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髙田旭人副社長に聞く「ジャパネットたかたの今とこれから」㊥、「今年からは"攻め"へ」

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――自身が管轄して強化してきたネット販売の現状は。

 「インターネットは媒体の特性上、ラインアップを増やしがちになるが、ロングテール戦略ではEC専業や家電量販店の通販サイトには勝てない。ネットにおいても、当社の強みを活かしてテレビ通販と同様、ある程度、厳選したよいものを販売していこうと考えている。
 
 これが基本方針だが、去年は『過去最高益の達成』という目標もあったために、まずはネット独自で売り上げを作るというよりも、受注ツールとしての機能を強化することにした。当社の番組を見て、通販サイトに来て頂いたお客様にとって、どうしたら買いやすい環境になるかを考えて様々な改善を行った。
 
 例えば4人からなるユーザビリティチームを作り、購入導線を改善したり、何となくテレビで商品を見て、どんなものだったのか気になったものをネットで確かめられるよう45秒とコンパクトに要点をまとめた動画の充実などだ。受注ツールとしての機能強化も一定のメドがつき、今年からはネット独自で売り上げを作ろうと"攻め"に切り替えている」

 ――具体的には。

 「年始の1月1~3日まで、通販サイトで初売りセールを行った。在庫商品を"2014円"というありえない価格で紹介したり、媒体コストなどがかからないネットだからこそ出せる価格で人気商品を販売するなどし、去年の年始のセールの2倍の売り上げとなった。

 年始はテレビや折込チラシなど他の媒体はやっていないため、純粋にネット単独の売り上げとなる。この結果を受けて、ネット部門のメンバーみんなで年始から盛り上がった。今年は様々な試みを積極的に行ってネット販売を強化していく」

 ――昨年12月にはスマホ向けアプリ「ジャパネットアプリ」の配信を開始したがこれも"ネットの攻め"の一環か。

 「『ジャパネットアプリ』の目玉の機能は『テレビにかざして買い物カメラ』という機能で、放送中の通販番組(※CS専門放送のみで地上波番組は未対応)の画面をスマホのカメラでかざすと、紹介中の商品の通販サイトの詳細ページをスマホに表示して詳しい商品情報を確認できたり、そのままネットで商品を購入できる仕組みだ。

 お客様にとって買いやすい環境を作る受注ツールとしての要素が今のところは大きいが、第2フェーズとして、そこにコミュニケーションツールとしての機能を持たせたい。ログインすれば過去に購入した商品のFAQの動画が見られるとか、愛用者の声が閲覧できるなどだ。今年中にもやりたい」

 ――同じく副社長が管轄するCS専門チャンネル「ジャパネットチャンネルDX(ジャパチャン)」の状況は。24時間、自由に枠を使える自社チャンネルで新しい形の番組作りを模索していたようだが。

 「昨年前半は新しい試みに色々とチャレンジしたが結果としてはうまくいかなかった。中途採用で入社してきたテレビ局出身の番組制作スタッフなども増え、有名人に出演頂き、ロケを多用した番組などを行った。面白い番組・企画なのだが、『商品が主役』で商品の良さを見せることが最重要だという認識がない中でやっていたため、やはり売れなかった。

 ネットと同じで去年は最高益達成という目標があり、後半からは新しいことよりも従来までの1時間の通販番組を作り込んで、商品の良さをとことん追求する当社のやり方を徹底的に突き詰める形で売り上げの拡大を図ってきた。実際にそうした番組を作り、『商品の良さを徹底的に伝えれば売りにつながる』ことをみんなが実感し、そうした成功体験が積み上がった。

 今年1月からは佐世保本社と東京オフィスで人のシャッフルを行い、佐世保から東京に7~8人、東京から佐世保に5~6人程度、異動した。東京と佐世保では番組制作のやり方が異なるわけで東京の制作スタッフが社長の下で『社長の制作方法』を学んでもらい、逆に佐世保のメンバーが東京のやり方を学ぶという趣旨だ。

 期間は最長で2年間で当社では短期留学と呼んでいる。この1年間の経験や今後、"短期留学"で学んだことなどを活かしながら、再度、『ジャパチャン』独自の新しい面白い番組にチャレンジしようと皆でまさに企画しているところだ」
(㊦につづく、※前回の㊤はこちら


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