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スクロール 先行投資続け健食・化粧品の販促強化

 スクロールは、昨年公表した14年3月期からの3カ年の中期経営計画を一部修正する。15年3月期に健康食品・化粧品事業など、新規事業への投資を行うため、経常利益の計画値をトントン(当初計画は20億円)に引き下げる。従来は消費税引き上げ以降の市場縮小を見込み、今下期から14年3月期にかけて販促費を前倒しで投入するとしていた。なお、16年3月期の計画値に変更はない。

 14年3月期は、顧客育成のための先行投資として20億円を計上。シニア向けカタログとして、個人向け通販では昨年3月に「ブリアージュ」を、生協向け通販では昨年9月に「さん燦」を創刊した。「初年度としては順調に会員を開拓している」(堀田守社長)という。

 「ブリアージュ」は10億円投資し、売上高は10億円、アクティブ顧客数10万人となった。今期は売上高20億円、アクティブ顧客数15万人を計画する。「さん燦」も約100万部を発行、今期は200万部の配布が決まっている。

 一方、豆乳石けんを扱う豆腐の盛田屋などの、健康食品・化粧品事業は苦戦。タレントを起用したインフォマーシャルや新聞広告などを展開したものの、「期待したような効率をあげることができない」(同)としている。豆腐の盛田屋の売上高は、2013年3月期の11億6100万円から約24%増となったものの、新規顧客獲得数やリピート率が伸び悩み、売り上げも想定を下回った。

 今期は引き続き、顧客育成のための先行投資を続ける。シニアカタログ「ブリアージュ」には、カタログ費用を除いた広告費6億円、豆腐の盛田屋に10億円、健康食品の北海道アンソロポロジー(旧HAC)に7億円など、合計で約30億円を予定する。このうち、豆腐の盛田屋は前期から2億円、北海道アンソロポロジーは同6億円、それぞれ積み増す。

 健康食品・化粧品に関して、堀田守社長は「(中期経営計画の)2年目に成果を出す計画だったが狂ってきており、投資を継続するために今年度の利益計画値を変更した」と話す。複数の広告素材から最も公開の高いものを見つける「スプリットラン・テスト」を繰り返しており、今期もテレビを中心に広告宣伝を継続する。

 2014年3月期の連結業績は、売上高が前年同期比9・7%増の682億5300万円、営業損益は1億4700万円の損失(前年同期は11億7600万円の利益)、経常利益は同84・6%減の2億3300万円、当期純利益は同98・8%増の5億1700万円となった。

 夏・冬アパレル商品が好調に推移、消費増税前の駆け込み需要の影響で売り上げが予想を上回ったほか、ネット販売子会社のイノベートやAXESも好調だった。

 一方、原価率上昇や広告宣伝費の増加などで営業利益と経常利益は減益に。当期純利益は前期に計上した物流システム障害による特別損失がなくなったことや固定資産売却益が発生したことなどで、大幅増となったとしている。

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