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パルシステム 6社・団体と共同物流網、九州の青果を安定供給へ

 パルシステム生活協同組合連合会は11月1日から、独自に構築した青果物流の運用を開始する。大地を守る会やらでぃっしゅぼーや、生活クラブ生協など6社・団体が共同で構築した物流網で、九州の生産者の荷物を集約し荷分けした後に、関東や関西に構える流通事業者の配送センターに納品する。生産者が安定して出荷できる体制を整えることで、流通事業者は品ぞろえの安定化を図っていく。

 運用を開始する共同の物流網は丸善運輸グループの車両を活用して、生産者から青果を集荷する。九州の各拠点で荷物を集約し、丸善運輸グループが保有する兵庫・西宮の配送センターに輸送する。西宮の物流センターで荷分けし、パルシステムや大地を守る会など食品宅配の4社・団体の配送センターへそれぞれ輸送する仕組み。

 輸送費は生産者が負担する。共同の物流網の輸送コストは従来と同程度か1割増になるという。生産者はコストを圧縮し、物流業者が提示する値上げ幅と比べて安定して荷物を引き取ってもらうことができるという。

 昨今、物流業界ではドライバー不足や燃料コスト増が問題化。生産者に対して運賃値上げの要請や、集荷ルートから外れた過疎地では契約解除の通告などがあったという。このため、消費地へ青果物を出荷できない生産者が増えるなど課題を抱えていた。

 パルシステムは流通事業者の代表となって、生産者の支援要請を受け、「新しい九州物流の構築協議会」を立ち上げた。生産者の出荷先になっている大地を守る会やらぃっしゅぼーや、生活クラブ生協が参加。生産者の代表として西日本有機出荷組合が、物流事業者として丸善運輸グループがそれぞれ参加した。

 流通事業者にとって、商品の仕入れを安定化することができる。すでに、西日本有機出荷組合など複数の団体の青果の取り扱いが決まっており、年間で2万トン分の輸送が決まっているという。

 まず、九州での物流モデルを確立し、将来的に他のエリアへ広げることも視野に入れる。西宮に構える荷分けの拠点を活かして、中国・四国エリアでの共同物流を展開する可能性がありそうだ。

 共同の物流網の運用に伴い、9月26日に、生産者向け説明会を実施する。物流業界の現状を踏まえて物流網構築の目的や趣旨を説明。集荷体制や納品システム、価格などを紹介し、生産者の参加を募っていく。説明会には48の生産者団体に呼びかけているという。

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