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キリンビール、ヤッホーブルーイングに出資

キリンビールはクラフトビール(地ビール)の製造および仮想モールを中心にネット販売や卸展開を行うヤッホーブルーイングと資本業務提携した。10月1日付でヤッホーブルーイングの普通株式33・4%を取得し、持ち分法適用会社とした。クラフトビールの製造・販売の強化が狙いで、キリンビールはヤッホーブルーイングの一部商品の製造を受託する。また、ネット販売に長けた同社のECやネットマーケティングのノウハウの取り込みも図りたい狙いのようだ。

キリンビールはヤッホーブルーイングと9月24日に業務提携および資本提携に関する契約を締結。ヤッホーブルーイングの親会社である星野リゾートが保有するヤッホーブルーイング株式の一部を譲り受ける。加えて、ヤッホーブルーイング発行の新株を引き受け、合計で33・4%の普通株式を取得する。出資金額は非公開としているが十数億円規模と見られる。

 キリンビールはヤッホーブルーイングへの資本業務提携で同社が得意とするクラフトビールの販売を強化したい考え。また、仮想モール「楽天市場」の優良店舗として知られ、楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー常連店「よなよなの里」を運営してきたヤッホーブルーイングが行うイベントとネットを組み合わせたファン作りやネットマーケティングのノウハウの提供を受ける。また、若手を中心とした人材育成や原材料の共同調達なども行う。

 具体的には来春、クラフトビール「スプリングバレーブルワリー」の店舗販売を計画しており、クラフトビールの予約販売を行う自社通販サイト「DRINX」を通じて顧客の意見を収集し商品改良を行うという。

 一方、ヤッホーブルーイングは一部商品の製造をキリンビールに委託する。製造委託や共同の原材料調達によりコストを軽減し、開発やマーケティングへ資源を投下していく考え。

 今回のように仮想モールを中心に売り上げを伸ばしてきた中堅ネット販売実施企業が大手企業と資本提携を結ぶケースが増えており、今年に入ってからも「キングジム」と「ぼん家具」、「キーコーヒー」と「honu加藤珈琲店」、「爽快ドラッグ」と「あかちゃんハウス一二三」、「クックパッド」と「セレクチュアー」が資本提携を行っている。

 ネット販売の競争が激化し独力ではこれ以上の業績拡大が望めない中堅EC各社とネット販売やネットマーケティングを短期間で拡大・強化したい大手企業とのニーズは双方で合致しており、こうした資本提携は今後も見られそうだ。

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