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QVCジャパン、年商1000億円の大台突破

通販専門放送を行うQVCジャパンの2013年12月期売上高は前年比0・3%増の1000億円だった。前年から引き続き、衣料品や寝具などが堅調に売り上げを伸ばし初めて年商1000億円の大台を突破した。利益は非公開としているが、米国の親会社が公開した同社の営業利益(米国の財務基準ベース)を円換算すると同7・2%減の約207億円と減益となっている。


当期は商品ジャンル別では引き続き、アパレルやホームのカテゴリーの商材の売れ行きが伸びた模様。アパレルではセーターなどカシミア製品の売れ行きが好調だった。ブランドでは顧客から人気が高い「麻布プロバドール」や「&LOVE(アンドラブ)」売れ筋ブランドなどのほか、「エスパスデカルマ」などの中堅ブランドや新規ブランドの売り上げも堅調に推移したという。ホームのカテゴリーでは販売を強化したタオル類や羽毛布団などの冬物寝具が好調に推移した。また、ジューサーなどの調理家電や「キンドル」などのタブレット端末、オーディオ機器などの家電も売り上げを伸ばしたようだ。

 これらのほか、昨年4月から稼働した新社屋内の新スタジオによる映像表現アップやアパレルECの夢展望や仮想モール大手の楽天とのコラボ番組の放映など新たな試み、独立UHF局の東京メトロポリタンテレビジョンでのサイマル放送の開始、スマートフォン向け通販サイトの刷新。また、受注電話混雑時に自動応答で注文商品の在庫を確保した上で通話を一旦終了後、あらかじめ指定した時間に顧客に折り返し電話をして受注を確定させる「コールバック受注」の開始、一部地域限定での当日・翌日配送の実施、ハウスカード「QVCショッピングカード」の発行開始などの各種施策も増収に貢献した模様で創業以来初めて売上高1000億円を突破した。

 なお、売上高に占めるネット販売売上高はおよそ3割となる300億円程度でその内、半分がスマホを含む携帯端末経由の割合は約5割(150億円弱)となっているようだ。

 利益については同社では非公開としているが、米QVCの親会社であるリバティ・インタラクティブの2月28日付けの発表ではQVCジャパンの営業利益(米国の財務基準ベース)は同24・0%減の2億1200万ドルとしている。これを2013年の平均為替レートである1ドル97・63円で円換算すると206億9700万円となり、前年の2億7900万ドルを同年の平均為替レートで円換算した223億2000万円との比較では7・2%減となる(売上高は前年比17・8%減の10億2400万ドル)。

 減益の理由についてQVCジャパンでは明らかにしていないが、期中に稼働させた新社屋および新スタジオに起因して、新拠点の稼働前後も一定期間は旧拠点および旧スタジオを稼働させておく必要があったことなどで、関連コストなどがかさんだ模様。また、リバティ社の発表によると前期の平均客単価が同62・36円減の6468・71円となっているが、増収を維持していることから注文数が増加した模様で受注や配送などの関連コストが増えたと見られ、これらも利益減の一因となったようだ。

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