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ヤマトグループ 国内外結ぶ物流拠点「羽田クロノゲート」竣工

071.jpgのサムネール画像 ヤマトグループは9月20日、東京・羽田に新設した大型物流ターミナル「羽田クロノゲート」(羽田CG)を竣工した。「宅急便」の当日配送などを盛り込む「バリュー・ネットワーキング」構想(VN構想)を実現する上で基幹物流拠点となるもので、同日の竣工式典には、グループ各社の経営トップや荷主企業など1200人超が参集。通販関係者の姿も多く見られ、ヤマトグループが打ち出す「VN構想」と、その基盤となる「羽田CG」への期待と関心の大きさをうかがわせる形となった。

 ヤマトグループが掲げる「VN構想」は、全国の一大経済圏の玄関口に設置する新機軸の物流ターミナルと国内および海外の「宅急便」ネットワークを結び付け、従来にはないスピーディーかつ高付加価値の物流サービス提供を目指すもの。すでに、昨年11月に日本とアジアの「宅急便」ネットワークを結ぶ「沖縄国際物流ハブ」、今年8月には一大経済圏玄関口の物流ターミナル第1号として「厚木ゲートウェイ」(厚木GW=神奈川県愛甲郡)を稼働させている。

 今回竣工した「羽田CG」は、海外と日本を結ぶとともに、羽田空港および横浜港に近く、主要道路との接続も良い場所に立地する陸海空の結節点。ヤマトグループの基幹物流拠点で、概要としては、東京ドーム4つ分に相当する約3万坪の敷地に、物流棟および事務棟(延床面積約5万9800坪)を設置。国内の物流施設としては最大級となるもので、地域との共生を主眼にスポーツ施設や公園などを設置したのが特徴だ。

 8月に竣工した厚木ゲートウェイ(厚木GW)と同様、トラックから搬出したロールパレットボックスを機械的に作業台付近まで運ぶ「前詰め搬送機」や建物の1階から最上階までを結ぶ「クロスベルトソーター」「スパイラルコンベア」など最新のマテハン機器を装備。さらに「羽田CG」では、パレットに積まれた一つひとつの荷物の大きさを峻別して荷物をコンベアに移す「ロボットアーム」や「ボックスダンパー」を導入する。

 一方、付加価値機能の面では、航空便で海外から入ってくる商品(荷物)を外国貨物のまま運び入れ、スムーズに通関ができるほか、輸入商品に日本語のラベルや取扱説明書などを添付する保税・ローカライズ、チラシなどをその場で印刷し商品に同梱できるオンデマンドプリントおよび封入機能を提供。また、繰り返し使われる医療機器の流通在庫圧縮に対応した医療機器の洗浄・メンテナンス、家電製品等の修理や荷物を同梱して発送するクロスマージ機能なども有する。

 一方、フロア構成は1、2階が荷物の仕分けエリアで、1階中央部分にクール室を配置。上層階は、家電修理やクロスマージなど付加価値機能の提供エリアになる。

 「羽田CG」については、機能の移転作業などを行った上で10月上旬から稼働に入る予定。通販事業者の場合、輸入商品のスムーズな通関や商品への日本語ラベルの貼付、販促物の作成・同梱などの付加価値機能の活用と、24時間・365日稼働のメリットを活かした配送リードタイムの短縮などが期待でき、すでに何社かの通販事業者の「羽田CG」利用が決まっているようだ。

 東名大での「宅急便」当日配送やローコストの分散在庫、各種付加価値機能提供の基盤となる「厚木GW」の稼働、日本とアジアの「宅急便」ネットワークを結ぶ「沖縄国際物流ハブ」を通じた日本・香港間の「国際クール宅急便」の展開、さらに10月上旬からの「羽田CG」稼働により、ヤマトグループの「VN構想」が大きく前進することになりそうだ。

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