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ルミネの新井社長に聞く 【ネット販売の役割と強化方針は?】㊦


3年後にEC売上100億円へ、実店舗との連携強化


031.jpg 前号に引き続き、9月末に通販サイトを刷新したルミネの新井良亮社長に、EC事業の強化策と展望を聞いた。



――通販サイト「アイルミネ」を刷新した。

 「『アイルミネ』は2008年にスタートしていて、システム改修の時期を迎えていた。この間、マーケットも大きく変化し、開設当時に作ったハードの容量では追いつかなくなっていたこともあり、システムを全面的に作り替えた」

――利便性が大きく改善した。

 「今回、商品情報をより詳しく伝えるためにアイテムページの写真を大きくしたり、詳細画像の枚数も増やした。商品ページにはルミネの販売員によるコーディネート写真を掲載し、着用イメージをわきやすくした。検索機能も、サイズやパターン、丈、素材に加えて、靴のヒールの高さなど、細かい条件検索ができるようにした」

――店頭在庫も確認できる。

 「『アイルミネ』で下見をして店舗で購入したい消費者や、店頭で完売している商品をネットで買いたいというニーズに応えた。リニューアルに合わせてスマホサイトも開設し、店頭の在庫情報がどこにいても確認できるようになった」

――在庫確認できるショップを増やしていく。

 「刷新時には10のショップと連携して店頭在庫の表示を始めたが、対象ショップを増やしていきたい。次のフェーズでは在庫連携にも取り組む。ショップとシステム連携することで、『アイルミネ』の在庫がなくなってもショップ側に在庫があれば販売できるようになるため、欠品を防げる。ネットで注文して店舗に取り寄せたり、店頭からEC在庫にアクセスして自宅に配送するサービスも検討したい」

――そのほかに強化した機能は。

 「予約販売の機能も従来は発売の2カ月前からだったものを4カ月前から可能にした。あらかじめ需要をつかむことでブランド側の効率的な生産体制の構築に貢献するのと同時に、新しいモノに敏感な顧客のニーズにもいち早く応えることができる」

――中期目標は。

 「EC事業は13年3月期の売り上げ約30億円に対し、3年後の16年3月期には100億円が目標だ。システムのキャパシティー増や実店舗との相関性、マーケット自体の成長などで100億円は目指せる。年度ごとに言うと、14年3月期が40億円、15年3月期は70億円を計画している」

――目標達成に向けた取り組みは。

 「3年後までに、『アイルミネ』のショップ数は現在の130店から150店に、アイテム数は現状の7割増しとなる5万点以上を扱いたい。顧客の年間購入回数についても、利便性の向上や欠品対策などに取り組むことで現在の年間2回強から4回に引き上げる。ちなみに、13年9月時点の『アイルミネ』会員数は28万5000人だ」

――販促面は。

 「プロモーションはこれまでハードの制約があったため、あまりできなかった。これからは実店舗と連動しながら、『アイルミネ』の強化も密接不可分で進める」

――ルミネは売り場の提供にも積極的だ。

 「当社は、次世代のファッションビジネスを担う国内の若手デザイナーや、技術力のある産地などに販売機会を提供する支援事業を手がけている。店頭だけでなく、通販サイトでも商品を扱ったり、中には店頭で告知し、サイトだけで販売する商品もある。ただ、あくまで商売の軸はリアルだ。例えば、ファッションショーに若い女性がたくさん来場するが、彼女たちはコンテンツとしてショーを見ているわけではない。自分に似合うファッションは何なのか。大げさに言えば、モデルと対峙しながら自分の生き方を決めている。そうしたリアルのシズル感、臨場感はすごく大事で、今後も重視していく」
(おわり)

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