Home > 企業動向 > 通販各社の震災復興支援活動の今、各社継続的な支援を展開

通販各社の震災復興支援活動の今、各社継続的な支援を展開

震災からの復興がままならない被災地も少なくない。こうした現状から継続的な復興支援を行っている通販実施企業も多い。各社が行う継続的な復興支援施策を見ていく。(関連記事はこちら

ディノス寄付.jpg ディノス・セシールでは「東北に春をお届けします。」と題した復興支援活動を3年前から毎年、実施している。特定の通販カタログを「寄付付きカタログ」として受注を受けるたびに10円を花の苗の購入資金にあて被災地の生産者から花の苗を購入し被災地の子供達に寄贈する顧客参加型支援活動だ。初回は宮城・石巻および岩沼でカーネーションの苗を、2回目は石巻と岩沼、陸前高田、大船渡でビオラの苗をそれぞれ幼稚園や保育園、小学校などに寄贈した。3回目の今年は3月5~7日にかけ、石巻、岩沼、陸前高田、大船渡、釜石、遠野、大槌町の児童施設124施設にキク科である「クリサンセマム」の苗2万2232鉢分を寄贈した。今年はこのほか、グループ企業とともに福島県沿岸部に桜の苗木の植樹も行う計画だ。

 フェリシモでは2012年6月から女性による東北復興を支援するプロジェクト「とうほくIPPOプロジェクト」を発足している。責任者や主体者が女性であること、東北在住の個人・団体であることを条件として、被災地の復興支援に関連した事業提案を公募・審査の結果、選ばれた個人や団体に支援金を支給し、被災地の産業復興につなげるというものだ。原則、1つの対象につき約30万円~300万円までの支援金を支給。数期にわたる公募を予定し、13年度は第1期、第2期を合わせて約9000万円の支援金を支給した。昨年10月には、第3期の支援活動の応募を開始、3月末に結果を発表する。

 同社社員の取り組みとしては、全従業員で震災遺児を支援する「桃・柿育英会~東日本大震災遺児育英資金」への募金を11年10月から行っている。今年2月末時点で累計金額が141万8368円に達した。育英会は、阪神・淡路大震災時に、建築家の安藤忠雄さんら8名が呼びかけ人となって95年に創設されたもの。安藤さんから協力の要請を受けて全従業員で取り組むことを決定。毎月1回、全従業員が各事業所で募金箱を回覧し、募金を集めている。このほか、同社では東日本大震災の被災地に関連した商品を集めたカタログ「とうほく帖」を12年3月から発刊しており、3月には第4号を発刊している。

 ファンケルは11年5月から「美と健康のSave the 東北 プロジェクト」をスタート。中長期の視点で被災地を支援するため、毎月、従業員ボランティアが被災地を訪れている。支援活動の回数は計110回(2月28日時点)。これまで延べ650人の従業員が参加している。2月には、福島県郡山市の子育て支援イベントでメークやネイルサービス、ハンドマッサージを提供したり、神奈川県茅ケ崎市に被災地から移住した方へのハンドマッサージや青汁提供、福島県田村郡の「アニマルシェルター」における犬や猫の世話など計4回の活動を行った。従業員が支援活動に積極的に傘下できるよう会社としても「社会貢献休暇制度」を充実させている。従来、正社員しか利用できなかった制度を契約社員やパート従業員も利用できるようにするなど改訂。また、ボランティアへの参加は出勤扱いにし、交通費もファンケルが負担。「被災地の方からは『震災のこと、私たちのことを忘れないでほしい』という声が聞かれる。ボランティア活動は減っているが、ファンケルでは今後も被災地の方々とコミュニケーションをとっていきたい」とする。

 オルビスは継続的な震災復興支援活動「いつもプロジェクト」を展開。社内に「いつもプロジェクト基金」を開設し、対象商品の売り上げの一部を寄付したり、顧客が持っている商品券やポイントを寄付してもらい積み立て、復興支援活動に充てている。一環として、被災地でボランティア活動を展開する団体の活動を支援。その一つが「くらしのある家プロジェクト実行委員会」の支援になる。

 3月には、同実行委員会が主催する宮城県石巻市の今を残し伝えるフォトコンテスト「フォトノマキフェスティバル2014」に協賛。コンテストに関連して、人物を中心におくポートレート撮影のモデルとなる地域の方約30人に社員ボランティアがメークを行う取り組みを展開。本業である「化粧」を通じてモデルの方の美をより際立たせるのを手伝う。フォトコンテストは、石巻の人々が新たな街づくりへの意欲を取戻し、全国の人々が石巻を知り、訪れるきっかけを作ることを目的にしている。

 スタートトゥデイは、運営する通販サイト「ゾゾタウン」と「ゾゾヴィラ」「ゾゾアウトレット」における3月11日の売り上げのうち10%を寄付する。震災の直後には、復興支援のチャリティーTシャツをいち早く予約販売の形で展開し、約9万4000人のアクション(販売枚数は約17万7000枚)を引き出した同社。2年前の3月11日には地震が発生した午後2時46分から1時間、「ゾゾタウン」を含む全サービスを停止し、黙とうの意を表したが、昨年に引き続き、今回もファッションを通して笑顔を増やしたいという想いから売り上げの一部を寄付することにしたという。

 コーポレートサイトのブログで告知したほか、当日は商品を購入した顧客の決済画面で「本日の売り上げの10%を復興支援のために寄付します」と表示することで、復興支援を身近に感じてもらえるようにした。

Trackbacks:0

TrackBack URL for this entry
http://www.tsuhanshinbun.com/mtos-admin/mt-tb.cgi/2450
Listed below are links to weblogs that reference
通販各社の震災復興支援活動の今、各社継続的な支援を展開 from 通販新聞

Home > 企業動向 > 通販各社の震災復興支援活動の今、各社継続的な支援を展開

Amazon出品サービス
Search
Feeds

△ ページtopへ