クロネコメール便」での発送数が少ない個人事業主などから料金の値上がりを懸念する声もあるようだが、「宅急便」と同等の翌日配達、投函完了告知メールの送信などの機能を評価する声が多いという。

 「ネコポス」では、郵便受けへの投函率を高めるため、テストを何度も繰り返し、対応サイズを角形A4(31・2×22・8センチメートル)、厚さ2・5センチメートルまでに決定。厚さについては、物品の送付を前提に「クロネコメール便」よりも0・5センチメートル広げた形だが、「商品をエアパッキンに包んで入れることができる」など、顧客サービスの向上効果を期待する声もあるようだ。

 「ネコポス」では、利用顧客が好きなパッケージを使う形としているが、法人顧客への説明を行う中で、「ネコポス」用の資材も用意して欲しいという声があったことから、サイズや梱包の強度などを変えた数種類の推奨資材を用意することを検討。「これまでは一度サービスを作ると、内容を変えないことが多かったが、お客様のニーズに応じて作り変えていく」(同)とする。

 「宅急便コンパクト」および「ネコポス」については、「クロネコメール便」よりも割高になる料金を荷主側がどう捉えるかが焦点となっていたが、ヤマト運輸では、「宅急便」レベルのスピードや各種通知サービスなど「情報の優位性が評価されている」(同)と分析。メール便で小型商品を送る通販事業者の移行とともに、通常の宅配便と比べ小型商品をリーズナブルに発送できるサービスとして、新規の通販事業者の利用も進むとみているようだ。

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