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JSCの篠原淳史社長に聞く・ショップチャンネルの現状と今後は?㊥ "漁のネット生中継"に手ごたえ 

 4-1.jpg前回に引き続き、ジュピターショップチャンネル(JSC)の篠原淳史社長に前期(2013年3月)の状況などについて聞いた。



──新規顧客獲得については。
 
 「現状のやり方では新客開拓の余地が少なくなってくるのは仕方ないことだ。そのような中で、今までもBS局で放送枠を購入して、番組を放送するなどの試みを行ってきたわけだが、より長期的に新客を獲得し続けるためにどうすべきかは常に試行錯誤している」
 
──そういた意味では一昨年1月にBS局やCS局で放送枠を購入し、インフォマーシャルを開始した。進捗はどうか。
 
 「今は行っていない。テストとしては一巡し、今年3月末で一旦、止めている」
 
──思ったほど効果がなかった?
 
 「インフォマーシャルには2つの目的があって、そうした試みでどの程度の新客がとれるか、というものと、短尺のインフォマーシャルの制作ノウハウがネット上のコンテンツとして転用できるか、という可能性だ。この2つの検証を一応、終えたため、インフォマーシャルを止めたということだ」
 
──新客獲得の別の新たな試みは何かあるのか。
 
 「これまでもBS局やU局でも実施してきたが、今度は地方局でも当社の番組をサイマルで放送して新客獲得も含めてどういった効果があるのか検証している。熊本とか京都の地方局などで1時間の放送枠を購入して番組を放映する試みをトライアルとしてやっている。無論、他の地方局やU局などについても数字次第で広げていきたいと思っている」
 
──ネット販売についてはどうか。新しい試みとして昨秋から漁の様子をネット限定で生中継し、その場でとれた魚を販売する試み「トルトコミテ」を開始しているが。
 
 「我々の生放送という強みを生かした仕掛けを活かす形で面白い試みだと思う。我々ならではのものだと思うし手ごたえは感じている。不漁の時には本当に売り物がないというリアリティが話題を呼んでいる(笑)。『トルトコミテ』のフェイスブックの『いいね!』の数は3万を超えているし、様々な漁協、港からお声掛け頂くようにもなった。ケーブルテレビからは『コンテンツとして放送したい』という声も頂いているなど反響は高い。あとはこれを"実業"としてどう形を整えていくのかだ。まだ、オペレーションの確立時期だ。各地各港できちんとオペレーションができるように、コスト面でのバランスもとりつつ、採算がとれるようになっていけばその集積を図っていればよいだろうと思っている。だから今は大きく規模を拡大する段階ではないと思っている。一方でネット販売の強化のメーンはどなたでも当社の番組を視聴できる環境を整えることだろうと思う。当社のお客様は50~60代が主なところだが、当該世代も今やPCやスマホ、タブレットを使うことは当たり前になりつつある。それぞれのお客様はそれぞれ場所、時間、嗜好に合わせて様々なデバイスを使い分けていると思う。どんなデバイスであれ、当社を見て頂ける、接して頂ける環境作りが一番重要だと考えている」
 
──具体的には。
 
 「特段、変わったことではなく、今でも当社のサイトでテレビの生放送が閲覧できるようになっている。より見やすく使い勝手を良くしようとするとどうサイトを変えていけばよいのか。スマホとの連動はどうすればいいのか。これは各社やっていることだと思うが、当社はまだまだ追いついていないところもあると思う。まずはその基本をきちんとやっていきたい。これでテレビを見れない時にスマホやタブレットで番組を閲覧頂けるお客様が増えれば、またテレビを必ず見て頂ける。ネットの強化はテレビの強化にもつながってくると思う」
(つづく)

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