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山田養蜂場  物流機能備えた新工場稼働、観光資源として活用も

 3-3.jpg山田養蜂場は2月2日、岡山県津山市で新工場の稼働を開始した。健康食品やハチミツを使った食品・飲料、化粧品の製造および物流機能を持つもので、製造能力を強化するとともに、顧客により早く商品が届けられる体制を整備。取引先や地元自治体など関係者を集めて同月18日に開催された竣工式で山田英生社長(=写真中央)は、同工場の稼働により、現状、約309億円売上高を3年後に1・5~2倍とすることを目指すとともに、同工場を観光資源として活用し地域経済に貢献していく考えを示した。

3-1.jpg 「山田養蜂場 第一工場」は、「津山流通・産業センター」内で2013年10月から建設を進めてきたもので、5万9883平方メートルの敷地に3フロアの工場設備(延床面積2万3361平方メートル)を設置。投資額は約60億円になる。

 工場建物は1階が商品製造、2階が工場見学コース、3階が商品の出荷フロアの構成となっており、旧本社工場で行っていた健食とハチミツを使った食品・飲料の製造機能を移管し、新たに化粧品の製造ラインを設けたものになる。

 従来、健康食品については、グループ会社のサプリメントジャパンが製造したサプリメント錠剤を旧本社工場で容器への充填作業などを行っていたが、今回の第一工場では、粉末素材の成形や粒のコーティングなどが行える体制を構築。4月から健食の機能性表示制度が始まることを受け、品質管理体制も強化し、健食GMPの取得を念頭に置いた形の施設にしているという。

 また、食品・飲料関係の製造体制も強化しており、従来、計量・充填を手作業で行っていた果実のハチミツ漬けでは、自動計量式の充填機を導入し製造能力を3倍に向上。従来、別々となっていた健食と食品・飲料の包装仕上げ工程を自動倉庫に隣接したエリアに集約し、入庫作業の効率化などを図っている。

 化粧品については、これまでロゼットが製造した商品をヤマダビーコスメティックに運び、箱詰めなどを行った上で本社の物流拠点から発送する形となっていたが、第一工場では、従来の本社工場にはなかった化粧品および石けんの製造ラインを新設し、製造から発送までを一貫して行える体制を整えた。

3-2.jpg 一方、物流の部分では、1~3階まで吹き抜けの自動倉庫を導入。

 従来は、入荷された原料・資材を人手で入庫し、製造に必要なものを庫内で探す形となっていたが、今回の自動倉庫では、入庫予定をもとに原料・資材を入庫し、製造予定および出荷予定をもとに自動ピッキングした原料・資材や発送商品を各フロアに出庫。大幅な効率化を実現し、収容能力も従来の2倍以上に相当する3718パレット分を擁する。

 また、商品の出荷部分では、新たにデジタルピッキングとカートピッキングを導入。未経験者でも効率的に間違いなく商品をピッキングできる体制を整備し、出荷能力を従来の1日1万3000件から2万件とおよそ1・5倍高めている。

 山田社長は、第一工場の新設により、「全国の顧客に魅力的な商品を提供し、今まで以上の短納期で商品を届けるようにする」とするとともに、商品の製造能力が従来の2~3倍になることを受け、3年後には「売上高を現状の150~200%にできるようがんばりたい」と説明。

 また、見学コースや土産物の売店などを設ける第一工場を観光資源として活用してもらい、「地域に密着した形で発展していければと思う」とし、試験的にスタートしているイチゴの観光農園と合わせ、将来的に10万人の観光客誘致を目指す考えを示した。

 山田養蜂場では、広告のレスポンスが良い一般食品を足掛かりに健食や化粧品の利用につなげる取り組みを進めているが、第一工場についても、自社の強みでもあるモノ作りの現場を見てもらえる新たな顧客接点として期待。見学に訪れた顧客と一緒に商品作りを考えるなど、「通販でも長いお付き合いができればと思う」(山田社長)とする。

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