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ベルーナ、ファイナンス事業を強化――過払い返還一段落、"柱"に育てる

 ベルーナがファイナンス事業を強化する。国内消費者金融事業は過払い金返還で一時期低迷していたものの、2013年3月末の約108億円だった同事業の営業貸付金残高が、積極的な媒体展開もあり、今年9月末の残高は約140億円まで伸びている。同社では、ファイナンス事業を通販事業と店舗事業に次ぐ収益源としたい考えだ。

 同社の消費者金融は、主に通販事業の顧客に対して貸し付けを行っており、貸し倒れ率が低いのが特徴となる。販促はカタログ同送がメーンで、昨年子会社となった看護師向け通販のナースリーの顧客向けなど、グループ全体での需要が伸びている。

 総量規制の影響で、消費者金融の顧客のうち、50%以上が同社からのみ借りている状況という。同社では「競争がほとんどなく、恵まれた環境」(安野清社長)とみており、過払い金返還も一段落したことから、安定的な収入源にすべく力を入れる。現在の顧客は約4万5000人だが、10万人を目標とするほか、売上高30億円、営業貸付金残高300億円を目指す。

 総合通販事業の中間期売上高は、前年同期比11・6%減の323億900万円。アクティブ会員数は同6・9%減の429万人、受注単価は同4・5%増の1万387円だった。特に若年層向けは、30代向けカタログ「ルアール」を「リュリュ」に統合したことで、売上高は同約40%減の45億円となったほか、ネット販売売上高も「売り上げよりも中身重視にシフトした」(同)ことで同約21%減の56億3000万円となり、前年同期を下回っている。

 事業全体としては、商品構成比を中・高価格にシフトしたことで購入商品の単価が上がっている。また、優良顧客の活性化に取り組んでおり、今下期以降の売り上げ回復につなげる。

 近年、注力しているアパレル店舗の売上高は同約73%増の10億2000万円、営業損失は1億円(前年同期は1億6000万円)だった。新規出店のほか、既存店売上高も前年同期比で増収となっており、売上高は大幅に増えた。新規店は出店コストの影響で赤字となるものの、既存店は約8%の営業利益率を見込んでおり、100店舗出店時には事業として1億7000万円の営業利益を予定する。

 9月末の店舗数は19店舗だが、来年3月末は32~35店舗となる見込みで、2017年3月期中には100店舗への到達を予定している。同社では既存店が好調な理由について「(ショッピングセンターに出店している)競合に比べてデザイン性にすぐれている点や、コストパフォーマンス良い点、マネキンの見せ方がうまく『やせて見える』点が評価されているようだ」(島野武夫取締役)としている。

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