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OLMの「ワンダーコア」、ヒットの裏側㊤ 累計出荷台数70万台のヒットに

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 オークローンマーケティングが販売する腹筋運動器具「ワンダーコア」(画像)がロングヒットとなっている。昨年5月からの販売以来、順調に売り上げを伸ばし累計出荷台数は約70万台に達していると見られ、直近の8月月次の出荷台数も15・6万台とその勢いは衰えることなく持続している。ヒットの理由。商品自体の良さはもちろんだが、OLMが仕掛けた「分かりやすくシンプルな訴求の徹底」と「戦略的な話題作り」などにもあるようだ。

 「1万円を超えるフィットネス器具としては当社の過去の商品でもこの期間にここまで売れた商品はない」。「ワンダーコア」を統括する同社のカテゴリーブランド戦略室・フィットネスマシンセクションの千須和義久次長は同商品の売れ行きをこう評する。

 千須和次長によれば「ワンダーコア」は昨年5月の発売以降、順調な売れ行きを見せていたものの今のような"勢い"は当時はまだなかったという。1つの転機となったのは昨年8月の販売休止に伴う販売戦略の変更だった。

 「昨年8月に一部製品の溶接部分に不具合があることが分かり、購入者には無料交換を行い、販売も一時休止した。その間、製品の改善はもちろんのこと、訴求を見直した」(千須和次長)という。

 販売当初は当該商品の海外インフォマーシャル映像をベースに通販展開していたが、販売後の顧客からのアンケート調査を基に「一番、反応が良かった『倒れることで腹筋ができる』という点に絞ったシンプルな訴求にインフォマーシャルの映像を改めた」(同)という。

 訴求点が分かりやすく明確となったことなどで販売再開後、大きく売れ行きが伸び始めた。自社通販で一定の実績を出したことで量販店などへの卸展開も今春から開始。「新しい商品のため、初めは販売して頂ける店舗も少なかったが、一旦、採用頂け、実績が出始めると他の量販店でも広く扱って頂けるようになった」(同)という。

 さらに「ワンダーコア」の売れ行きを伸ばすため、また類似品との差別化を図るための施策として俳優の宇梶剛士さんを起用し、宇梶さんが様々なシーンで転倒する際に「ワンダーコア」で腹筋運動をしつつ「倒れるだけで腹筋、ワンダーコア♪」というフレーズが流れる特徴的な映像のテレビCM(15秒版と30秒版)の放映を6月から開始した。「インフォマーシャルだけではリーチできない層がある。そうした層を取り込めればもっと売り上げは伸びるはず。大規模なCM放映は当社ではあまりない取り組みだったが会社に必要性を提案してやらせてもらった」(千須和次長)という。

 テレビCMは6月は関東、中京、四国エリアなどで1週間限定で放映したが、インパクトのあるCMは話題を呼び、6月のCM好感度は「流通・販売」のジャンルでは1位(CMデータバンク調べ)となり、また、同CM映像をアップした「ユーチューブ」での再生回数は6月時点で企業CMとしては異例の200万回に達した。「CMだけの効果とは言えないが、通常のフィットネス商品は5月をピークに売り上げは下がるが6月も落ちず逆に上がった」(千須和次長)としており、CMが売り上げを一定程度押し上げた模様だ。(㊦につづく)

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