Home > フルフィルメント > ヤマトWebソリューションズ  新たな展開の方向性とは㊤

ヤマトWebソリューションズ  新たな展開の方向性とは㊤

 7-1.jpg8月1日付でヤマトキャリアサービスから社名を変更したヤマトwebソリューションズ(YWS)。IT関連の人材派遣のほか、サイトの構築や運用支援、仮想モール出店事業者向けの集客ツール「タッチパネルECアプリ」の提供などのwebソリューション事業を手掛ける同社だが、今回の社名変更を機に、通販・ネット販売事業者に向けたwebソリューション系の提案を強化する考えのようだ。奥住智洋社長に話を聞いた。
(聞き手は本紙編集次長・後藤浩)


─8月1日付で社名を変更した。

 「当社は現在、人材派遣とwebソリューションを主な事業として展開している。もともとは人材派遣をメーンとしていたのだが、人材派遣会社がweb関係の仕事もするというよりも、webの企業が人材派遣もできるという方が受け入れられやすいと考え、ヤマトキャリアサービスからヤマトwebソリューションズに社名を変更した」

──人材派遣からwebソリューションに事業を拡大した理由は。
 
 「法改正やリーマンショックの影響で派遣業界全体が厳しい状況となる中、ヤマトグループの一員として新たな成長戦略を描く必要があった。ヤマトグループでは商品配送や物流、決済など通販に関連した付帯業務をお手伝いし、通販事業者に本業の商品企画に専念してもらう方向で動いているが、グループ各社の事業をマッピングしたところ、ネット販売のフロント部分に対応したサービスを提供しているところがなかった。ここに手を挙げれば、グループとしての一気通貫のサービスが強化されると考えた」
 
──競合が激しい領域にも思えるが。
 
 「意外と同様の事業モデルを手掛けている会社は少ない。実際、人材派遣会社はwebデザイナーなどを派遣することがあっても、自らサイト構築を手掛けることはなく、web制作会社でも人材を送り込んでサイト運営を支援するということはあまりしていない。当社の場合、その両方ができ、物流や商品配送などグループ各社のサービスも提案できるのが強みだ」
 
──webソリューション事業の基本戦略は。
 
 「仮想モール出店事業者向けに提供している『タッチパネルECアプリ』のようなシンプルで分かりやすい『フックサービス』で新規の顧客企業との口座を開き、サイト運営支援など人材派遣の『高度化ソリューション』を組み合わせた提案で顧客企業が本業に専念できる体制作りを支援する方向で考えている」
 
──仮想モール出店事業者向けの集客ツールとなる「タッチパネルECアプリ」を単体で拡販し新たな収益源を作るという方向性もあると思うが。
 
 「当初は、『タッチパネルECアプリ』を拡販し、シェアで売り上げを作ることを考えていたのだが、見込みが若干ずれ、現在の導入企業数は約150社にとどまっている。一方で、実際に『タッチパネルECアプリ』を販売していく中で、顧客企業に人材を送りショップの運営をお手伝いすることが非常に喜ばれた。それが『タッチパネルECアプリ』と『高度化ソリューション』を組み合わせた展開を行うきっかけにもなっている」
 
──具体的な成果は。
 
 「既存の150社の中でも関係性を深耕できるケースも出てきている。例えば、『タッチパネルECアプリ』をきっかけに取引をはじめた紳士服のネット販売を行う事業者では、ネット販売を強化しようということで、現在、ブランドやサイズ別に6サイトを運営しており、各サイトへの商品画像のアップや商品データのエントリー作業などを当社から人材を送り支援している。売り上げの面でも『タッチパネルECアプリ』の売り上げが月々数万円なのに対し、人材派遣の部分で年間数千万円になるなど、ひとつのモデルケースになっている」
(つづく)


Trackbacks:0

TrackBack URL for this entry
http://www.tsuhanshinbun.com/mtos-admin/mt-tb.cgi/2213
Listed below are links to weblogs that reference
ヤマトWebソリューションズ  新たな展開の方向性とは㊤ from 通販新聞

Home > フルフィルメント > ヤマトWebソリューションズ  新たな展開の方向性とは㊤

Amazon出品サービス
Search
Feeds

△ ページtopへ