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ヤフー、モール出店者の物流代行、アスクルの物流網を活用で当日・翌日配送にも対応

ヤフー(本社・東京都港区、宮坂学社長)は7月19日から、同社が運営する仮想モールの出店者向けに新たな通販物流代行サービスを開始した。資本業務提携するグループのアスクルの物流網を活用し、モール出店者の商品入庫から梱包、配送まで物流業務全般を代行する。自社通販で速配を行うアスクルの物流に乗せるため、代行サービス利用者の商品についても当日・翌日配送が可能となる。モール出店者であれば、ヤフーのモール商品のみならず、自社サイトや他モールの商品の配送に関しても同サービスを利用できる。物流代行サービス開始で仮想モール全体で速配可能商品などを増やし、楽天やアマゾンなど先行する競合に対抗したい狙い。

ヤフーロジ.jpgヤフーが開始した仮想モール「ヤフーショッピング」の出店者向け物流代行サービスは「Yahoo!ロジスティクス」。資本業務提携を結んでいるアスクルの物流子会社、Bizexと連携し、同社が運営する都内の物流拠点で通常はアスクルの法人向けオフィス用品通販の商品の物流業務を行っている広さ約1万9014平方メートルの「DCM新木場センター」の一角を活用してモール出店者の商品の入庫・検品、梱包、出荷、配送、棚卸、返品、保管など物流に関わるすべての作業取次をパッケージ化して代行するもの。なお、オプションとして品質検品やロット、期限品管理、ギフト包装、のし対応、チラシ封入なども行う。

 対応商品は常温保管が可能なもので冷凍・冷蔵品はスタート時点では未対応となる。また、大型商品も対応外。保管は1商品、1個から可能で、「ヤフーショッピング」に出店している事業者であれば、ヤフーのネット競売「ヤフオク!」で販売する商品はもちろん、自社通販サイトや他モールで販売する商品でも利用できる。料金は応相談だが、利用する出店者が配送料金の設定をしやすいよう全国一律・160サイズ以内、自社サイトや他モールなどでの受注分も同一料金とし、シンプルな料金体系とした。

 法人・個人向けの通販事業で当日・翌日配送をすでに実施中のアスクルの物流拠点および物流網を活用するため、モール出店者の商品も当日・翌日配送が可能となる。スタート時点では当日配送(午前8時までの受注分)の対応地域は関東の一都六県。翌日配送は本州および四国地方となる。

 同サービス利用者の商品は「ヤフーショッピング」内では当日配送に対応する商品「きょうつく」や翌日配送対応商品「あすつく」として速配対応商品を対象とした検索や同商品を集めたコーナーなどにも掲載されるなど、モール内での露出が増えるなどのメリットもあるようだ。

 ヤフーでは、物量が増え、自前での商品の出荷・発送の作業が困難になってきたが、自前で物流拠点などを持つまでには至らない中規模事業者をメーンターゲットとして、今後、営業活動を強化し徐々に利用者数を拡大していきたい考え。利用者数などを勘案しながら、アスクルが全国に持ついくつかの物流拠点でも物流代行サービスに対応していく模様で、当日・翌日の配送が可能となるエリアを増やしていきたい考え。

 ヤフーは従来からモール出店者向けにECに関連する各種の作業・業務について、専門業者を紹介する「コマースパートナー」という制度を作り、物流代行サービスについても支援を行ってきたが、自社グループを活用した自前での物流支援サービスは初めてとなるようだ。

 ヤフーは昨夏にアスクルに出資し筆頭株主となり、現在、日用品通販サイト「ロハコ」などを共同で運営しているが、アスクル出資のもう1つの目的として、速配に優れたアスクルの物流網を活用し、仮想モール出店者に速配可能な物流代行サービスを展開、モール全体の配送レベルアップや、すでに自社モールの出店者向けに物流代行事業を行っている楽天やアマゾンに対抗したい狙いもあった模様。競合が行う同様サービスと比較した場合に優位性や、今後の利用者数の推移など今回の新サービスの行方が注視されそうだ。

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