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ベルーナ・安野清社長に聞く③ 店舗売上高、1店1億円へ

2-1.jpg──専門通販事業は旧レモールの事業取得で、売上高が前期比15・8%増の272億6600万円となったが、グルメや健康食品といった既存事業は好調とはいえない。

 「はかばかしくない状況だ。いかに成長性を回復するかが課題になるだろう。化粧品のオージオと健康食品のリフレについては、以前から売上高を100億円まで伸ばしたいと言っているが、なかなか"化ける"タイミングがつかめない。ライバルが多いということもあるが、事業計画が甘いのかもしれない。改善する余地はある」

 「オージオに関しては、30~40代向け化粧品をラインアップしていないので、ブランドを開発するという方法はある。100億円を目指すためには必要になるだろうが、やるかやらないかを考えているところだ。リフレはテレビの使い方がキーになるだろう。今もインフォマーシャルは放映しているが、まだそれほど力を入れていない」

──グルメ事業は大きく減益となった。
 
 「これはワイン事業で円安・ユーロ高が進んだ影響が大きい」
 
──ワインの海外展開に関しては。
 
 「ローカルでの販売については"よちよち歩き"という状況だが、徐々には増えている」
 
──旧レモールから取得した、看護師向け事業の「アンファミエ」は好調とのことだが。
 
 「ナースリーとの2本立てで、看護師向け通販市場におけるシェアが60~70%に達している。一方で、両社のシナジーについては、まだ発揮されていない。ナースリーにはナースリーの、アンファミエにはアンファミエの良さがあるので、良い意味で競い合っている状況だ。ナースリーは流通、アンファミエはメーカーという違いもある。商品の共同調達については一部進んでいるが、業績は好調なので、極端な変化を促すのは好ましくないと思っている」
 
──レモールのベビー事業とギフト事業を承継した「ベストサンクス」の今期売上高は34億円を見込んでいる。レモール時代の同事業売上高(13年3月期109億円)から大きく落ちているが、その理由は。

 「キッズ向け通販事業を休止しているほか、実店舗も引き継がなかったためだ。今のところベビーとギフトに絞っているわけだが、キッズ関連もいずれは再開したいと思っている」

──顧客数は。
 
 「90万人だ。ただ、安売りを行っていたこともあり、単価の低さが問題になっている。現在の規模を小さくして利益が出るような形に持っていく必要がある」
 
──ギフト事業に関しては。
 
 「高収益事業だが、内祝い関連を販売しているので、ベビー関連事業も平行して手掛ける必要があるということだ。媒体をまたいで利益を出すというモデルなので難しい部分もある」
 

──ベルーナからの送客は行っているのか。
 
 「法人が分かれていることもあり、まだ手を付けていない。チラシの同梱などは徐々に始めている」
 
──注力しているアパレル店舗について、手応えは。
 
 「まあまあというところだ。ただ、店舗の開設が思うように進んでいないが、単に出店をすればいいというわけではなく、採算が見込める立地は絞られてしまう」
 
──黒字の見通しは立ってきたのか。
 
 「初期コストの回収という問題はあるが、既存店については見通しが立ってきた。事業としては来期にはトントンに持っていきたいが、新規店舗が増えると黒字化が難しくなるため、少し遅れそうだ」

 
──店舗専用商品も投入しているとのことだが。
 
 「まだ10~15%程度だ。専用商品の比率は30%程度が理想だと思っている。1990円から2990円程度のブラウスなどを投入している。定番商品は通販の方が強いが、店舗専用商品は流行を取り入れやすいので、柄物などは強い」
 
──店舗の顧客について、ベルーナの通販で購入経験のある人の比率はどの程度か。
 
 「購入経験のある人が3分の1、ブランドは知っているが買ったことのない人が3分の1、良く知らない人が3分の1というところだ。いずれは店舗から通販への誘導も行いたい」
 
──目標の店舗数は。
 
 「店舗数というよりは、1店舗の売上高1億円という形にしたい。数を増やすには、採算の合う店舗をどれだけ増やせるかが重要になる」
(おわり)

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