「ほっぺちゃん」とはサン宝石が開発した独自キャラクターのアクセサリーで、ホイップクリームのような形のシリコン樹脂製の本体に「目」と「ほっぺ」と「リボン」をつけたもの。主力の携帯電話用ストラップを中心に「もう分からないくらいだが、すでに100万個以上、売れているのは確か。今では月間35万個くらいは出る」(渡邊社長)とヒット商品となっている。
この「ほっぺちゃん」の人気はサン宝石によって仕掛けられたものではなく、購買層である女子小中学生の間でくちコミで自然発生的に生まれたようだ。もともと「ほっぺちゃん」はいくつかのアクセサリーなどをまとめて詰め込んだ「パック商品」の中の1つとして、神奈川・海老名市の直営店で一昨年5月ころから販売されていたものだったという。
そのうちに同店の来店客がこれまでなかったある行動を取るようになった。「パック商品を手にとって何かを見ている」。こうした行動をとる来店客は日を追うごとに増えていったという。そこで店員が来店客である少女に理由を尋ねたところ、「すごくかわいい『これ』が入っているものを買いたいから」とのこと。
この"情報"がサン宝石の本社にもたらされ、すぐに当該商品をパックではなく、単独で発売しようと決定。180円の「ほっぺちゃん」ストラップなどを発売したところ、「ものすごい勢いで売れた」(同)という。
人気の理由については「明確には分からないが、何かがはまったんだろう。びっくりしている」と渡邊社長は苦笑する。
昨年5月からは商品数も増やし、本格的に販売を開始。約20店ある直営店はもちろん、カタログおよびネット通販、全国各地で行う催事でも大人気。例えば最近、新設したある直営店では売り上げの約半分が「ほっぺちゃん」の関連商品。同じく催事でも最近ではやはり半分が「ほっぺちゃん」関連だという。
サン宝石の本社には「ほっぺちゃん」へのファンレターが1日に10枚以上届くようになった。中には大学ノートのページすべてに自身でデザインしたほっぺちゃんのイラストを描き送ってくるファンも出てきた。高まる人気を受けて、サン宝石では息の長いキャラクターに育てていこうと、昨夏に「ほっぺちゃんファンクラブ」を発足。会員には会員証が発行され、通常の通販カタログのほか、会報誌なども同送。会員限定の交流サイトにもログインできるようにした。また、「ほっぺちゃん」を割引価格で購入できたり、新作の「ほっぺちゃん」をいち早く購入できる会員特典をつけた。昨年7月に募集を始めた「ほっぺちゃんファンクラブ」の会員数は昨年末時点で10万人を突破。近く30万人程度まで増える見込みだという。
昨秋には出版社からのオファーを受け、幼児向けのコミック誌で「ほっぺちゃん」の漫画連載がスタートするなど、ますます盛り上がりを見せている「ほっぺちゃん」だが、課題もある。生産が追いつかないことだ。
同社では中国の浙江省に生産工場を持っており、そこで主に「ほっぺちゃん」の生産を手作業で行っているが、ベテランの作業員でも1日400個が限界。冬場はシリコンが乾くのに10日程度かかり、加えて、最近では「ほっぺちゃん」のバリエーションも増えてきているため、生産に時間がかかり、爆発的な売れ行きをカバーできる個数を作れないのが悩みのようだ。作業員を増員して生産量のアップを図っている最中だ。
「ほっぺちゃん」効果で同社の業績も好調を維持しているようだ。前期(2011年9月)は店舗や催事は順調だったが、通販事業の新規顧客獲得が思うように進まず、売上高は前年比4000万円増の39億5000万円、経常利益は店数を増やした店舗の運営コストがかさみ、同300万円減の1000万円で推移したが、今期は「ほっぺちゃん」効果がフルに寄与してくるため、増収増益を見込んでいるようだ。
この「ほっぺちゃん」の人気はサン宝石によって仕掛けられたものではなく、購買層である女子小中学生の間でくちコミで自然発生的に生まれたようだ。もともと「ほっぺちゃん」はいくつかのアクセサリーなどをまとめて詰め込んだ「パック商品」の中の1つとして、神奈川・海老名市の直営店で一昨年5月ころから販売されていたものだったという。
そのうちに同店の来店客がこれまでなかったある行動を取るようになった。「パック商品を手にとって何かを見ている」。こうした行動をとる来店客は日を追うごとに増えていったという。そこで店員が来店客である少女に理由を尋ねたところ、「すごくかわいい『これ』が入っているものを買いたいから」とのこと。
この"情報"がサン宝石の本社にもたらされ、すぐに当該商品をパックではなく、単独で発売しようと決定。180円の「ほっぺちゃん」ストラップなどを発売したところ、「ものすごい勢いで売れた」(同)という。
人気の理由については「明確には分からないが、何かがはまったんだろう。びっくりしている」と渡邊社長は苦笑する。
昨年5月からは商品数も増やし、本格的に販売を開始。約20店ある直営店はもちろん、カタログおよびネット通販、全国各地で行う催事でも大人気。例えば最近、新設したある直営店では売り上げの約半分が「ほっぺちゃん」の関連商品。同じく催事でも最近ではやはり半分が「ほっぺちゃん」関連だという。
サン宝石の本社には「ほっぺちゃん」へのファンレターが1日に10枚以上届くようになった。中には大学ノートのページすべてに自身でデザインしたほっぺちゃんのイラストを描き送ってくるファンも出てきた。高まる人気を受けて、サン宝石では息の長いキャラクターに育てていこうと、昨夏に「ほっぺちゃんファンクラブ」を発足。会員には会員証が発行され、通常の通販カタログのほか、会報誌なども同送。会員限定の交流サイトにもログインできるようにした。また、「ほっぺちゃん」を割引価格で購入できたり、新作の「ほっぺちゃん」をいち早く購入できる会員特典をつけた。昨年7月に募集を始めた「ほっぺちゃんファンクラブ」の会員数は昨年末時点で10万人を突破。近く30万人程度まで増える見込みだという。
昨秋には出版社からのオファーを受け、幼児向けのコミック誌で「ほっぺちゃん」の漫画連載がスタートするなど、ますます盛り上がりを見せている「ほっぺちゃん」だが、課題もある。生産が追いつかないことだ。
同社では中国の浙江省に生産工場を持っており、そこで主に「ほっぺちゃん」の生産を手作業で行っているが、ベテランの作業員でも1日400個が限界。冬場はシリコンが乾くのに10日程度かかり、加えて、最近では「ほっぺちゃん」のバリエーションも増えてきているため、生産に時間がかかり、爆発的な売れ行きをカバーできる個数を作れないのが悩みのようだ。作業員を増員して生産量のアップを図っている最中だ。
「ほっぺちゃん」効果で同社の業績も好調を維持しているようだ。前期(2011年9月)は店舗や催事は順調だったが、通販事業の新規顧客獲得が思うように進まず、売上高は前年比4000万円増の39億5000万円、経常利益は店数を増やした店舗の運営コストがかさみ、同300万円減の1000万円で推移したが、今期は「ほっぺちゃん」効果がフルに寄与してくるため、増収増益を見込んでいるようだ。
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