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ケンコーコム ネットで処方せん薬受け取り開始、薬局での待ち時間解消

071.jpg ケンコーコム(KC)は2月5日から、インターネットを活用した無料の処方せん薬受け取り支援サービスを開始した。スマートフォンやデジタルカメラで撮影した処方せんの画像を専用サイトからサービス対象の薬局にFAXで送信する仕組みで、患者が都合の良い受け取り薬局を事前に指定できるようにし、薬局での待ち時間短縮につなげる。まず、首都圏の調剤薬局約1万店でスタートし、将来的に全国約5万店に展開を拡大。サービス利用者に対する自社通販サイトでの商品購入促進、専用サイトへの広告出稿などを通じ収益を得る形とする考えだ。

 処方せん薬受け取り支援の「ヨヤクスリ」は会員制のサービスで、新設した専用サイトでは、公開されている全国約5万店の調剤薬局データを収録。このうち、FAX番号が開示されている東京、神奈川を中心とした約1万店にサービスの告知と協力の呼び掛けを行って展開を始めた。

 FAXを使った処方せん薬の受け取りは一般的に行われているが、患者がFAXを使える環境になければ利用できなかった。これに対し今回のサービスでは、普及が進んでいるデジタルカメラやスマホのカメラ機能とインターネットを活用することで、より幅広い層が利用できるようにしたのが特徴だ。

 サービスの大まかな流れとしては、患者が医師から出された処方せんをデジカメやスマホのカメラで撮影し、同サイトから受け取りたい薬局を検索・指定すると、当該薬局に処方せん画像をFAXで送信。患者が指定した薬局で処方せんの原本を提示して薬を受け取る。

 薬局の検索については、住所のほか、薬局のくちコミ投稿・閲覧機能を持たせ、ユーザーの評判でも選べるよう工夫。また、処方せん画像送信時に受取希望時間も入力できるようにする。

 病院前の"門前薬局"などの場合、患者が多く調剤の順番待ちで数十分を要することもあるが、「ヨヤクスリ」サービスでは、自宅や職場近くなど、患者が薬を受け取りやすい薬局や受取希望時間を事前に指定できるようにすることで、調剤の待ち時間解消につなげる。

 今回のサービスについては、患者および薬局に対して無料で提供。すでにFAXを装備する薬局であれば、新たな投資の必要もなく、無償で利用できる送客ツールということになる。

 KC側ではサービス自体は無償で提供するが、サービス利用者に対するポイントの付与や会員へのメルマガ配信を通じた自社通販サイトでの商品購入促進、薬局などによる「ヨヤクスリ」サイトの広告掲載料など付帯領域で収益をあげていく考え。

 この収益モデルの構築に向け、サービス対応薬局の拡大を進めるとともに、「ヨヤクスリ」サイトについても、スマホによる服薬履歴管理機能の付加など、サービス内容や提供する情報の拡充を進める構えだ。

 KCでは、昨年12月に成立した新薬事法に処方せん薬のネット販売を禁止する内容が盛り込まれたことを受け、処方せん薬のネット販売を行う権利の確認を求める行政訴訟を提起している。

 今回のサービスについては、ネットでも安全かつ便利に処方せんが扱えることの証明と、ネット販売禁止を念頭に置いた新たな事業モデルの構築という2つの側面があるようだが、サービス自体の普及を考えると、調剤薬局側の対応がカギを握ることになりそうだ。

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